NetBackup IT Analytics リリースノート

ランサムウェアのスコアカード

ランサムウェアのスコアカードは、ランサムウェア攻撃に対する環境の耐障害性と回復可能性を評価して報告するための対話型ツールとして導入されました。このスコアカードでは、クエリーに回答するための役割ベースのアクセス権が提供されます。これにより、ポータル管理者は脆弱な領域を評価し、それらを管理するためのベストプラクティスを提案できます。

各評価クエリーで利用可能な履歴レポートを使用すると、ユーザーは評価の質問とユーザーからの回答の完全な証跡を表示できます。スコアカードには、デフォルトの評価クエリーのセットが用意されています。スコアカード管理者は、デフォルトのクエリーでカバーされていない領域に対して新しいクエリーを追加することもできます。

さらに、ランサムウェアスコアの変更の早期検出に役立つように、新しいアラートルール 「ランサムウェアスコアの大幅な変更」が追加されました。これは、［アラート］、［アラートポリシーの管理］の順に移動して設定できます。ランサムウェアスコアの変更にしきい値 (パーセント) を追加すると、スコアが大幅に減少した場合、または特定の割合を下回った場合にアラートを受信できます。

ランサムウェアのスコアカードの効果的な実装方法について詳しくは、『NetBackup IT Analytics ユーザーガイド』にある「ランサムウェアのスコアカードの管理」のセクションを参照してください。