NetBackup™ Self Service 構成ガイド
アクセス権
デフォルトでは、すべてのユーザーはテナントに登録しているすべてのコンピュータで可能な処理すべてを実行できます。使用できる機能は、コンピュータがサポートする機能によって異なります。すべてのユーザーはテナントのデータ使用量を月ごとに表示できます。利用可能な処理は、全体、テナント単位、ユーザー単位の 3 つのレベルで制御できます。
これらのアクセス権の制御は、左側のメニュー、[設定 (Settings)]、[システム構成 (System Configuration)]、[統合設定 (Integration Settings)]タブの[NetBackup アダプタのアクセス権 (NetBackup Adapter Access Rights)]セクションで設定します。アクセス権には、[今すぐバックアップを許可 (Allow Backup Now)]、[マシンの保護を許可 (Allow Protect Machine)]、[ファイルのリストアを許可 (Allow Restore File)]、[VM のリストアを許可 (Allow Restore Vm)]、[マシンの保護解除を許可 (Allow Unprotect Machine)]、[使用状況レポートを許可 (Allow Usage Report)]、[ファイルリストアの登録を許可 (Allow Register for File Restore)]、[SQL のリストアを許可 (Allow Restore SQL)]、[Oracle のリストアを許可 (Allow Restore Oracle)]、[クラウド資産のリストアを許可 (Allow Restore Cloud Asset)]、[エージェントレスリストアファイルを許可 (Allow Agentless Restore File)]、[代替 VM へのエージェントレスリストアファイルを許可 (Allow Agentless Restore File To Alternate Vm)]、[バックアップの期限切れを許可 (Allow Expire Backups)]、[ディスクのリストアを許可 (Allow Restore Disks)]、[Kubernetes 名前空間のリストアを許可 (Allow Restore Kubernetes Namespace)]があります。
すべてのユーザーの処理を全体的に有効または無効にするには
- [NetBackup アダプタのアクセス権 (Adapter Access Rights)]セクションで必要なアクセス権をクリックします。
- [値 (Value)]フィールドで[有効 (Enabled)]または[無効 (Disabled)]を選択します。
[テナントの上書きを許可 (Allow Tenant Override)]にチェックマークを付けていないことを確認します。
- さまざまなテナントでさまざまな処理を実行できるようにするには、次の操作をします。
[NetBackup アダプタのアクセス権 (Adapter Access Rights)]セクションで必要なアクセス権をクリックします。
[値 (Value)]フィールドで[有効 (Enabled)]または[無効 (Disabled)]を選択します。この設定は、既存のテナントでも新しいテナントでもデフォルトの設定です。
[テナントの上書きを許可 (Allow Tenant Override)]にチェックマークを付けます。
すべてのテナントにアクセスできる、テナント以外に関連付けられた管理者のみがこの値を変更できます。
各テナントにアクセス権の値を設定するには
- [テナント管理 (Tenant Admin)]画面 (左側のメニュー、[テナント (Tenants)]、テナントを選択) で[統合 (Integration)]タブを選択します。
- [NetBackup アダプタのアクセス権 (Adapter Access Rights)]セクションで必要なアクセス権をクリックします。
- [値 (Value)]フィールドで[有効 (Enabled)]または[無効 (Disabled)]を選択します。