NetBackup™ Web UI Red Hat Virtualization 管理者ガイド
- Red Hat Virtualization サーバーの管理
- Red Hat Virtualization サーバーと NetBackup ホスト間の安全な通信の構成
- Red Hat Virtualization マネージャの追加または参照
- RHV 仮想マシンの保護
- RHV 仮想マシンのリカバリ
- RHV VM の保護とリカバリのトラブルシューティング
- RHV の API とコマンドラインオプション
NetBackup 10.3 へのアップグレード
既存の NetBackup プライマリサーバーを NetBackup バージョン 10.3 にアップグレードすることを計画していて、Red Hat Virtualization VM 保護を構成している場合は、次の点に注意してください。
構成済みの役割と権限は、アップグレード後には利用できなくなります。NetBackup 管理者が新しい役割と権限を構成する必要があります。詳しくは、「役割に基づくアクセス制御管理」の章を参照してください。
Red Hat Virtualization を保護するために NetBackup API と統合している場合、一部の API は利用できず、NetBackup 10.3 プライマリサーバーによって提供されていません。詳しくは、『NetBackup 資産サービススタートガイド』を参照してください。
アップグレード中に、NetBackup プライマリサーバーは Red Hat Virtualization 資産とインテリジェントグループを新しいテーブルに移行します。以前に検出された VM の数によっては、この情報の移行に時間がかかることがあります。
この移行中は、NetBackup Web UI にすべての VM が表示されない場合があります。Web UI では、次のメッセージが表示されます。
移行処理が進行中です。指定されたデータは不整合および未完了である可能性があります。
このメッセージは、移行が完了すると表示されなくなります。
移行中、インテリジェントグループの保護はしばらくの間機能しないことがありますが、サブスクライブされている個々の VM の保護は機能します。
移行中に Web UI に VM が表示されない場合、バックアップイメージから VM のリストアを開始することはできませんが、bpsrestore コマンドまたはリストア API は使用できます。