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Enterprise Vault™ Exchange Server アーカイブの設定

Last Published: 2024-03-04

Product(s): Enterprise Vault (15.0)

PSTDisableGrow の上書き

レジストリ値 PSTDisableGrow が有効になっている場合、Enterprise Vault の使用には次の制限事項があります。

Outlook を開くと Enterprise Vault Outlook アドインに関する警告メッセージが表示されます。
ユーザーは Enterprise Vault のショートカットを Outlook で開くことができません。
同期が失敗するため、ボルトキャッシュ機能は機能しません。
クライアント主導の PST 移行は機能しません。クライアント主導の PST 移行について詳しくは『PST 移行』ガイドを参照してください。
PST ファイルに Compliance Accelerator と Discovery Accelerator をエクスポートするとイベント ID 236 で失敗します。

PSTDisableGrow ポリシーをバイパスするには、レジストリ値 PSTDisableGrowAllowAuthenticodeOverrides を有効にします。次のレジストリの場所の PSTDisableGrow を設定できます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Office バージョン\Outlook\PST.この場所は PSTDisableGrow のデフォルトの場所です。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\Office バージョン\Outlook\PST.

次のレジストリの場所の PSTDisableGrowAllowAuthenticodeOverrides のみを設定できます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\Office バージョン\Outlook\PST

PSTDisableGrowAllowAuthenticodeOverrides を有効にしても、ユーザーは新しい PST ファイルを作成したり、既存の PST ファイルにアイテムを追加したりできません。PSTDisableGrowAllowAuthenticodeOverrides の設定により、Outlook アドインによるこれらの処理が可能になります。

PSTDisableGrow が有効で、PSTDisableGrowAllowAuthenticodeOverrides が無効になっている場合には、Enterprise Vault の Outlook アドインは Outlook でロードされるときに警告を表示します。

PSTDisableGrowAllowAuthenticodeOverrides を使ってユーザーのコンピュータを設定する方法

最新の Enterprise Vault Outlook アドインをユーザーのコンピュータにインストールします。
次のいずれかの場所で、レジストリ値 PSTDisableGrowAllowAuthenticodeOverrides を有効にします。
- Outlook 2010 の場合: HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\14.0\Outlook\PST
- Outlook 2013 の場合: HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\15.0\Outlook\PST
ここに示されている場所の 1 つを使う必要があります。PSTDisableGrow のデフォルトの場所とは異なり、これらのパスには \Policies サブキーが含まれることに注意してください。
PSTDisableGrow と PSTDisableGrowAllowAuthenticodeOverrides の両方が REG_DWORD 型で、値 1 を持つ必要があります。