Cluster Server 7.3.1 Agent for Sybase インストール/設定ガイド - Solaris
- Cluster Server for Sybase の概要
- Sybase のインストールと設定
- Sybase 用のエージェントのインストール、アップグレード、および削除
- Sybase のための VCS サービスグループの設定
- Sybase のための VCS サービスグループの管理
- 付録 A. Sybase のリソースの種類定義
- 付録 B. Sybase の設定例
- 付録 C. 以前のリリースで導入された変更
for Sybase エージェントのアップグレード
ここでは、VCS(Cluster Server)クラスタで、VCS agent for Sybase をアップグレードする手順について説明します。VCS クラスタ内の各ノードで、次の手順を実行します。
メモ:
VCS Agent for Sybase をバージョン 5.0、5.1、6.0.1 から 7.0.0 以降にアップグレードできます。 for Sybaseエージェントのインストールを参照してください。
for Sybase VCS エージェントをアップグレードするには
- VCS の設定を保存し、VCS エンジンを停止します。
# haconf -dump -makero # hastop -all -force
- クラスタノード上の場所に設定ファイルの main.cf をバックアップします。
- 現在の VCS Agent for Sybase のバージョンに基づいて、エージェントがインストールされているすべてのシステムで適切な手順を実行します。
目的
次の手順の実行
バージョンが 5.1 より前の VCS エージェントのアップグレード
次のコマンドを使って VCS agent for Sybase を削除します。
# pkgrm VRTSvcssy
日本語の言語パッケージをインストールしている場合は、次のコマンドを使います。
# pkgrm VRTSjacss
SybaseTypes.cf のバックアップを移動します。
# mv /etc/VRTSvcs/conf/config/SybaseTypes.cf /etc/VRTSvcs/conf/config/SybaseTypes.cf_bkp
パッケージが格納されているディレクトリに移動します。
# cd pkgs
次のコマンドを実行して VCS agent for Sybase をインストールします。
注意:
次のコマンドを実行すると、Oracle 用と DB2 用の VCS エージェントもアップグレードされます。
# pkgadd -d VRTSvsea
VCS エージェントの 5.1 以降からのアップグレード
次のコマンドを使って VCS agent for Sybase を削除します。
# pkgrm VRTSvcsea
日本語の言語パッケージをインストールしている場合は、次のコマンドを実行します。
# pkgrm VRTSjacse
SybaseTypes.cf のバックアップを移動します。
# mv /etc/VRTSvcs/conf/config/SybaseTypes.cf /etc/VRTSvcs/conf/config/SybaseTypes.cf_bkp
パッケージが格納されているディレクトリに移動します。
# cd pkgs
次のコマンドを実行して VCS agent for Sybase をインストールします。
注意:
次のコマンドを実行すると、Oracle 用と DB2 用の VCS エージェントもアップグレードされます。
# pkgadd -d VRTSvsea.pkg
- SybaseTypes.cf ファイルが /etc/VRTSagents/ha/conf/Sybase/ ディレクトリから /etc/VRTSvcs/conf/config ディレクトリにコピーされたことを確認します。
必ず、古い SybaseTypes.cf ファイルに対して加えたタイプレベルの変更のすべてが、新しくコピーされた SybaseTypes.cf ファイルに反映されるようにします。
たとえば、MonitorInterval 属性の値をデフォルトの 60 秒から 120 秒に変更した場合は、SybaseTypes.cf ファイルが更新されます。 これらのタイプレベルの変更は、新しくコピーされた SybaseTypes.cf ファイルに対して手動で適用する必要があります。
- バックアップした場所から /etc/VRTSvcs/conf/config ディレクトリに main.cf ファイルをコピーします。
/etc/VRTSvcs/conf/config/ に置かれている main.cf ファイルを編集します。
詳細監視を設定している場合は、Sybase リソースの種類の Monscript 属性が正しく設定されていることを確認してください。
設定されている場合は、SybaseBk リソースの種類の Monscript 属性を削除します。
Sybase リソースと SybaseBk リソースの SApswd 属性に指定したパスワードと、Sybase リソースの UPword 属性に指定したパスワードを、暗号化したパスワードに置き換えます。
Sybase のパスワードの暗号化を参照してください。
main.cf ファイルを保存します。
- 設定を確認します。
# cd /etc/VRTSvcs/conf/config # hacf -verify
- ローカルノードの VCS を起動します。
- 次に、他のノードの VCS を起動します。