NetBackup™ アップグレードガイド
- 概要
- アップグレード計画
- 一般的なアップグレードの計画について
- アップグレードツールについて
- アップグレードに関する注意事項および制限事項
- プライマリサーバーのアップグレード
- メディアサーバーのアップグレード
- NetBackup の MSDP のアップグレード
- クライアントのアップグレード
- VxUpdate を使用した NetBackup 配備の管理
- 付録 A. 参照先
NetBackup 10.4 以降のアップグレードに関する Windows コンパイラとセキュリティの要件
NetBackup 10.4 以降の Windows では、Visual Studio 2022 コンパイラと Windows 11 SDK (Software Development Kit) を使用します。NetBackup 10.4 を実行するには、Windows コンピュータに Visual C++ ランタイムライブラリのバージョン 14.36.32532 以降が必要です。Microsoft 社はこれらのライブラリをインストールする再頒布可能ユーティリティを提供します。これらの再頒布可能ユーティリティについての詳細情報は入手可能です。
https://visualstudio.microsoft.com/downloads
Microsoft 社のこれらのユーティリティは、再起動を必須とするように Windows ホストを変更する場合があります。再起動は、Visual C++ ランタイムライブラリがシステム上の 1 つ以上のプロセスで使用されている場合に必須となる可能性があります。Veritas では、NetBackup 10.4 以降をインストールする前に、Visual Studio 2022 C++ ランタイムライブラリを Windows コンピュータにインストールすることをお勧めします。これらのライブラリのインストールは、コンピュータを安全に再起動できるメンテナンス期間内で実行する必要があります。
互換性のある Visual C++ ランタイムライブラリがない Windows コンピュータでは、NetBackup のアップグレード処理で、ライブラリのインストールを提案される場合があります。リスクとオプトインを確認する必要があります。リスクとオプトインのプロセスに関する詳細情報が入手可能です。
https://www.veritas.com/content/support/en_US/article.100062924
すべてのセキュリティ更新プログラムが適用されていないと、再頒布可能ユーティリティがホストで失敗したり、予期しない動作をする可能性があります。Windows ホストに最新のセキュリティ更新プログラムが適用されていない場合、次の動作が発生する可能性があります。
NetBackup のアップグレードプロセスが開始直後に失敗し、Visual Studio 2022 C++ ランタイムライブラリを配備できないというメッセージが表示される。
NetBackup のインストールまたはアップグレードプロセスによって実行された nbcertcmdtool アプリケーションが予期せず失敗する。このエラーは、セキュリティ構成が無効または不十分であるために発生する nbcertcmdtool エラーと区別することが困難です。
NetBackup のインストールまたはアップグレードプロセスの終了間際に、MSDP アプリケーションが予期せず失敗する。