Veritas™ System Recovery 18 ユーザーズガイド

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Product(s): System Recovery (18.0)
  1. Veritas™ System Recovery 18 の概要
    1.  
      Veritas System Recovery について
    2.  
      Veritas System Recovery のコンポーネント
    3.  
      Veritas System Recovery の[ヘルプとサポート]へのアクセス
    4.  
      Veritas System Recovery 18 に関するフィードバックの送信
    5.  
      VQA (Veritas QuickAssist) へのアクセス
    6.  
      Veritas Update を使用した Veritas System Recovery の更新
  2. Veritas System Recovery のインストール
    1.  
      Veritas System Recovery のシステム要件
    2.  
      サポート対象のファイルシステム、ディスクの種類、ディスクパーティション方式、リムーバブルメディア
    3.  
      Veritas System Recovery の機能の可用性
    4.  
      Veritas System Recovery の評価版について
    5. Veritas System Recovery のインストール
      1.  
        インストール後の Veritas System Recovery のアクティブ化と設定
      2.  
        評価期間後の Veritas System Recovery のアクティブ化
    6.  
      Veritas System Recovery のアンインストール
    7.  
      Veritas System Recovery Monitor のシステムの必要条件
    8.  
      Veritas System Recovery Monitor のインストール
  3. コンピュータのリカバリの確保
    1. 新しい Veritas System Recovery Disk の作成
      1.  
        [ようこそ]パネル
      2. 作成オプション
        1.  
          Veritas System Recovery Disk のリカバリに関する表
        2.  
          Veritas System Recovery Disk カスタマイズサポート表
        3.  
          [標準]オプションが利用できない状態
      3.  
        Windows アセスメント & デプロイメントキット(ADK)のダウンロードとインストール
      4.  
        言語オプション
      5.  
        Veritas System Recovery Disk ストレージメディア/保存先オプション
      6.  
        [ライセンス対象機能]のオプション
      7. [ストレージドライバとネットワークドライバ]のオプション
        1.  
          ストレージドライバまたはネットワークドライバの追加
      8.  
        起動オプション
      9.  
        ネットワークオプション
      10.  
        [LightsOut Restore のセットアップ]のオプション
    2. 既存の Veritas System Recovery Disk のカスタマイズ
      1.  
        [ようこそ]パネル
      2.  
        [リカバリディスクソース]のオプション
      3. Veritas System Recovery Disk ストレージメディア/保存先オプション
        1.  
          新しいドライバや新しいバージョンのドライバを Veritas System Recovery Disk に追加する方法
      4.  
        [ライセンス対象機能]のオプション
      5. [ストレージドライバとネットワークドライバ]のオプション
        1.  
          ストレージドライバまたはネットワークドライバの追加
      6.  
        起動オプション
      7.  
        ネットワークオプション
    3. LightsOut Restore による離れた場所からのコンピュータの復元について
      1. LightsOut Restore の設定
        1.  
          [ようこそ]パネル
        2.  
          [ソースの場所]のオプション
        3.  
          [ライセンス対象機能]のオプション
        4. [ストレージドライバとネットワークドライバ]のオプション
          1.  
            ストレージドライバまたはネットワークドライバの追加
        5.  
          起動オプション
        6.  
          ネットワークオプション
        7.  
          [LightsOut Restore のセットアップ]のオプション
    4.  
      Veritas System Recovery Disk のテスト
  4. はじめに
    1.  
      Veritas System Recovery の使用方法
    2.  
      Veritas System Recovery の開始
    3.  
      Veritas System Recovery のデフォルトオプションの設定
    4. デフォルトのバックアップ全般オプションの設定
      1.  
        デフォルトのバックアップ先の設定
    5.  
      バックアップ中のコンピュータのパフォーマンスを改善する
    6.  
      ネットワークスロットルの有効化
    7.  
      Windows 通知領域のデフォルトオプションの設定
    8. ファイルの種類とファイル拡張子
      1.  
        新しいファイルの種類と拡張子の追加
      2.  
        ファイルの種類と拡張子の名前の変更
      3.  
        デフォルトのファイルの種類と拡張子の復元
      4.  
        ファイルの種類とそのすべての拡張子の削除
    9.  
      外部ドライブの一意の名前の削除または変更
    10.  
      オフサイトコピーで使用する FTP のデフォルト設定
    11.  
      Veritas System Recovery メッセージのログへの記録
    12.  
      製品(イベント)メッセージの電子メール通知の有効化
    13.  
      簡単セットアップを使って最初のバックアップを設定
    14.  
      [ホーム]ページ
    15.  
      [状態]ページ
    16.  
      [タスク]ページ
    17.  
      [ツール]ページ
    18.  
      [詳細]ページ
  5. データのバックアップに関する推奨事項
    1.  
      データのバックアップについて
    2.  
      データバックアップのベストプラクティス
    3.  
      バックアップの終了後するべきこと
    4.  
      定義済みバックアップの実行に関するヒント
    5.  
      バックアップ先
    6.  
      デュアルブートのコンピュータのバックアップ
  6. ドライブ全体のバックアップ
    1. ドライブベースのバックアップの定義
      1. USB ディスクローテーション
        1.  
          USB ディスクローテーションの働き方
      2.  
        ネットワーク資格情報のルール
      3.  
        バックアップ中のコマンドファイルの実行
      4.  
        バックアップオプションの編集
      5.  
        リカバリポイントの整合性の検証
      6.  
        バックアップの進行状況の表示
      7.  
        リカバリポイントの暗号化
    2.  
      リカバリポイントの圧縮レベル
    3.  
      Veritas System Recovery からのワンタイムバックアップの実行
    4.  
      Veritas System Recovery Disk からのバックアップの実行
    5.  
      オフサイトコピーの仕組み
  7. ファイルとフォルダのバックアップ
    1.  
      ファイルとフォルダのバックアップ
  8. バックアップジョブの実行と管理
    1. 既存のバックアップジョブを今すぐ実行
      1.  
        別の種類のリカバリポイントを作成するバックアップの実行
    2.  
      バックアップ速度の調整
    3.  
      バックアップまたは修復タスクの停止
    4.  
      バックアップの正常終了の検証
    5.  
      バックアップジョブのプロパティの表示
    6.  
      バックアップ設定の編集
    7.  
      イベント起動バックアップの有効化
    8.  
      バックアップスケジュールの編集
    9.  
      バックアップの無効化または有効化
    10.  
      バックアップジョブの削除
    11.  
      コンピュータをバックアップできるユーザーの追加
    12.  
      ユーザーまたはグループのアクセス権の設定
  9. ご使用のコンピュータからのリモートコンピュータのバックアップ
    1. お使いのコンピュータから他のコンピュータをバックアップ
      1.  
        コンピュータリストへのリモートコンピュータの追加
      2.  
        コンピュータリストへのローカルコンピュータの追加
      3.  
        コンピュータリストからのコンピュータの削除
    2. Veritas System Recovery Agent について
      1.  
        Veritas System Recovery Agent の使用
      2.  
        Windows のサービスツールを使った Veritas System Recovery Agent の管理について
    3. Veritas System Recovery Agent の配備について
      1.  
        Veritas System Recovery エージェントの配備に向けたワークグループ環境内のコンピュータの準備
      2.  
        Veritas System Recovery Agent の配備
      3.  
        Veritas System Recovery Agent の手動インストール
    4. Veritas System Recovery サービスのベストプラクティス
      1.  
        Windows のサービスツールを開く
      2.  
        Veritas System Recovery Agent サービスの開始または停止
      3.  
        Veritas System Recovery Agent が開始しないときの修復操作の設定
    5.  
      Veritas System Recovery Agent の依存関係の表示
    6. Veritas System Recovery へのアクセスの制御について
      1.  
        Veritas System Recovery へのユーザーまたはグループのアクセスの有効化
      2.  
        ユーザーまたはグループの権限を変更する方法
      3.  
        Veritas System Recovery へのユーザーまたはグループのアクセスの無効化
      4.  
        異なるユーザー権限での Veritas System Recovery の実行
  10. バックアップの状態の監視
    1. バックアップの監視について
      1.  
        ハードディスク設定の変更について表示する情報の更新
    2.  
      [ホーム]ページ上のアイコン
    3.  
      [状態]ページ上のアイコン
    4.  
      SNMP トラップを送信するための Veritas System Recovery の設定
    5.  
      ドライブ(またはファイルおよびフォルダのバックアップ)の状態レポートのカスタマイズ
    6.  
      ドライブの詳細の表示
    7.  
      ドライブの保護レベルの向上
    8.  
      問題のトラブルシューティングでのイベントログ情報の使用について
  11. Veritas System Recovery Monitor を使用したリモートコンピュータのバックアップ状態の監視
    1.  
      Veritas System Recovery 18 Monitor について
    2.  
      Veritas System Recovery 18 Monitor の開始
    3.  
      Veritas System Recovery 18 Monitor コンソールのアイコン
    4.  
      Veritas System Recovery 18 Monitor のデフォルトオプションの設定
    5. コンピュータリストへのリモートコンピュータの追加
      1.  
        コンピュータリストに複数のリモートコンピュータを追加するためのテキストファイルのインポート
    6.  
      リモートコンピュータのログオンクレデンシャルの修正
    7.  
      コンピュータリストからのリモートコンピュータの削除
    8.  
      リモートコンピュータのバックアップ保護状態の表示
    9.  
      保護状態レポートの表示
  12. リカバリポイントの内容の探索
    1.  
      リカバリポイントの検索について
    2. Windows エクスプローラからのリカバリポイントの検索
      1.  
        Windows エクスプローラからのリカバリポイントのマウント
    3.  
      Recovery Point Browser でのファイルの表示および復元
    4.  
      リカバリポイントドライブのマウント解除
    5.  
      リカバリポイントドライブのプロパティの表示
  13. バックアップ先の管理
    1.  
      バックアップ先について
    2.  
      ドライブベースのバックアップとファイルとフォルダのバックアップの違い
    3.  
      古いリカバリポイントのクリーンアップ
    4.  
      リカバリポイントセットの削除
    5.  
      リカバリポイントセット内のリカバリポイントの削除
    6.  
      リカバリポイントのコピー
    7. ファイルおよびフォルダのバックアップデータの管理について
      1.  
        バックアップ先で保存されているファイルとフォルダのバックアップデータの量の表示
      2.  
        ファイルおよびフォルダのバックアップからの手動によるファイルの削除
      3.  
        ファイルまたはフォルダのバージョンの確認
    8.  
      バックアップデータの管理の自動化
    9.  
      バックアップ先の移動
  14. 仮想変換の管理
    1.  
      仮想変換ジョブの定義
    2.  
      既存の仮想変換ジョブをすぐに実行する場合
    3.  
      仮想変換ジョブのプロパティの表示
    4.  
      仮想変換ジョブの進行状況の表示
    5.  
      仮想変換ジョブの編集
    6.  
      仮想変換ジョブの削除
    7.  
      仮想ディスクへの物理的なリカバリポイントのワンタイム変換の実行
  15. クラウドストレージの管理
    1. クラウドへ直接
      1.  
        OpenStorage の保存先パスの入力
      2.  
        バックアップの OpenStorage の保存先オプション
      3.  
        リカバリの OpenStorage の保存先オプション
    2.  
      OpenStorage ファイルをダウンロード
    3.  
      クラウドストレージでのオフサイトコピーの仕組み
  16. ファイル、フォルダ、ドライブ全体のリカバリ
    1.  
      消失したデータの修復について
    2.  
      ファイルおよびフォルダのバックアップデータを使用したファイルとフォルダの修復
    3.  
      ファイルとフォルダの修復
    4.  
      セカンダリドライブの修復
    5.  
      ドライブの修復
    6.  
      Veritas System Recovery Disk によるコンピュータのファイルとフォルダの検索
    7.  
      Veritas System Recovery Disk を使用したファイルとフォルダの修復
  17. コンピュータのリカバリ
    1.  
      Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)ベースのコンピュータのリカバリについて
    2. Veritas System Recovery Disk の使用によるコンピュータのブート
      1.  
        USB デバイスまたは DVD からコンピュータを起動する設定
    3.  
      ハードディスクのエラーを調べることでコンピュータの修復を準備
    4.  
      コンピュータのリカバリ
    5.  
      仮想ディスクファイルからのコンピュータのリカバリ
    6.  
      異なるハードウェアを搭載するコンピュータの修復
    7. Veritas System Recovery Disk でのネットワークツールの使用について
      1.  
        ネットワークサービスの起動
      2.  
        Veritas System Recovery Disk 内からのネットワークドライブのマッピング
      3. ネットワーク接続の設定
        1.  
          静的 IP アドレスを設定してネットワーク共有またはドライブ上のリカバリポイントからの修復を有効化する
        2.  
          ping 送信に失敗したときの静的 IP アドレスの取得
    8.  
      Veritas System Recovery Disk でのリカバリポイントのプロパティの表示
    9.  
      Veritas System Recovery Disk でのリカバリポイント内のドライブのプロパティの表示
    10.  
      サポートユーティリティについて
  18. ハードディスクドライブのコピー
    1.  
      ハードディスクドライブのコピーの準備
    2.  
      ハードディスクドライブから別のハードディスクドライブへのコピー
  19. Veritas System Recovery Granular Restore Option の使用
    1.  
      Veritas System Recovery Granular Restore Option について
    2. Granular Restore Option で使用するリカバリポイントを作成する場合のベストプラクティス
      1.  
        バックアップの正常終了に向けた Microsoft Exchange サーバーの保護
    3.  
      Granular Restore Option の開始
    4.  
      Granular Restore Option を開始して特定のリカバリポイントを開く
    5.  
      Microsoft Exchange メールボックスの復元
    6.  
      Microsoft Exchange 電子メールフォルダの復元
    7.  
      Microsoft Exchange 電子メールメッセージの復元
    8.  
      Granular Restore Option 使ったファイルとフォルダの復元
  20. 付録 A. Veritas System Recovery を使用したデータベースのバックアップ
    1.  
      Veritas System Recovery を使用したデータベースのバックアップについて
    2.  
      手動のコールド(オフライン)バックアップの作成
    3.  
      自動ウォームバックアップの作成
    4.  
      Veritas System Recovery を使ったホット(オンライン)バックアップの作成
  21. 付録 B. Active Directory のバックアップ
    1.  
      Active Directory のドメインコントローラの保護に関するヒント
  22. 付録 C. Microsoft の仮想環境のバックアップ
    1.  
      Microsoft 仮想ハードディスクのバックアップについて
    2.  
      Microsoft Hyper-V 仮想マシンのバックアップと復元について
  23. 付録 D. Veritas System Recovery 18 と Windows Server 2008 Core の使用
    1.  
      Veritas System Recovery 18 と Windows Server 2008 Core について
    2.  
      コマンドを使用した Windows Server 2008 Core へのVeritas System Recovery 18 のインストール

Veritas System Recovery からのワンタイムバックアップの実行

[ワンタイムバックアップ]を使用すると、単体リカバリポイントを作成するバックアップをすばやく定義して実行できます。[ワンタイムバックアップ]ウィザードを使用して、バックアップを定義します。ウィザードが完了するとバックアップが実行されます。バックアップの定義は保存されず、後で使用することはできません。単体リカバリポイントは、後で使用できます。

この機能は、重要なイベントの前にすばやくコンピュータまたは特定のドライブをバックアップする必要がある場合に役立ちます。たとえば、新しいソフトウェアをインストールする前に、ワンタイムバックアップを実行できます。また、新しいコンピュータセキュリティの脅威について学習する際にも実行できます。

Veritas System Recovery Disk を使用して、ワンタイムのコールドバックアップを作成することもできます。

Veritas System Recovery からワンタイムバックアップを実行する方法

  1. [タスク]ページで、[ワンタイムバックアップ]をクリックします。
  2. [次へ]をクリックします。
  3. バックアップするドライブを 1 つ以上選択し、[次へ]をクリックします。

    メモ:

    Veritas System Recovery 18 は、GPT ヘッダの 1 つが壊れていたりディスク署名の競合があった場合でも GPT ディスクのドライブを表示できます。

  4. [関連するドライブ]ダイアログボックスが表示されたら、適切なオプションを設定し、次に[次へ]をクリックします。それ以外の場合は次の手順にスキップします。

    関連するすべてのドライブを追加(推奨)

    バックアップ定義にすべての関連ドライブを選択し、含めることができます。

    選択したドライブのリストを編集

    バックアップ定義に含める、または含めない関連ドライブを選択、またはクリアできます。

    関連するドライブを追加しない

    バックアップ定義ですべての関連ドライブを選択解除(含めない)できます。

  5. [バックアップ先]パネルで、適切なオプションを選択してください。

    フォルダ

    リカバリポイントを保存する場所を示します。

    Veritas System Recovery でこの場所に十分な空き領域がないことが検出された場合、警告が表示されます。十分な領域がある別の場所を選択してください。

    参照

    使用するバックアップ先を参照して検索できます。

    OpenStorage の保存先の参照

    バックアップに使用するクラウドストレージの保存先を参照して選択できます。

    バックアップの OpenStorage の保存先オプションを参照してください。

    保存先の詳細

    保存先のパスの種類を表示します。ネットワークパスを追加すると、ユーザー名も表示されます。

    リカバリポイントは自動的に暗号化されません。

    リカバリポイントに含まれるデータへの不正アクセスを防ぐため、バックアップ先に権限を設定することをお勧めします。詳しくは、次のリンクを参照してください。

    https://technet.microsoft.com/en-us/library/cc732880(v=ws.11).aspx

    メモ:

    リカバリポイントに含まれるデータへの不正アクセスを防ぐため、バックアップを定義するときに AES 暗号化を使うことをお勧めします。

    編集

    [フォルダ]フィールドで指定したネットワークにアクセスするためのユーザー名とパスワードを入力できます。このオプションは、ネットワーク上にあるバックアップ先を選択した場合またはリカバリポイントをネットワーク共有に保存する場合のみ利用できます。

    ネットワーク資格情報のルールを参照してください。

    リカバリポイントファイル名のカスタマイズ

    リカバリポイントの名前を変更できます。

    デフォルトのファイル名は、コンピュータ名の後にドライブ文字が付加されたものです。

    また、一意のサブフォルダにリカバリポイントを保存できます。

    USB ディスクのローテーションを有効にするこの場所に挿入された USB ディスクにファイルをバックアップする

    USB ディスクの USB ディスクローテーション機能を有効にするにはこのチェックボックスにチェックマークを付けます。

    USB ディスクローテーションを参照してください。

    追加

    最大 2 つのオフサイトコピー先を追加できます。

    オフサイトコピーを使用すると、バックアップが完了するたびに、最新のリカバリポイントが、外部ドライブなどの可搬ストレージデバイス、ローカルエリアネットワーク接続を介したリモートサーバー、リモート FTP サーバーのいずれかに自動的にコピーされます。

    オフサイトコピーの仕組みを参照してください。

  6. [次へ]をクリックします。
  7. [オプション]パネルで、適切なオプションを選択し、[次へ]をクリックします。

    リカバリポイントのオプション

    名前

    バックアップの名前を示します。

    メモ:

    このオプションは Veritas System Recovery Disk の[コンピュータをバックアップ]機能を使用してリカバリポイントを作成すれば表示されません。

    圧縮

    リカバリポイントの圧縮レベルとして、次のいずれかを設定できます。

    • なし

    • 標準

    リカバリポイントの圧縮レベル

    圧縮率は、ドライブに保存されているファイルの種類によって異なります。

    作成後のリカバリポイントを検証

    リカバリポイントまたはファイルセットが有効か破損しているかをテストします。

    このバックアップに保存するリカバリポイントセット数を制限

    このバックアップに保存できるリカバリポイント数を制限します。リカバリポイント数を制限すると、リカバリポイントが保存されているハードディスクドライブに空き領域がなくなるリスクを軽減できます。新しいリカバリポイントは、バックアップ先ドライブ上の最も古いセットと置き換えられます。

    バックアップ先には、ジョブが保持するリカバリポイント数に 1 を足した数に十分な空き容量が必要です。たとえば、保持するリカバリポイントの最大数を 3 に設定している場合、バックアップ先で必要な容量は 4 つのリカバリセット分になります。Veritas System Recovery 18 は、現在のバックアップが正常に完了した後にのみ最も古いリカバリポイントセットを削除します。これにより、リカバリポイント数がリカバリポイント保持設定と確実に一致します。

    このオプションはリカバリポイントセットを作成する場合にのみ表示されます。

    メモ:

    このオプションは Veritas System Recovery Disk の[コンピュータをバックアップ]機能を使ってリカバリポイントを作成すると表示されません。

    システムファイルと一時ファイルを含める

    クライアントコンピュータでのリカバリポイントの作成時に、オペレーティングシステムファイルと一時ファイルのインデックス付けをサポートします。

    メモ:

    このオプションは Veritas System Recovery Disk の[コンピュータをバックアップ]機能を使用してリカバリポイントを作成すれば表示されません。

    高度な設定

    リカバリポイントにセキュリティオプションを追加できます。

    コマンドファイル

    バックアップ中にコマンドファイル(.exe、.cmd、.bat)を使用できます。

    バックアップ中のコマンドファイルの実行を参照してください。

    説明

    リカバリポイントの説明を示します。説明を任意に記述して、リカバリポイントの内容の識別に利用できます。

    [詳細]オプション

    リカバリポイントを複数ファイルに分割して圧縮保存

    リカバリポイントを小さなファイルに分割し、各ファイルの最大サイズ(MB)を指定します。

    SmartSector™ コピーの無効化

    使用済みと未使用のハードディスクセクタをコピーします。このオプションを選択すると、処理に要する時間が増加し、より大きなリカバリポイントが結果として生じることがあります。

    SmartSector 技術は、データを含んでいるハードディスクのセクタのみをコピーすることによってコピー処理を高速化します。ただし、データを含んでいるかいないかに関わらず、元のレイアウトですべてのセクタをコピーする必要がある場合があります。

    コピー時に不良セクタを無視

    ハードディスクに不良セクタが存在する場合でもバックアップを実行します。ほとんどのドライブでは不良セクタは発生しませんが、ハードディスクの継続的な使用では問題が発生する可能性が増します。

    VSS の完全バックアップを実行

    VSS ストレージで完全バックアップを実行し、VSS 固有のトランザクションログを確認することを VSS に対して要求できます。このオプションは、Microsoft Exchange Server でのみ使用できます。

    Exchange VSS では、すでにデータベースにコミットされているトランザクションが判別され、切り捨てられます。さらに、トランザクションログの切り捨てにより、ファイルサイズを扱い可能なサイズに維持し、ファイルによって使用されるハードディスクの容量を制限できます。

    このオプションを選択しない場合、バックアップは依然として VSS ストレージ上で実行されます。ただし、VSS では、バックアップの後にトランザクションログが自動的に切り捨てられません。

    メモ:

    Veritas System Recovery Disk で[コンピュータのバックアップウィザード]機能を使用してリカバリポイントを作成した場合、このオプションは表示されません。

  8. [セキュリティオプション]パネルで、パスワードを設定し、ワンタイムバックアップの暗号化レベルを選択して[次へ]をクリックします。

    パスワードを使用する

    作成時にリカバリポイントのパスワードを設定し、AES 暗号化を有効にします。

    このチェックボックスは、デフォルトでチェックマークが付いています。

    パスワード

    バックアップのためのパスワードを指定できます。パスワードには標準文字を含むことができます。パスワードには、拡張文字または記号を含むことはできません。(128 以下の ASCII 値の文字を使用してください。)

    バックアップを復元したり、リカバリポイントの内容を表示する前にこのパスワードを入力する必要があります。

    パスワードの確認入力

    パスワードを再入力して確認できます。

    AES 暗号化

    リカバリポイントデータを暗号化して、リカバリポイントをさらに強力に保護します。

    旧バージョンから Veritas System Recovery 18 にアップグレードする場合、パスワード保護しか定義されていない古いバックアップジョブについては、ジョブを編集して AES 暗号化レベルを選択する必要があります。古いバックアップジョブを編集しない場合は、継続的に AES 暗号化なしで実行されます。ジョブを編集し、AES 暗号化レベルを選択することをお勧めします。

    メモ:

    [パスワードを使用する]チェックボックスにチェックマークを付けた場合は、AES 暗号化を定義する必要があります。

    次の暗号化レベルから選択します。

    • 標準 128 ビット (8 文字以上のパスワード)

    • 中 192 ビット (16 文字以上のパスワード)

    • 高 256 ビット (32 文字以上のパスワード)

  9. 必要に応じて、リカバリポイントの作成中に段階的に実行するコマンドファイルをリストから選択します。次に、停止する前に実行するコマンドの実行時間(秒)を指定します。

    コマンドファイルを[コマンドファイル]のフォルダに追加した場合は、[戻る]をクリックしてから[次へ]をクリックして、各段階のリストのファイルを確認する必要があります。

    コマンドファイルのフォルダ

    コマンドファイルをデフォルトの保存場所以外の場所に保存する場合は、保存場所を指定します。また、ジョブごとに保存場所を指定することも、複数のコンピュータで共有できる保存場所を指定することもできます。ネットワーク上の場所を指定すると、ネットワーク資格情報の入力を求められます。

    参照

    使用するコマンドファイルのフォルダを参照して検索できます。

    ユーザー名

    ネットワークパスに存在するコマンドファイルフォルダにユーザー名を指定します。

    パスワード

    ネットワークパスに存在するコマンドファイルフォルダにパスワードを指定します。

    スナップショットの作成前に実行

    バックアップが開始した後とリカバリポイントが作成される前に、コマンドファイルを実行できることを示します。この段階では、リカバリポイントの作成プロセスを準備するためのコマンドを実行できます。たとえば、ドライブを使用している実行中のアプリケーションを終了できます。

    メモ:

    このオプションを使う場合は、コマンドファイルにエラー修復機能が内蔵されていることを確認してください。コマンドファイルにエラー修復機能がないと、この段階で停止する必要のあるサービスが、コンピュータで再起動されない可能性があります。たとえば、非 VSS 対応データベースまたはリソース集約型アプリケーションを停止します。コマンドファイルでエラーが発生すると、リカバリポイント作成プロセスがすぐに停止する場合があります。その他のコマンドファイルは実行できません。

    Veritas System Recovery の使用方法を参照してください。

    スナップショット作成後に実行

    スナップショットが作成された後コマンドファイルを実行できることを示します。この段階でこのコマンドを実行すると、リカバリポイントの作成を続行すると同時にドライブでサービスの再開を安全に行うことができます。

    データベースは一時的にバックアップ状態になりますが、スナップショットの作成は数秒で済みます。最小数のログファイルが作成されます。

    リカバリポイント作成後に実行

    リカバリポイントファイルが作成された後コマンドファイルを実行できることを示します。この段階では、リカバリポイント自体を処理するコマンドを実行できます。たとえば、リカバリポイントをオフラインの場所にコピーできます。

    [タイムアウト] (各段階に適用されます)

    コマンドファイルを実行できる時間 (秒) を指定できます。

  10. [次へ]をクリックします。
  11. [終了]をクリックして、バックアップを実行します。