NetBackup™ 重複排除ガイド

MSDP の容量のサポートとハードウェア要件について

MSDP ストレージには、1 つのローカル LSU または複数のクラウド LSU が含まれています。

NetBackup 10.2 では、予測/サンプリング (P/S) キャッシュと呼ばれる新しい重複排除フィンガープリントルックアップキャッシュが導入され、より大きい MSDP プールのサポートが可能になります。バージョン 10.2 以降で構成されている新しい MSDP プールは、デフォルトでこの P/S キャッシュを使用します。既存の MSDP プールをバージョン 10.2 にアップグレードする場合、既存の MSDP キャッシュアーキテクチャを使用することになり、MSDP の制限は変更されません。

NetBackup 10.4 にアップグレードする場合は、既存の MSDP プールを新しい P/S キャッシュアルゴリズムに変換し、ローカルストレージとクラウドストレージのサポート対象容量を増やすオプションがあります。

サンプリングと予測キャッシュについてを参照してください。

サンプリングキャッシュの再構築を参照してください。

次の表に、NetBackup 10.1.1 以前のバージョンの MSDP 容量を示します。

次の表に、P/S キャッシュ MSDP プールを含む NetBackup バージョン 10.2 以降での MSDP 容量を示します。

Flex Appliance でサポートされるアプリケーションと使用状況の情報を識別するには、次の記事を参照してください。

https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.100042995

NetBackup は、重複排除データベースとトランザクションログ用にストレージ領域の 4% を予約します。したがって、ストレージの完全な条件は 96% のしきい値でトリガされます。重複排除データベースに別のストレージを使った場合でも、データストレージが過負荷にならないように NetBackup は 96% のしきい値を使います。

ストレージ要件がメディアサーバー重複排除プールの容量を超えた場合、複数のメディアサーバーの重複排除ノードを使うことができます。

MSDP 重複排除ノードについてを参照してください。

NetBackup で重複排除をサポートするオペレーティングシステムのバージョンについては、NetBackup ソフトウェア互換性リストを参照してください。