Veritas™ 5350 Appliance ハードウェア取り付けガイド

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Product(s): Appliances (4.0)
Platform: Veritas 5350
  1. ハードウェアの概要
    1.  
      アプライアンスとストレージシェルフについて
    2.  
      計算ノードディスクドライブ
    3.  
      計算ノードの背面パネル
    4.  
      計算ノードコントロールパネル
    5.  
      5U84 ストレージシェルフのドロワーとディスクドライブ
    6.  
      5U84 ストレージシェルフのコントロールパネル
    7.  
      5U84 ストレージシェルフ背面パネル
    8.  
      5U84 ストレージシェルフの RAID コントローラ
    9.  
      5U84 ストレージシェルフの拡張モジュール
    10.  
      ケーブルとコネクタ
    11.  
      IPMI 構成について
  2. 事前インストールの要件
    1.  
      お客様が用意する環境と必需品
    2.  
      アプライアンスの出荷コンテナの内容
    3.  
      ストレージシェルフの出荷コンテナの内容
    4.  
      寸法とラックの位置の決定
    5.  
      ラック設置のベストプラクティス
    6.  
      ストレージシェルフラックの必要条件
    7.  
      熱放散
    8.  
      ケーブルの長さの確認
    9.  
      IPMI 構成の前提条件
  3. ハードウェアの取り付け手順
    1.  
      概要
    2.  
      ストレージシェルフの取り付け
    3.  
      ストレージシェルフの最大容量までディスクドライブを取り付ける
    4.  
      ストレージシェルフの半分の容量のディスクドライブと空のキャリアを取り付ける
    5.  
      計算ノードのラックレールの取り付け
    6.  
      計算ノードのラックへの取り付け
    7.  
      ハードウェアの接続
    8.  
      ネットワークへの NetBackup ノードの接続
    9.  
      電源コードの接続
    10.  
      ハードウェアをオンにして動作を検証する
    11.  
      NetBackup Appliance シェルメニューでの IPMI ポートの構成
    12.  
      ベリタスリモート管理インターフェースへのアクセスと使用
  4. 付録 A. 拡張シェルフが接続されていない稼働中のアプライアンスへの拡張ストレージシェルフの追加
    1.  
      概要
    2.  
      既存のハードウェアの電源オフ
    3.  
      取り付け手順
    4.  
      1 台の拡張シェルフのプライマリシェルフへの接続
    5.  
      2 台の拡張シェルフのプライマリシェルフへの接続
    6.  
      3 台の拡張シェルフのプライマリシェルフへの接続
  5. 付録 B. 少なくとも 1 台の稼働中の拡張シェルフが接続されている稼働中のアプライアンスへの拡張ストレージシェルフの追加
    1.  
      概要
    2.  
      既存のハードウェアの電源オフ
    3.  
      取り付け手順
    4.  
      1 台の既存の拡張シェルフがあるシステムへの 1 台の拡張シェルフの接続
    5.  
      1 台の既存の拡張シェルフがあるシステムへの 2 台の拡張シェルフの接続
    6.  
      2 台の既存の拡張シェルフがあるシステムへの 1 台の拡張シェルフの接続
  6. 付録 C. 新しい NetBackup 拡張ストレージシェルフのディスク容量の構成
    1.  
      NetBackup Appliance Web コンソールからの拡張ストレージシェルフのディスク容量の追加
    2.  
      NetBackup Appliance シェルメニューでの拡張ストレージシェルフのディスク容量の追加

ストレージシェルフの取り付け

この取り付け手順は、プライマリストレージシェルフと最大 3 台の拡張ストレージシェルフで実行できます。1 つ以上の拡張シェルフが含まれるシステムの場合はこれらのユニットを最初に取り付け、次にプライマリシェルフを取り付けます。ハードウェアは必ず下から設置して、作業員の安全を確保し装置の重量配分を適切に行います。

レールの前面支柱の内側から背面支柱の内側までの長さは、713 mm から 884 mm (28 インチから 34.8 インチ) です。ラックにこの長さが収まることを確認します。その他に、電源ストリップ、電源コード、その他のケーブルを収めるスペースも確保してください。

警告:

ディスクドライブが設置されていないストレージシェルフの重量は、最大 61.65 kg (135.72 lbs) です。機器の破損や人身傷害の可能性を避けるために、ラックに取り付ける前にストレージシェルフにディスクドライブを挿入しないでください。ディスクドライブによって重量が増えるため、安全にストレージシェルフを設置できなくなります。シェルフの取り出し用ストラップを使用して梱包ケースからシェルフを取り出します。機械リフトを使用するか、3 人でシェルフを持ち上げて所定の場所に設置します。シェルフは、前面側よりも背面側が重くなっています。

ストレージシェルフのレールを取り付けるには

レールは 2 人で取り付けることをお勧めします。1 人はラックの背面側、もう 1 人はラックの前面側で作業します。

ストレージシェルフのレールのねじを締めるために、マグネット式のプラスドライバが必要です。

  1. ストレージシェルフのレールは、出荷用コンテナでは最も長く拡張されています。レールの長さを最短にすると、取り付けが簡単になります。
  2. レールの内側にある 4 本の調整ねじで、レールの長さを調整します。
  3. レール前面の内側に LH (左側) または RH (右側) というラベルが付いています。このラベルでレールの左右を判別します。

    各レールは、棚のような部分を下にします。この部分をラックの内側に向け、その上にストレージシェルフを取り付けます。この部分をラックの壁側に向けて取り付けないでください。

  4. レールの前面と背面にピンがあることを確認します。
  5. ハードウェアに付属のラックテンプレート (印刷物) を使用します。テンプレートの片側はレールの前部を示します。テンプレートの反対側はレールの後部を示します。テンプレートには、計測用に 5 つのラックユニット (RU) が示されています。
  6. 左側のレールから開始します。ラック前面の内側にレールピンがあることを確認します。
  7. レール部分を引き出して、背面のレールピンをはめ込みます。
  8. ピンがラックの支柱の穴にしっかりとはめ込まれていることを確認します。
  9. 必要に応じて 4 本の調整ねじを締めます。締め過ぎないようにしてください。
  10. 右側のレールについても同じ手順を繰り返します。
  11. 左側のレールと右側のレールでラックの同じ穴を使用しており、並行になっていることを確認します。
  12. 3 種類のねじがあることを確認します。

    次の表で、これらのねじについて説明します。

    番号

    説明

    ラックの場所

    レールの場所

    1

    座金 2 個が付いた長い締付ねじ (シェルフをレールに取り付けた後で使用)。

    最初は、すき間を空けて座金を差し込みます。

    前面: 1 番目と 5 番目のラックユニット (RU) の中央の穴

    背面: なし

    前面: 上部と下部の穴

    背面: なし

    2

    中くらいの大きさのクランプねじ

    前面: 3 番目のラックユニット (RU) 中央の穴

    背面: 1 番目と 5 番目のラックユニット (RU) の中央の穴

    前面: 中央の穴

    背面: 上部と下部の穴

    3

    小さい背面固定用ねじ

    前面: なし

    背面: なし

    前面: なし

    背面: シャーシのロックタブから、レールの三角形側の穴に接続

  13. ラックポストの外側から中くらいの大きさのクランプねじを差し込んで、レールをラックにはめ込みます。

    レールの前面には、中央 RU の中央の穴に取り付けるクランプねじが 1 つ付いている必要があります。

    レールの背面には、2 つのクランプねじが付いている必要があります。1 番目と 5 番目の RU の中央の穴にこれら 3 つのねじを差し込みます。

  14. シェルフの前面と両側面のプラスチックフィルムをはがします。
  15. ストレージシェルフの前面の両側にあるキャップを取りはずします。

    このキャップは、道具を使用しなくても簡単にはずせます。

  16. 警告:

    シェルフの重量は、ディスクドライブなしで 61.56 kg (135.72 lbs) になります。機械リフトを使用するか、シェルフを持ち上げるときに使用するストラップを 3 人以上で持つようにします。シェルフを後で移動する場合に備えて、ストラップは破棄しないでください。

    警告:

    ストレージシェルフの背面側は、前面側より重くなります。

    ラックの前面から、ストレージシェルフをラックのレールの棚のような部分に慎重に下ろします。ストレージシェルフに同梱されている持ち上げるための 3 本のストラップを使って、シェルフを持ち上げてレールに配置します。
  17. シェルフをラックの背面側に押し込みます。
  18. ラックの前面にある上部と下部の穴に長いねじと 2 つの座金を差し込みます。

    最初は、すき間を空けてねじに座金をはめ込みます。

  19. ストレージシェルフのシャーシの左側と右側の背面角にあるロックタブを見つけます。
  20. レールの三角形の先端にある穴に、ロックタブを使用して小さいねじを差し込みます。ねじを締めます。
  21. ストレージシェルフの前面側で、左側と右側のキャップを再度取り付けます。左側のキャップにはコントロールパネルがあります。右側のキャップには、ストレージシェルフに取り付けるために使用する 2 つのラッチ用スペースがあります。