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Cluster Server 7.3.1 エージェント開発者ガイド - AIX、Linux、Solaris、Windows
Last Published:
2018-01-17
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)
- 概要
- エージェントのエントリポイントの概要
- エージェントのエントリポイントについて
- エージェントエントリポイントの説明
- action エントリポイントについて
- info エントリポイントについて
- C++ またはスクリプトエントリポイントの使用上の注意事項
- エージェント情報ファイルについて
- ArgList 属性と ArgListValues 属性について
- C++ でのエントリポイントの作成
- C++ でのエントリポイントの作成について
- C++ のエントリポイントの構文
- エージェントフレームワークの基本関数
- コンテナサポートのためのエージェントフレームワーク基本関数
- スクリプトでのエントリポイントの作成
- スクリプトでのエントリポイントの作成について
- スクリプトエントリポイントの構文
- エージェントフレームワークの基本関数
- VCSAG_GET_ATTR_VALUE
- コンテナをサポートするエージェントフレームワーク基本関数
- スクリプトのエントリポイントの例
- エージェントメッセージのログ
- カスタムエージェントの作成
- スクリプトベースの IMF 対応カスタムエージェントの作成
- エージェントのテスト
- 静的タイプ属性
- 静的属性について
- 静的タイプ属性の定義
- AdvDbg
- ArgList
- 状態の遷移図
- 国際化されたメッセージ
- First Failure Data Capture(FFDC)を使用した VCS リソースの予期しない動作のトラブルシューティング
- 付録 A. 5.0 より前の VCS エージェントの使用
エージェントフレームワークがエントリポイントと相互作用するしくみ
エージェントフレームワークでは、特定のリソースに対して同時に実行されるエントリポイントは 1 つのみです。同じリソースに対して、複数の要求が受信されたり、複数のイベントでスケジュールが設定済みであったりする場合、エージェントはその要求をキューに入れ、1 度に 1 つずつ処理していきます。 例外として、すでに監視されているリソースや、あるリソースに対して監視要求がリソースコマンドキューの最後の要求として内部的に生成された定期的な監視要求をエージェントフレームワークが破棄して最適化する動作があります。
エージェントフレームワークはマルチスレッドに対応しています。つまり、単一エージェントプロセスは、同時に複数リソースに対してエントリポイントを実行できます。ただし、エージェントが特定のリソースをオフラインにする要求を受信すると同時に、そのリソースを終了する要求も受信した場合、まず offline エントリポイントを実行します。close エントリポイントは、offline エントリポイントの実行が終了した後か、offline エントリポイントの実行がタイムアウトした場合に実行されます。受信した offline エントリポイント実行要求と close エントリポイント実行要求が、それぞれ別のリソースに対するものである場合、エージェントは両方の要求を同時に呼び出します。
次のセクションでは、エージェントフレームワークがサポートするエントリポイントを説明します。monitor 以外のエントリポイントはオプションです。各エントリポイントは、C++ またはスクリプトで実装することが可能です。