Veritas NetBackup™ for Oracle 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup (9.1)
  1. 概要
    1.  
      NetBackup for Oracle の新機能
    2.  
      NetBackup for Oracle について
    3.  
      NetBackup for Oracle の機能
    4.  
      NetBackup for Oracle の用語
    5.  
      Oracle インテリジェントポリシーを使用した NetBackup for Oracle の操作
    6.  
      クライアントでの RMAN 入出力のログ記録
    7.  
      スクリプトまたはテンプレートベースのポリシーを使用した NetBackup for Oracle 操作
    8.  
      Oracle RMAN について
    9.  
      Oracle リカバリカタログの概要
  2. NetBackup for Oracle クイックスタート
    1.  
      NetBackup for Oracle のインストール
    2.  
      Oracle データベースインスタンスの登録
    3.  
      Oracle データベースインスタンスグループの作成
    4.  
      Oracle ポリシーの作成
  3. NetBackup for Oracle のインストール
    1.  
      オペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認
    2.  
      NetBackup サーバーとクライアントの要件
    3.  
      NetBackup クラスタ内の SAP MaxDB、SAP Oracle、SAP HANA 向け NetBackup を使用するための必要条件
    4.  
      NetBackup for Oracle のライセンスについて
    5.  
      Oracle の正確なライセンスについて
    6. Oracle RMAN と NetBackup for UNIX のリンクについて
      1.  
        環境変数の検証および Oracle の停止
      2. Oracle RMAN と UNIX プラットフォーム上の NetBackup とのリンク設定
        1.  
          AIX (64 ビット版) の手動リンク
        2.  
          HP Itanium (64 ビット版) の手動リンク
        3.  
          Linux x86 (64ビット版) の手動リンク
        4.  
          IBM pSeries または zSeries の手動リンク
        5.  
          Solaris x86 (64ビット版) の手動リンク
        6.  
          Solaris SPARC (64 ビット版) の手動リンク
  4. Oracle のポリシー構成
    1. NetBackup for Oracle の構成の準備
      1.  
        Oracle ポリシー構成について
      2.  
        NetBackup SAN クライアントを使用する場合の Oracle ホームユーザー権限
      3.  
        NetBackup for Oracle のバックアップポリシー形式
      4.  
        [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)]の構成
    2. Oracle インテリジェントポリシーのインスタンス管理
      1.  
        NetBackup 検出サービスについて
      2.  
        Oracle データベースインスタンスリポジトリの表示
      3.  
        リポジトリに Oracle データベースインスタンスを手動で追加する
      4.  
        Oracle データベースインスタンスの登録
      5.  
        Oracle データベースインスタンスグループについて
      6.  
        インスタンスグループへのインスタンスの追加
      7.  
        インスタンスグループの自動登録
      8.  
        インスタンスの処理について
    3. Oracle インテリジェントポリシー (OIP) について
      1.  
        Oracle インテリジェントポリシー (OIP) の作成
      2.  
        Oracle インテリジェントポリシーに対する Oracle データベースアップグレードの影響
      3.  
        NetBackup for Oracle の自動バックアップスケジュール設定
      4.  
        Oracle インテリジェントポリシーを使用した NetBackup for Oracle スケジュールプロパティについて
      5.  
        Oracle インテリジェントポリシー - ストレージおよび保持
      6.  
        Oracle インテリジェントポリシーマスターサーバーの動作について
      7.  
        [インスタンスとデータベース (Instances and Databases)]タブ
      8.  
        [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブ
      9.  
        [Oracle]タブ
      10.  
        Oracle バックアップでの NetBackup Appliance 共有の使用について (Copilot)
      11.  
        共有を使った NetBackup Appliance での OIP 設定 (Copilot)
    4. スクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーについて
      1.  
        新しいスクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーの追加
      2.  
        ポリシー属性について
      3.  
        バックアップスケジュール、テンプレートおよびスクリプトについて
      4.  
        スケジュールプロパティについて
      5.  
        スクリプトベースまたはテンプレートベースのポリシー (ストレージおよび保持)
      6.  
        ポリシーへのクライアントの追加
      7. Oracle ポリシーへのバックアップ対象の追加について
        1.  
          NetBackup 管理コンソールでの[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストへのテンプレートの追加
        2.  
          NetBackup 管理コンソールでの[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストへのスクリプトの追加
      8. ランタイム環境の設定について
        1.  
          Oracle RMAN 環境について
        2.  
          NetBackup for Oracle によって設定される環境変数について
        3.  
          RMAN SEND コマンドの変数について
        4.  
          UNIX システムの bp.conf ファイルについて
      9. テンプレートおよびシェルスクリプトの作成について
        1.  
          NetBackup のバックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースの起動
        2.  
          RMAN テンプレートおよびシェルスクリプト
        3.  
          NetBackup for Oracle RMAN テンプレート生成ウィザードを使用した RMAN テンプレートの作成
        4.  
          テンプレートからの RMAN スクリプトの作成
        5. RMAN スクリプトの手動での作成について
          1.  
            NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトについて
          2.  
            NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトの使用
          3.  
            set duplex コマンドについて
        6.  
          テンプレートの格納について
        7.  
          シェルスクリプトの保存について
    5.  
      NetBackup for Oracle の NetBackup Client Service ログオンアカウントの設定
    6.  
      Oracle の NetBackup のためのテストの設定
  5. Oracle のバックアップとリストアの実行
    1.  
      NetBackup for Oracle の使用の概要
    2.  
      RMAN リポジトリの保守作業
    3.  
      RMAN リポジトリに対する問い合わせ
    4. NetBackup for Oracle バックアップについて
      1.  
        NetBackup for Oracle テンプレートの実行
      2.  
        bpdbsbora を使用したバックアップテンプレートの実行
      3.  
        NetBackup for Oracle シェルスクリプトの実行
      4.  
        RMAN の実行
    5.  
      bplist コマンドを使ったバックアップの表示
    6.  
      期限切れのバックアップイメージの管理
    7. NetBackup for Oracle のリストアについて
      1.  
        リカバリウィザードの起動
      2.  
        リカバリウィザードの使用
      3.  
        bpdbsbora を使ったリカバリテンプレートの実行
      4.  
        クライアント上の Oracle リカバリシェルスクリプトについて
      5.  
        RAC および Data Guard 対応インテリジェントポリシーでのカタログ名について
      6.  
        クライアントでの RMAN の実行
      7.  
        プロキシバックアップ用の Oracle マルチストリームリストアについて
      8. 代替クライアントへのリダイレクトリストア
        1.  
          代替リストア用のマスターサーバーの準備
        2.  
          RMAN を使用したリダイレクトリストアの実行について
        3.  
          例 - Oracle のリダイレクトリストアの実行
    8. Microsoft Windows Cluster 環境での NetBackup for Oracle の使用
      1.  
        Windows での Oracle クラスタデータベースのバックアップについて
      2.  
        Windows でのデータベースインスタンスのオフライン化
      3.  
        Windows でのデータベースインスタンスのオンライン化
      4.  
        Windows クライアントでのユーザー主導のバックアップまたはリストア
    9.  
      Oracle Copilot イメージからのインスタントリカバリポイントの作成
    10.  
      Oracle Copilot インスタントリカバリのインスタントリカバリポイントの削除
    11.  
      データベースの指定した時点へのリストア後、Copilot の共有をクリーンアップする
    12.  
      Copilot リカバリポイントから ASM ストレージにシングルステップでリストアする
    13.  
      RMAN を使った、データファイルコピーから ASM ストレージへのリストアについて
  6. ガイド付きリカバリ
    1.  
      ガイド付きリカバリについて
    2.  
      ガイド付きリカバリのクローン操作のための設定
    3.  
      ガイド付きリカバリのクローン操作前のチェック
    4.  
      ガイド付きリカバリのクローン操作の実行
    5.  
      [マスターサーバーの選択 (Select a Master Server)]ダイアログ
    6.  
      [ソースデータベースの選択 (Select Source Database)]パネル
    7.  
      [制御ファイルバックアップの選択 (Select Control File Backup)]パネル
    8.  
      宛先ホストとログインパネル
    9.  
      [宛先パラメータ (Destination Parameters)]パネル
    10.  
      [選択の概略 (Selection Summary)]パネル
    11.  
      [クローン前チェック (Pre-clone Check)]パネル
    12.  
      [ジョブの詳細 (Job Details)]パネル
    13.  
      ガイド付きリカバリクローン後操作
    14. ガイド付きリカバリのトラブルシューティング
      1.  
        バックアップ時のメタデータ収集操作のためのトラブルシューティングファイル
      2.  
        ガイド付きリカバリの検証操作のためのトラブルシューティングファイル
      3.  
        ガイド付きリカバリのクローン操作のためのトラブルシューティングファイル
  7. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle
    1. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle について
      1.  
        プロキシコピー
      2.  
        NetBackup for Oracle のストリームベースの処理
      3.  
        NetBackup for Oracle のファイルベースの処理
    2. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle の動作
      1.  
        NetBackup for Oracle のバックアップおよびリストア処理について
      2.  
        拡張バックアップ方式でサポートされるデータベースオブジェクト
      3.  
        NetBackup の複数ストリームについて
      4.  
        RMAN の複数のチャネル
      5.  
        新しい場所へのデータファイルのリストア
      6.  
        代替クライアントへのリダイレクトリストア
      7.  
        シンボリックリンクおよび raw データファイル (UNIX)
      8.  
        Quick I/O データファイル (UNIX)
      9.  
        RMAN の増分バックアップ
      10.  
        プロキシバックアップの例
    3. NetBackup for Oracle による Snapshot Client の構成について
      1.  
        NetBackup for Oracle のスナップショットバックアップの構成要件
      2.  
        NetBackup for Oracle のスナップショットポリシーの構成
      3.  
        共有を使った NetBackup Appliance でのスナップショットポリシーの設定 (Copilot)
    4. スナップショットバックアップからの NetBackup for Oracle のリストア
      1.  
        NetBackup for Oracle スナップショットバックアップからの個々のファイルのリストアについて
      2. NetBackup for Oracle でのスナップショットロールバックを使用したボリュームおよびファイルシステムのリストアについて
        1.  
          Java または Windows インターフェースからのスナップショットロールバックリストアの実行
        2.  
          スクリプトまたは RMAN コマンドを使用したスナップショットロールバックリストアの実行
        3.  
          NetBackup for Oracle で指定した時点への SnapVault バックアップからのロールバックリストアの実行 (UNIX)
    5. UNIX の NetBackup for Oracle Block Level Incremental バックアップの構成について
      1.  
        BLI と NetBackup for Oracle の連携方法 (UNIX)
      2.  
        Storage Checkpoint 機能と NetBackup for Oracle について
      3.  
        NetBackup for Oracle の BLI バックアップの構成要件
      4. NetBackup for Oracle を使用した BLI バックアップポリシーの構成
        1.  
          NetBackup for Oracle BLI バックアップ形式について
    6. Snapshot Client の影響について
      1.  
        Snapshot Client ソフトウェアがバックアップ形式にどのように影響するか
      2.  
        Snapshot Client ソフトウェアがスケジュールのプロパティにどのように影響するか
      3.  
        Snapshot Client ソフトウェアがテンプレートとスクリプトに与える影響
      4.  
        Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle の環境変数
    7. レプリケーションディレクタの Oracle サポートについて
      1.  
        レプリケーションディレクタを使った Oracle インテリジェントポリシーの設定
      2.  
        スクリプトまたはテンプレートに基づく Oracle ポリシーの設定
  8. トラブルシューティング
    1.  
      トラブルシューティング NetBackup for Oracle について
    2.  
      NetBackup for Oracle のトラブルシューティング手順について
    3.  
      NetBackup のデバッグログとレポート
    4.  
      デバッグログの手動での有効化 (Windows)
    5.  
      デバッグログの手動での有効化 (UNIX)
    6.  
      NetBackup for Oracle のログファイルについて
    7.  
      Windows クライアントのデバッグレベルの設定
    8.  
      UNIX クライアントのデバッグレベルの設定
    9.  
      RMAN ユーティリティのログについて
    10. RMAN のバックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティング
      1.  
        UNIX での RMAN スクリプトの確認
      2.  
        バックアップまたはリストアの各段階でのトラブルシューティング
    11.  
      UNIX ブラウザインターフェースおよびウィザードのトラブルシューティング
    12.  
      Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle のトラブルシューティング
    13.  
      大規模なデータベースのリストアにおけるタイムアウトエラーの最小化
    14.  
      データベースバックアップのテープのロードとアンロード回数の最小化
    15.  
      バックアップジョブの転送および完了の遅延
  9. 付録 A. 重複排除のベストプラクティス
    1.  
      ストリームベースのプロキシコピー Oracle バックアップの最適化と重複排除
    2.  
      Oracle ストリームハンドラ
    3.  
      ストリームベースの Oracle バックアップの構成
    4.  
      ストリームベースのバックアップの RMAN スクリプトの例
    5.  
      プロキシコピーバックアップのための RMAN スクリプトの編集と NetBackup for Oracle の構成
    6.  
      プロキシコピーのバックアップの RMAN スクリプトの例
  10. 付録 B. SFRAC の Snapshot Client サポート
    1.  
      SFRAC の Snapshot Client サポートについて
    2.  
      SFRAC 環境の NetBackup の構成
    3.  
      バックアップ操作用の SFRAC 環境の構成
    4.  
      SFRAC 環境でのロールバックリストアの実行
    5.  
      SFRAC 環境での NetBackup のトラブルシューティング
  11. 付録 C. UNIX および Linux システムでの RMAN を使用しないスクリプトベースの Block Level Incremental (BLI) バックアップ
    1.  
      RMAN を使用しないスクリプトベースの Block Level Incremental (BLI) バックアップについて
    2.  
      BLI バックアップおよびリストア操作について
    3. RMAN を使用しない BLI バックアップのインストール要件の確認
      1.  
        ファイルシステムおよび Storage Checkpoint の領域管理
    4. スクリプトベースの BLI バックアップの NetBackup ポリシーの作成
      1.  
        BLI バックアップに必要なポリシーの数
      2.  
        BLI ポリシー属性について
      3.  
        BLI クライアントリストについて
      4.  
        BLI バックアップのバックアップ対象リスト
      5.  
        BLI バックアップポリシーのスケジュールについて
      6.  
        Oracle の BLI バックアップポリシーの例
      7.  
        [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum Jobs per Client)]グローバル属性の設定
      8.  
        BLI バックアップ方式について
      9. BLI バックアップの通知スクリプトの作成
        1.  
          BLI バックアップの POLICY_IN_CONTROL の識別
        2.  
          BLI スクリプトの Oracle 環境変数
        3.  
          その他のポリシーの BLI 通知スクリプトについて
        4.  
          setup_bli_scripts セッションのサンプル
    5. バックアップとリストアの実行
      1.  
        NetBackup for Oracle エージェント自動バックアップについて
      2.  
        NetBackup for Oracle の手動バックアップについて
      3.  
        Quick I/O ファイルのバックアップ
      4.  
        BLI バックアップイメージのリストア
      5.  
        NetBackup バックアップおよびリストアログについて
    6. バックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティングについて
      1.  
        バックアップとリストア操作の段階別のトラブルシューティング方法
      2.  
        NetBackup リストアとバックアップ状態コード
      3.  
        NetBackup のバックアップパフォーマンスの向上
      4.  
        BLI バックアップとデータベースのリカバリについて
  12. 付録 D. XML Archiver
    1. NetBackup for Oracle の XML エクスポートおよび XML インポート
      1.  
        NetBackup for Oracle の XML エクスポートおよび XML インポートのアーカイブ機能
      2.  
        XML エクスポートのアーカイブ処理
      3.  
        処理のシーケンス: XML エクスポートアーカイブ
      4.  
        XML インポートのリストア処理
      5.  
        処理のシーケンス: XML インポートのリストア
    2.  
      XML エクスポートパラメータファイルでユーザーが設定する環境変数について
    3. XML エクスポートのテンプレートおよびシェルスクリプトについて
      1.  
        NetBackup for Oracle ウィザードを使用した XML エクスポートテンプレートの作成 (UNIX)
      2.  
        NetBackup for Oracle ウィザードを使用した XML エクスポートテンプレートの作成 (Windows)
      3.  
        テンプレートからの XML エクスポートスクリプトの作成
      4.  
        XML エクスポートスクリプトの手動での作成
    4. XML エクスポートアーカイブの実行
      1.  
        NetBackup for Oracle XML エクスポートテンプレートの実行
      2.  
        bpdbsbora を使用した XML エクスポートテンプレートの実行
      3.  
        クライアントでの NetBackup for Oracle XML エクスポートスクリプトの実行
      4.  
        クライアントでの Oracle ユーザーとしての bporaexp の実行
      5.  
        ディレクトリへの書き込みとストレージユニットへの書き込み
      6.  
        bporaexp パラメータについて
    5.  
      bporaimp パラメータを使った XML エクスポートアーカイブの表示
    6.  
      bplist を使った XML エクスポートアーカイブの表示
    7. XML エクスポートアーカイブのリストア
      1.  
        クライアントでの XML インポートウィザードの実行
      2.  
        bpdbsbora を使った XML インポートテンプレートの実行
      3.  
        クライアントでの XML インポートスクリプトの実行
      4.  
        クライアントでの bporaimp の実行
      5.  
        bporaimp パラメータについて
      6. 代替クライアントへの XML エクスポートアーカイブのリダイレクトリストアについて
        1.  
          bporaimp を使用した新規クライアントへの XML エクスポートアーカイブのリダイレクトリストア
        2.  
          例 - リダイレクトリストアでの bporaimp の使用
    8. XML エクスポートエラーまたは XML インポートエラーのトラブルシューティング
      1.  
        ログの確認によるエラーの原因の判断
      2.  
        XML エクスポートまたは XML インポートの各段階でのトラブルシューティング
    9.  
      その他の XML エクスポートおよび XML インポートのログ
  13. 付録 E. 承認を受けた場所の登録
    1.  
      NetBackup データベースのスクリプトベースポリシーで使用する承認を受けた場所の登録
  14.  
    索引

[Oracle]タブ

このタブには、データベース、テーブル領域、データファイル、アーカイブ REDO ログ、ファイル名の形式およびデータベースバックアップ共有のオプションが含まれています。

表: Oracle タブフィールド

フィールド

説明

テーブルスペース/データファイルのオプション (Tablespace/Datafile Options)

[並列ストリーム数 (Number of parallel streams)]は、バックアップ処理で使用できる並列バックアップストリームの数です。

Oracle RAC がポリシーに含まれている場合、[並列ストリーム数 (Number of parallel streams)]オプションを設定すると、ノードごとにストリームが設定されます。たとえば、Oracle RAC に有効な 2 つのノードが存在し、[並列ストリーム数 (Number of parallel streams)]が 2 に設定されている場合、NetBackup は4 つのストリームを使用します。NetBackup は、アクティブノードごとに 2 つの並列ストリームを使用します。

読み取り専用のテーブルスペースオプションを有効にするには、[読み取り専用テーブルスペースオプションを指定 (Specify read-only tablespace options)]を選択します。可能な値は、SKIP と FORCE です。SKIP とは、バックアップ中に読み取り専用テーブルスペースをスキップすることです。FORCE は RMAN がすべてのファイルをバックアップすることを意味します。

[オフライン (コールド) データベースバックアップ (Offline (cold) database backup)] を選択し、Oracle Database をシャットダウンしてマウント状態にします。

  • このオプションが PDB と使われる場合は、PDB はバックアップのためにマウント済みの状態になります。バックアップが完了すると、PDB はバックアップの前の状態に戻ります。

オフラインのデータファイルにアクセスしないバックアップ処理を指定するには、[オフラインのデータファイルをスキップ (Skip offline datafiles)] を選択します。

テーブルスペース/データファイルのオプション (Tablespace/Datafile Options) (続き)

Data Guard のバックアップオプションを選択します。このオプションを指定すると、常にプライマリデータベースまたはスタンバイデータベースをバックアップするようポリシーに指定できます。ドロップダウンでは次のオプションを利用できます。

  • [なし (None)] - NetBackup は Data Guard の役割を参照しません。ポリシーの実行時にポリシー内の各インスタンスまたは RAC データベースがバックアップされます。

  • [プライマリが必須 (Require primary)] - このオプションは、ポリシーのインスタンス (または RAC データベース) のリスト内のプライマリ Data Guard データベースをバックアップします。

    プライマリが利用できない場合、バックアップは失敗します。NetBackup がプライマリデータベースを検出できないことを示すメッセージがジョブの詳細に表示されます。

  • [スタンバイが必須 (Require standby)] - このオプションは、ポリシーのインスタンス (または RAC データベース) のリスト内のスタンバイ Data Guard データベースをバックアップします。NetBackup が検出した最初のスタンバイデータベースがバックアップされます。現在、スタンバイデータベースの優先順位を設定する方法はありません。

    Oracle インテリジェントポリシーでは、Data Guard スタンバイデータベースの RMAN プロキシ形式のバックアップはサポートされていません。

    スタンバイが利用できない場合、バックアップは失敗します。NetBackup がスタンバイデータベースを検出できないことを示すメッセージがジョブの詳細に表示されます。

  • [スタンバイを優先 (Prefer standby)] - このオプションは、ポリシーのインスタンス (または RAC データベース) のリスト内のスタンバイ Data Guard データベースをバックアップします。スタンバイデータベースが検出されず、プライマリが利用可能な場合、プライマリデータベースがバックアップされます。

    Oracle インテリジェントポリシーでは、Data Guard スタンバイデータベースの RMAN プロキシ形式のバックアップはサポートされていません。

メモ:

[プライマリが必須 (Require primary)]、[スタンバイが必須 (Require standby)]、または[スタンバイを優先 (Prefer standby)]を選択した場合は、次のことが適用されます。

ポリシーの実行時にバックアップされるデータベースは 1 つのみです。

ポリシーに一覧表示されているすべてのインスタンスまたは RAC データベースは、同じ Data Guard 構成の一部である必要があります。Data Guard 構成ごとに個別のポリシーが必要です。

ポリシーはインスタンスグループを保護できないか、バックアップ形式が[データベースのバックアップ共有 (Database Backup Shares)]または[データベース全体 - データファイルコピーの共有 (Whole Database - Datafile Copy Share)]である必要があります。これらは Data Guard 対応ポリシーと互換性がありません。

最大値の制限を指定 (Specify maximum limits)

複数の I/O およびバックアップセット制限にアクセスするには、[最大値の制限を指定 (Specify maximum limits)]を選択します。次のパラメータを修正する必要があるのはごくまれです。これらの値が変更されない場合、バックアップ時に RMAN で定義されているデフォルト値を使います。RMAN のデフォルト値では通常、最適なパフォーマンスを実現できます。

[I/O 制限の最大値 (Maximum I/O Limits)]パラメータ:

  • [読み込み速度 (KB/秒) (Read rate (KB/sec))] (率) は RMAN がこのチャネルで毎秒読み込む KB の最大数を指定します。このパラメータセットでは、RMAN が多くのディスク帯域幅を消費しパフォーマンスを低下させないように読み込まれるバイトの上限を設定します。

  • [バックアップピースのサイズ (KB)(Size of backup piece (KB))] (MAXPIECESIZE) では、このチャネルで作成される各バックアップピースの最大サイズを指定します。

  • [オープンファイル数 (Number of open files)] (MAXOPENFILES) では、任意の時間においてバックアップ処理が開くことができる入力ファイルの最大数を制御します。

  • セクションサイズ (SECTION SIZE) は、rman バックアップ中に rman の multisection バックアップを有効にします。Multisection バックアップが実行されると、RMAN チャネルは各ファイルセクションを個別に (順次または並列で) 処理できます。Multisection バックアップは、複数のチャネルを使用して 1 つのファイルをバックアップします。このオプションでは、セクションサイズを MB または GB に設定できます。

    [バックアップピースのサイズ (KB) (Size of backup piece (KB))]と[セクションサイズ (Section size)]は互いに排他的です。NetBackup はこのオプションが有効な場合は、自動的に[バックアップピースのサイズ (KB) (Size of backup piece (KB))]を 0 に設定します。

メモ:

Oracle クローン機能では、[セクションサイズ (Section size)]バックアップはサポートされません。クローン作成は Oracle 11gR2 でのみサポートされます。

[バックアップセット制限の最大値 (Maximum Backup Set Limits)]パラメータ:

  • [1 バックアップセットあたりのファイル数 (Number of files per backup set)] (FILESPERSET) では、各出力バックアップセットに含める入力ファイルの最大数を指定します。

  • [バックアップセットのサイズ (KB)(Size of the backup set (KB))] (MAXSETSIZE) では、バックアップセットの最大サイズを KB 単位で指定します。

バックアップ識別子オプション (Backup Identifier Options)

[バックアップセットの識別子 (Backup set identifier)] (タグ) はバックアップセット、プロキシの複製、データファイルの複製、または制御ファイルのコピーのユーザー指定タグ名を指定します。タグはバックアップが生成する出力ファイルに適用されます。

[データファイルコピー (Datafile copy)]タグ: このオプションは、[Whole Database - Datafile Copy Share (データベース全体 - データファイルコピーの共有)]オプションを使うときに、ユーザー指定のタグ名を指定します。タグは、アプライアンス上にあるデータファイルと関連付けられており、増分結合処理中に使われます。

アーカイブ REDO ログオプション (Archived Redo Log Options)

アーカイブ REDO ログを完全および増分スケジュールのバックアップに含めるには、[完全および増分スケジュールにアーカイブ REDO ログをインクルード (Include archived redo logs in full and incremental schedules)] を選択します。

選択した数のバックアップに成功した後、アーカイブ REDO ログを削除するには、[コピーの作成後に削除 (Delete after making copies)]を選択します。バックアップ後の削除処理をスキップしてログを保持するには、チェックボックスのチェックをはずすか、0 に設定します。

[並列ストリーム数 (Number of parallel streams)]では、バックアップ内の並列処理数を制御できます。この値には、RMAN とデータベースインスタンス間の接続の最大数を指定します。それぞれの接続によって、ターゲットインスタンスの Oracle Database サーバーセッションが開始されます。このサーバーセッションによって、バックアップセットのバックアップ処理が実行されます。

Oracle RAC がポリシーに含まれている場合、[並列ストリーム数 (Number of parallel streams)]オプションを設定すると、ノードごとにストリームが設定されます。たとえば、Oracle RAC に有効な 2 つのノードが存在し、[並列ストリーム数 (Number of parallel streams)]が 2 に設定されている場合、NetBackup は 4 つのストリームを使用します。NetBackup は、アクティブノードごとに 2 つの並列ストリームを使用します。

アーカイブ REDO ログのカスタム制限を設定するには、[最大値の制限を指定 (Specify maximum limits)]を指定します。

  • [1 バックアップセットあたりのファイル数 (Number of files per backup set)] では、各出力バックアップセットに含めるアーカイブ REDO ログファイルの最大数を指定します。

  • [バックアップセットのサイズ (KB)(Size of backup set (KB))] (MAXSETSIZE) では、アーカイブ REDO ログに KB 単位でバックアップセットの最大サイズを指定します。

ユーザー指定のバックアップファイル名形式 (User Specified Backup File Name Formats)

[バックアップファイル名形式を指定 (Specify backup file name formats)] を選択して、データファイル、アーカイブ REDO ログ、コントロールファイルおよび高速リカバリ領域 (FRA) のさまざまなバックアップファイル名の形式を設定します。

すべての RMAN バックアップピース名に指定された形式が _%u を使用して _%t で終わることを確認します (コントロールファイルの自動バックアップは除く)。NetBackup では、カタログイメージの検索条件の一部にこのタイムスタンプを使用します。このタイムスタンプを指定しない場合、NetBackup カタログの拡大に伴ってパフォーマンスが低下する場合があります。これらの推奨事項は、適切なバックアップ、リストア、およびクロスチェックの機能を保証するのに役立ちます。

メモ:

デフォルトで、OIP は次の _d%d_u%u_s%s_p%p_t%t を使用します。

データベースバックアップの共有オプション (Database Backup Share Options)

これらのオプションでは、バックアップセットおよびバックアップコピー (データおよび制御ファイルのコピー) がアプライアンスの共有から自動的に削除されるまでの時間を設定できます。ただし、ファイルが削除されるのは、共有から正常にバックアップされた場合のみです。2 つのオプションは、[次の時間の経過後に、保護されたバックアップセットを共有から削除 (Delete protected backup sets from share after)]と[次の時間の経過後に、保護されたバックアップコピーを共有から削除 (Delete protected backup copies from share after)]です。削除は共有のファイルの経過時間に基づいています。元のダンプ時間または更新の時間 (ファイルで増分結合が行われる場合) によって、ファイルの経過時間が判断されます。

これらのオプションは、[データベースバックアップ共有 (Database Backup Shares)]オプションが[バックアップ対象 (Backup Selections)]タブで選択されている場合にのみ利用可能です。

ドロップダウンを使用して、分、時間、日、または週を設定します。

メモ:

[データベースバックアップ共有 (Database Backup Shares)]の削除オプションは、メディアサーバーが NetBackup Appliance であるときにのみ設定できます。このオプションは、他のいずれの種類のメディアサーバーでも機能しません。この機能を使用するには、NetBackup Appliance のソフトウェアバージョン 2.7.1 以降が必要です。