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ExtractSavesets コマンド
ExtractSavesets コマンドは、次の種類のファイルから 1 つ以上の保存セットを抽出します。
Dell EMC Centera データ BLOB ファイル
Enterprise Vault ストレージキュー(
.EVSQ
)ファイル
これらの種類のファイルは、一緒に追加された複数の保存セットを含むので appended savesets ファイルと呼ばれます。
ExtractSavesets AppendedSavesetsFile [-o OutputFolder] [-n FileNameTemplate] [-f Offset -s Size]
パラメータについて次に説明します。
AppendedSavesetsFile | 保存セットが含まれるファイルの絶対パスを指定します。 |
OutputFolder | 取り込まれたファイルとログファイルを格納するフォルダのパスを指定します。 デフォルトでは、これは Enterprise Vault プログラムフォルダ(たとえば、 |
FileNameTemplate | 抽出した保存セットに対して使うファイル命名規則を指定します。 ファイル名テンプレートを指定しなかった場合、EVSVR によって入力 ファイルの名前が保存セットに適用されますが、パスまたは拡張子は含まれません。 オフセットとサイズを指定しなかった場合は、EVSVR によってすべての保存セットが抽出され、順次 |
Offset | 必要な保存セットの抽出を開始する入力ファイルの先頭からのオフセットをバイト単位で指定します。 オフセットパラメータを指定した場合、サイズパラメータも指定する必要があります。 |
Size | 入力ファイルから抽出するデータのサイズをバイト単位で指定します。 サイズパラメータを指定した場合、オフセットパラメータも指定する必要があります。 |
次の例では、2 つのパラメータは Dell EMC Centera データ BLOB のパスと内容の抽出先フォルダを指定します。
es "C:\Centera Blobs\2RGPDMAIG8D51eAMOCBFS25BBK2G415357TU510G996D0BM2P833O.Blob126" -o c:\MyOutputFolder
出力フォルダが存在しない場合は、ExtractSavesets によって作成されます。 ExtractSavesets のすべてのファイルは、EVSVR_ExtractSavesets_20100715131545
のような、この出力フォルダの下のタイムスタンプ付きのフォルダに出力されます。 したがって、この例では、出力の絶対パスは次のとおりです。
C:\MyOutputFolder\EVSVR_ExtractSavesets_20100715131545\
サンプルコマンドはオフセットを指定するための -f パラメータまたはサイズを指定するための -s パラメータを含んでいません。したがって Blob ファイルのすべての保存セットを抽出します。
注記されている場合を除き、ExtractSavesets は下記のすべてのファイルとフォルダを出力します。
表: 出力の絶対パスの直下にあるファイルとフォルダ
出力 | 説明 |
---|---|
Log | これはログファイルです。 上述の例では、ファイル名は 操作がどのように成功したか判断するために常時ログファイルを見直します。 ファイルは発生したエラーを示します。 |
Extracted Savesets フォルダ | このフォルダには ExtractSavesets が入力ファイルから抽出したファイルが含まれています。詳しくは 表: Extracted Savesets フォルダの内容を参照してください。 |
表: Extracted Savesets フォルダの内容
出力 | 説明 |
---|---|
DVS | 指定済みの入力パラメータがあり、追加した保存セットファイルに DVS データが含まれている場合にはコマンドはこのファイルからすべての DVS ファイルを抽出します。 各 DVS ファイルの名前の形式は
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DocFile | このファイルは抽出された上記の DVS ファイルの圧縮解除された構造化ストレージバージョンです。Structured Storage Viewer で内容を調べることができます。 サンプルファイル名は次のとおりです。
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