Veritas NetBackup™ リリースノート

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (9.0)
  1. NetBackup 9.0 について
    1.  
      NetBackup 9.0 のリリースについて
    2.  
      NetBackup の最新情報について
    3.  
      NetBackup サードパーティの法的通知について
  2. 新機能、拡張機能および変更
    1.  
      NetBackup の新しい拡張と変更について
    2. NetBackup 9.0 の新機能、変更点、拡張機能
      1.  
        メディアサーバーを廃止した後の不正なメディアサーバーの防止
      2.  
        Web UI での HSTS の有効化
      3.  
        NetBackup Web UI での NDMP ポリシー管理
      4.  
        SQL Server インスタントアクセスとユニバーサル共有用の Samba ユーザーの設定
      5.  
        NetBackup 9.0 の RESTful API
      6.  
        SAML ユーザーに対する API キーのサポート
      7.  
        今後のリリースで非推奨になる Oracle インスタンスグループおよび nboradm コマンド
      8.  
        RBAC の機能強化
      9.  
        終了日時が 2038 年を超える保持期間
      10.  
        NetBackup イメージの新しい無制限の値が与える OpsCenter のカスタム SQL クエリーの構築への影響
      11.  
        Nutanix AHV VM を保護する BigData ポリシーの廃止
      12.  
        Microsoft Azure Archive 内のバックアップからのリストアについて
      13.  
        NAS-Data-Protection ポリシーの[チェックポイントの間隔: (分) (Take checkpoints every __ minutes)] 属性のサポート
      14.  
        NAS-Data-Protection ポリシーでのアクセラレータの無効化
      15.  
        NetBackup 9.0 のサポートの追加および変更点
      16.  
        MongoDB 4.2 のサポート
      17.  
        管理対象ディスクを備えた Azure Stack のサポート
      18.  
        将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
      19.  
        無制限の有効期限変換
      20.  
        NetBackup 9.0 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにマスターサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
      21.  
        Cloud Catalyst の NetBackup からの削除
      22.  
        Qumolo ストレージアレイのサポート
      23.  
        Dell EMC PowerScale (Isilon) ストレージアレイのサポート
      24.  
        VMware エージェントレスリストアの制限されたリストアモード
      25.  
        Windows ユーザーアカウント制御 (UAC) の VMware エージェントレスサポート
      26.  
        Veritas Smart Meter は Veritas Usage Insights へ
      27.  
        NetBackup 9.0 以降での OpsCenter からの OpsCenter Agent と重複排除機能の削除
  3. 操作上の注意事項
    1.  
      NetBackup 9.0 の操作上の注意事項について
    2. NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
      1.  
        CA の移行を開始した後、接続エラーが発生することがある
      2.  
        Windows で NetBackup 9.0 のアップグレードが失敗した場合に以前のログフォルダ構造に戻す
      3.  
        ネイティブインストールの要件
      4.  
        NetBackup サーバーで RFC 1123 と RFC 952 に準拠したホスト名を使用する必要がある
      5.  
        インストール DVD を挿入すると表示されるメニューからインストールしないでください
      6.  
        HP-UX ItaniumのvPars SRPのコンテナのサポートについて
    3. NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
      1.  
        NetBackup サービスを起動すると Solaris プラットフォームで警告が生成されることがある
      2.  
        NetBackup Messaging Broker (mqbroker) が実行されている場合でも、サービスのリストに表示されない
      3.  
        バックアップが状態コード 2074「ディスクボリュームが停止しています」で失敗する
      4.  
        NAS-Data-Protection ポリシーのルート (「/」) フォルダのリストアが失敗する
      5.  
        BigData ポリシーを使用する作業負荷のバックアップが失敗する
      6.  
        BigData ポリシーを使用する作業負荷で子バックアップジョブがキューに投入された状態になることがある
      7.  
        非 WORM 対応のストレージから NetBackup がイメージを期限切れにしようとすると、ジョブの詳細にエラーが表示される
      8.  
        NetBackup CA の移行またはアップグレードの開始時における NetBackup Web サーバー証明書の更新の失敗
      9.  
        リソースグループ名にピリオド (.) が含まれると Microsoft Azure のバックアップが失敗する
      10.  
        子ジョブが失敗した、または取り消された場合に、SLP がマルチストリームバックアップを再試行しない
      11.  
        デバイスツリーに表示されている古いデバイス
      12.  
        一時デバイスがファイルシステム資産として一覧表示される
    4. NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
      1.  
        NetBackup Web UI からグローバル NDMP クレデンシャルオプションが利用できない
      2.  
        NetBackup Web UI 機能のブラウザ間の相違点
      3.  
        NetBackup Web UI でのセキュリティイベントリストの検索の制限事項
      4.  
        NetBackup 9.0 がサポートするアクセス制御方式
      5.  
        X フォワーディングを使った NetBackup 管理コンソールの起動が特定の Linux プラットフォーム上で失敗することがある
      6.  
        NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
      7.  
        Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
    5. NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
      1.  
        BMR ブートサーバーは NetBackup Appliance または Flex Appliance でサポートされていない
      2.  
        BMR のリストアでフォーマットとボリュームの作成手順に長時間かかることがある
    6. NetBackup クラウドの操作上の注意事項
      1.  
        RHEL 8 でのクラウドリカバリホストの構成
    7. NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
      1.  
        CloudPoint CFT のアップグレード
      2.  
        CloudPoint ホストで機能していないプロセスが続行する
      3.  
        スナップショットジョブが例外のために失敗する
      4.  
        スナップショットを削除しても NetBackup Web UI に表示される
      5.  
        ターゲットパスを削除して再作成すると個別リストアが失敗する
      6.  
        Gov クラウドまたは中国地域でパブリッククラウドがサポートされない
      7.  
        AWS マーケットプレース AMI から作成されたインスタンスでインデックス付けがサポートされない
      8.  
        一貫したホストスナップショットが失敗する場合がある
      9.  
        [認証方式 (Authentication Method)]フィールドに空白が表示された IAM ロールを持つ AWS プラグインの構成
      10.  
        MongoDB のスナップショットの作成ジョブがフリーズする場合がある
      11.  
        ジョブの実行中にクラウドプラグインを更新するとジョブが失敗する
      12.  
        ユーザーとパスワードの両方が更新されると権限拒否エラーが発生する
      13.  
        Google Cloud Platform の異なるソースおよびターゲットゾーンがサポートされない
      14.  
        壊れたファイルシステムが検出される
    8. NetBackup データベースとアプリケーションエージェントの操作上の注意事項
      1. NetBackup for Microsoft SQL Server の操作上の注意事項
        1.  
          Microsoft SQL Server エージェントの注意事項と制限事項
    9. NetBackup Deduplication に関する注意事項
      1.  
        マルチドメイン環境の WORM ストレージサーバーで「ストレージサーバーが停止しています... (Storage server is down ...)」エラーによりバックアップジョブが失敗する
      2.  
        Solaris 10 で MSDP を使用するメディアサーバーを NetBackup 9.0 にアップグレードすると、バックアップジョブが失敗する
      3.  
        Solaris 10 で MSDP ストレージサーバーの構成に失敗する
      4.  
        NetBackup Deduplication Engine のクレデンシャルでアンパサンド文字 (&) が許可されない
    10. NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
      1.  
        データベースおよびアプリケーションエージェントでのローカライズ環境のサポート
      2.  
        特定の NetBackup ユーザー定義の文字列には非 US ASCII 文字を含めないようにする
    11. NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
      1.  
        ファイルパスの親ディレクトリが NDMP 増分イメージに存在しないことがある
    12. NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
      1.  
        HPE 3PAR アレイのスナップショットのインポートが状態コード 4213 で失敗する
      2.  
        指定した時点へのロールバック後のスナップショットの削除
      3.  
        スナップショットからのインデックス操作でスナップショットの内容がカタログに正確に入力されない
    13. NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
      1. NetBackup for VMware の操作上の注意事項
        1.  
          自動スケジュールおよび WORM ストレージを使用すると、VMware 保護計画の作成に失敗する場合がある
        2.  
          メディアサーバーが仮想化サーバーにアクセスできず、状態コード 200 で失敗する
  4. 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
    1.  
      Veritas Services and Operations Readiness Tools について
    2.  
      SORT の新規インストールのための推奨手順
    3.  
      SORT のアップグレードのための推奨手順
  5. 付録 B. NetBackup のインストール要件
    1.  
      NetBackup のインストール要件について
    2.  
      NetBackup に必要なオペレーティングシステムパッチと更新
    3.  
      NetBackup 9.0 のバイナリサイズ
  6. 付録 C. NetBackup の互換性の要件
    1.  
      NetBackup の互換性リストと情報について
    2.  
      NetBackup の End-of-Life のお知らせについて
  7. 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
    1.  
      NetBackup の関連マニュアルについて

SORT の新規インストールのための推奨手順

Veritas ベリタスは新規の NetBackup ユーザーに対して、SORT の最初の導入時にリストされる 3 つの手順を実行することをお勧めします。このツールには他にも多くの機能が備わっていますが、これらの手順は SORT の概要を知る上で役立ちます。さらに、これらの手順を実行することで、その他の SORT 機能に関する有用で基本的な知識が備わります。

表:

手順

詳細

SORT Web ページに Veritas Account を作成します。

「SORT ページに Veritas Account を作成する方法」を参照してください。

汎用インストールレポートを作成します。

「汎用インストールチェックリストを作成する方法」を参照してください。

システム固有のインストールレポートを作成します。

「システム固有のインストールレポートを作成する方法 (Windows の場合)」を参照してください。

「システム固有のインストールレポートを作成する方法 (UNIX または Linux の場合)」を参照してください。

SORT ページに Veritas Account を作成する方法

  1. Web ブラウザで、次の場所に移動します:

    https://sort.veritas.com/netbackup

  2. 右上で[ログイン (Login)]をクリックしてから、[今すぐ登録 (Register now)]をクリックします。
  3. 要求された次のログインおよび連絡先情報を入力します:

    電子メールアドレス (Email address)

    電子メールアドレスを入力し、検証してください

    パスワード (Password)

    パスワードを入力し、検証してください

    名 (First name)

    名を入力してください

    姓 (Last name)

    姓を入力してください

    会社名 (Company name)

    会社名を入力してください

    国 (Country)

    国を入力してください

    優先言語 (Preferred language)

    優先言語を選択してください

    CAPTCHA テキスト (CAPTCHA text)

    表示される CAPTCHA テキストを入力してください。必要に応じて、イメージを更新してください。

  4. [送信 (Submit)]をクリックします。
  5. ログイン情報の受信時に SORT にログインしてカスタマイズした情報のアップロードを開始できます。

汎用インストールチェックリストを作成する方法

  1. Web ブラウザで、次の場所に移動します:

    https://sort.veritas.com/netbackup

  2. [インストールとアップグレードのチェックリスト (Installation and Upgrade Checklist)]ウィジェットを見つけて選択します。
  3. 要求された情報を指定します

    製品 (Product)

    ドロップダウンメニューから適切な製品を選択してください。NetBackup の場合は NetBackup Enterprise Server または NetBackup Server を選択してください。

    インストールするまたはアップグレード後の製品バージョン (Product version you are installing or upgraded to)

    NetBackup の適切なバージョンを選択してください。最新バージョンは常にリストの一番上に示されます。

    プラットフォーム (Platform)

    生成するチェックリストに対応するオペレーティングシステムを選択してください。

    プロセッサ (Processor)

    チェックリストに対して適切なプロセッサの種類を選択してください。

    アップグレード前の製品バージョン (任意) (Product version you are upgrading from (optional))

    新規インストールの場合は、何も選択しないでください。アップグレードの場合は、現在インストールされている NetBackup のバージョンを選択できます。

  4. [チェックリストの生成 (Generate Checklist)]をクリックします。
  5. 選択内容に対応するチェックリストが作成されます。この画面で選択内容を変更できます。[チェックリストの生成 (Generate Checklist)]をクリックすると、新しいチェックリストが作成されます。

    結果の情報は PDF として保存できます。NetBackup では多数のオプションを利用可能で、それらの多くは生成されたチェックリストに示されます。各セクションを十分に確認して、環境に適用するかどうかを判断してください。

システム固有のインストールレポートを作成する方法 (Windows の場合)

  1. SORT の Web サイトに移動します。

    https://sort.veritas.com/netbackup

  2. [インストールとアップグレード (Installation and Upgrade)]セクションで、[SORT データコレクタによるインストールとアップグレードのカスタムレポート (Installation and Upgrade custom reports by SORT data collectors)]を選択します。
  3. [データコレクタ (Data Collectors)]タブを選択します
  4. [グラフィカルユーザーインターフェース (Graphical User Interface)]のラジオボタンを選択して、プラットフォームに対して適切なデータコレクタをダウンロードします。

    データコレクタは OS 固有です。Windows コンピュータに関する情報を収集するには、Windows データコレクタが必要です。UNIX コンピュータに関する情報を収集するには、UNIX データコレクタが必要です。

  5. ダウンロードが終わったら、データコレクタを起動します。
  6. [ようこそ (Welcome)]画面の[製品ファミリー (product family)]セクションで NetBackup を選択して、[次へ (Next)]をクリックします。
  7. [システムの選択 (System Selection)]画面で、分析するすべてのコンピュータを追加します。[参照 (Browse)]をクリックすると、分析に追加可能なコンピュータのリストを確認できます。Veritas 管理者アカウントまたは root アカウントでツールを起動することをお勧めします。
  8. すべてのシステムを選択したら、[システム名 (System names)]セクションを確認して[次へ (Next)]をクリックします。
  9. [検証オプション (Validation Options)]画面の[検証オプション (Validation options)]下で、アップグレード後のバージョンを選択します。
  10. [次へ (Next)]をクリックして続行します。
  11. ユーティリティによって要求されたチェックが実行され、結果が表示されます。レポートをマイ SORT にアップロードできます。また結果を印刷したり保存できます。Veritas 分析を一元管理しやすくするために、結果はマイ SORT Web サイトにアップロードすることをお勧めします。[アップロード (Upload)]をクリックして、マイ SORT のログイン情報を入力すると、データがマイ SORT にアップロードされます。
  12. 終了したら、[完了(Finish)]をクリックしてユーティリティを閉じます。

システム固有のインストールレポートを作成する方法 (UNIX または Linux の場合)

  1. SORT の Web サイトに移動します。

    https://sort.veritas.com/netbackup

  2. [インストールとアップグレード (Installation and Upgrade)]セクションで、[SORT データコレクタによるインストールとアップグレードのカスタムレポート (Installation and Upgrade custom reports by SORT data collectors)]を選択します。
  3. [データコレクタ (Data Collector)]タブを選択します。
  4. プラットフォームに対して適切なデータコレクタをダウンロードします。

    データコレクタは OS 固有です。Windows コンピュータに関する情報を収集するには、Windows データコレクタが必要です。UNIX コンピュータに関する情報を収集するには、UNIX データコレクタが必要です。

  5. ダウンロード済みのユーティリティを含むディレクトリに変更します。
  6. 実行 (Run)./sortdc

    ユーティリティによって、最新バージョンのユーティリティがインストールされていることを確認するためのチェックが実行されます。さらに、ユーティリティによって、最新のデータが含まれているかどうかがチェックされます。この処理の後、ユーティリティによって、このセッションのログファイルの場所がリストされます。

  7. 要求されたら、Enter キーを押して続行します。
  8. メインメニューで[NetBackup ファミリー (NetBackup Family)]を選択します。
  9. [何をしますか? (What task do you want to accomplish?)]というプロンプトが表示されたら、[インストール/レポートのアップグレード (Installation/Upgrade report)]を選択します。

    カンマで項目を区切ることで、複数のオプションを選択できます。

  10. レポートに含めるシステムを指定します (複数可)。

    指定したシステムで以前にレポートを実行していた場合は、そのレポートを再び実行するようプロンプトが表示されます。[はい (Yes)]を選択すると、レポートが再実行されます。

    ユーティリティによって、セッションのログファイルの場所が再びリストされます。

    ユーティリティの進捗状況が画面に表示されます。

  11. インストールまたはレポートをアップグレードする製品に関するプロンプトが表示されたら、NetBackup を指定します。
  12. インストールする NetBackup のバージョンに対応する数字を入力します。

    ユーティリティによって、セッションのログファイルの場所が再びリストされます。

    ユーティリティの進捗状況が画面に表示されます。

  13. ユーティリティによって、レポートをオンラインで確認する場合には SORT Web サイトにアップロードするよう促すプロンプトが表示されます。オンラインレポートを利用すると、システム上のテキストベースのレポートよりも詳細な情報を入手できます。
  14. タスクが完了したら、ユーティリティを終了できます。オプションでツールに関するフィードバックを提供できます。Veritas 社はフィードバックを基にツールの改良を実施しています。