NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 10.0 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup の新しい拡張と変更について
- NetBackup 10.0 の新機能、変更点、拡張機能
- Veritas 用語の変更点
- NetBackup 10.0 の RESTful API
- NetBackup Web UI のアクティビティモニターの改善点
- Veritas が NetBackup SaaS Protection (NSP) と Web UI の統合を発表
- データボリュームでの NetBackup MSDP カタログシャドウコピーの複製
- NetBackup でのマルウェアの検出
- NetBackup Web UI からの NetBackup Flex Scale へのアクセス
- 必要なアクセス権を持つ非 root ユーザーによる CLI へのアクセス
- NetBackup 10.0 の新しいホスト ID ベースの証明書に 4096 より大きいキーサイズを設定できない
- AD または LDAP ドメインの認証を使用しないスマートカードまたは証明書のユーザー認証の構成
- HP-UX での BMR クライアントに対するサポートの終了 (製品のライフサイクル終了)
- NetBackup OpsCenter と OpsCenter Analytics の最終リリース
- NetBackup 10.0 のサポートの追加および変更点
- FIPS 準拠モードでサポートされる作業負荷
- 移動中のデータの暗号化 (DTE) のサポート
- NetBackup 10.0 で ISM ポリシーによるストレージユニット (非 SLP) への直接バックアップのサポートが終了
- BMR で Windows リストア用の ADK 10 をサポート
- Web UI での MSDP のディスクプール作成で AWS SSE-CMK をサポート
- S3 互換のプラットフォームと Azure での MSDP クラウド変更不可ストレージのサポート
- NetBackup for OpenStack による OpenStack-Ansible のサポート
- OpsCenter での Oracle 向けガイド付きリカバリのサポート終了
- 将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
- Google Cloud Platform に存在する Windows VM のスナップショットとリカバリ
- NetBackup Web UI でのライセンス形式の構成のサポート
- レガシーログのアクセス設定
- 通知、メッセージ、耐性の構成情報がアップグレードされない
- CloudPoint 8.3.x サーバーをバージョン 10.0 にアップグレードする前に NetBackup 9.1.x にアップグレードする必要がある
- vCenter プラグインのサポートの変更
- NetBackup 10.0 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにプライマリサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
- CloudProvider.xml と cacert.pem のファイルパスの変更
- Oracle インスタンスグループとコマンドの今後の変更点
- NetBackup Copilot for Oracle でのインスタントアクセスとユニバーサル共有
- NetBackup for Oracle と NetBackup for DB2 でのバックアップイメージの直接の期限切れの防止
- MSDP ストレージに RMAN バックアップを直接格納するプラグイン
- Cassandra クラスタのバックアップとリストア
- Recovery Vault for NetBackup
- NetBackup Web UI での NetBackup Bare Metal Restore (BMR) 操作
- 操作上の注意事項
- NetBackup 10.0 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NBAC が「必須」または「自動」モードで構成されている場合に特定の NetBackup Web UI ノードが動作しない
- Web UI では一部の列を検索できない
- [カタログ (Catalog)]領域で列を追加または削除する際に NetBackup Web UI で遅延が発生する
- 資産に対する RBAC 権限が制限されている作業負荷管理者がジョブの処理を利用できない
- X フォワーディングを使った NetBackup 管理コンソールの起動が特定の Linux プラットフォーム上で失敗することがある
- NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
- Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
- NetBackup クラウドの操作上の注意事項
- NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
- VM のオフラインバックアップが状態コード 156 で失敗する
- アプリケーション整合性スナップショットからの (読み取り専用ディスクを使用した) VM のリストアが失敗する
- タグ名に特殊文字を使用した問い合わせの編集がインテリジェントクラウドグループではサポートされない
- RHEL 8.3 環境の Podman 層に古い IP アドレスエントリが保持されている場合、CloudPoint サービスの開始または再起動が失敗する場合がある
- 検出レベルが原因で VM ディスクが表示されない
- ターゲットパスを削除して再作成すると個別リストアが失敗する
- Gov クラウドまたは中国地域でパブリッククラウドがサポートされない
- AWS マーケットプレース AMI から作成されたインスタンスでインデックス付けがサポートされない
- 一貫したホストスナップショットが失敗する場合がある
- [認証方式 (Authentication Method)]フィールドに空白が表示された IAM 役割を持つ AWS プラグインの構成
- ユーザーとパスワードの両方が更新されると権限拒否エラーが発生する
- Google Cloud Platform の異なるソースおよびターゲットゾーンがサポートされない
- 壊れたファイルシステムが検出される
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- CentOS リポジトリミラー URL の更新
- haproxy 接続で NetBackup for OpenStack Datamover API (NBOSDMAPI) サービスがタイムアウトする
- Horizon UI のポリシースケジュールの開始時刻がポリシーで構成されている時間と異なる
- 増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
- NetBackup VM が 3 ノードクラスタの場合、NetBackup プライマリサーバーがトークンを再発行しない
- Web UI で NetBackup のバージョンが「NetBackup-CentOS3.10.0 9.0」ではなく「NetBackupforOpenStack_10.0.1Beta1」と表示される
- スナップショットがあるポリシーを削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
- NBCA を使用して NetBackup プライマリサーバーに接続できない
- リストア後に除外された Ceph ボリュームをマウントまたはフォーマットできない
- リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
- 新しい NetBackup VM をクラスタに追加するとき、NBOSVM の再構成に失敗する
- NetBackup クラスタで新しいノードを取得した後にデータベースが同期されない
- ブートディスク上のデータが除外されているにもかかわらずバックアップされる
- 再初期化とインポートの後、OpenStack 証明書が見つからない
- CLI でのインポートによってスケジューラの信頼の値が無効に変更される
- NetBackup Appliance を再初期化した後、ノードの詳細を取得できない
- 多数のポリシージョブが同時に実行されるとスナップショットが「object is not subscriptable」で失敗する
- SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
- NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup 10.0 の RESTful API
NetBackup 10.0 は、更新された RESTful アプリケーションプログラミングインターフェース (API) と新しい RESTful API の両方を備えています。これらの API は、ご使用の環境で NetBackup を構成および管理できる Web サービスベースのインターフェースを提供します。
NetBackup API のマニュアルは、SORT とプライマリサーバーにあります。「はじめに」のセクションで、該当するバージョンのトピックと新機能のトピックを参照してください。
プライマリサーバーの場合:
API は、プライマリサーバー上の YAML ファイルに格納されています。
https://<primary_server>/api-docs/index.htmlAPI は Swagger 形式で記述されています。この形式では、コードを確認し、API の実際の呼び出しを実行して機能をテストできます。Swagger API を使用するには、プライマリサーバーと API にアクセスするための適切なセキュリティ権限が必要です。
注意:
Veritas は、開発環境でのみ API をテストすることをお勧めします。Swagger ファイルから実際の API の呼び出しを実行できるため、本番環境では API をテストしないでください。
SORT の場合:
NetBackup API のマニュアルは、SORT でも入手できます。
[HOME]、[ナレッジベース (KNOWLEDGE BASE)]、[文書 (Documents)]、[製品バージョン (Product Version)] 10.0
[API リファレンス (API Reference)]の下を参照します。『はじめに』のマニュアルには、NetBackup API の使用に関する背景情報が記載されています。API YAML ファイルも参照できますが、実用的ではありません。SORT 上のマニュアルからは API をテストできません。
NetBackup 10.0 には、次の機能強化された API が新たに導入されました。
API キー: 既存の API キーを再発行または無効にします。
Bare Metal Restore: クライアント、構成、VM の変換を管理します。
カタログイメージ: イメージを更新して DTE モードを変更できます。
継続的なデータ保護: CDP ホストを管理します。
データの分類: データの分類を更新します。
ホストプロパティ: 次の種類のホストプロパティを管理します。
globalAttributes
universalSettings
fibreTransport
restoreFailover
generalServer
portRanges
timeouts
clientAttributes
distributedApplicationRestoreMappings
firewallAttributes
logging
cleanup
accessControl
networkSettings
credentialAccess
defaultJobPriorities
enterpriseVaultHosts
networkBandwidth
preferredNetworks
resilientNetworks
scalableStorage
clientName
encryption
windowsClientSettings
clientExcludeLists
clientNetwork
clientLotusNotes
clientExchange
clientSharePoint
clientActiveDirectory
clientEnterpriseVault
unixClientSettings
clientBusyFileSettings
マルウェア: スキャンホストを管理し、スキャンを開始します。
メディアサーバー: メディアサーバーを更新して DTE モードを変更できます。
リカバリ:
標準および MS-Windows のバックアップイメージからのファイルとフォルダのインスタントアクセス。
Oracle Copilot のインスタンスアクセス。
リカバリポイントサービス: プロバイダによって保護されているリカバリポイントのリスト。
保持レベル:
セキュリティの異常: 検出されたセキュリティの異常のレコードと、レポートの生成を管理します。
サーバーリスト: ホストのサーバーリストを管理します。
サービスプリンシパル: NetBackup のホストまたはユーザー以外のプリンシパル (Kubernetes コントローラなど) の API アクセスを管理します。
これらは、最新の変更のために NetBackup 10.0 でバージョン化された API です。適切なバージョンを指定することで、これらの API の以前のバージョンも引き続きサポートされます。詳しくは、SORT の API リファレンスのバージョン管理に関するセクションを参照してください。
Kubernetes リカバリポイント:
GET /recovery-point-service/workloads/{workload}/recovery-points/{recoveryPointId} で、optionalKubernetesRecoveryPointInfo 応答オブジェクトの instances 属性のデータ型が、文字列のリストからオブジェクトのリストに変更されました。
ホストプロパティ:
GET /config/data-classifications は、個々のリソースオブジェクトの集合から、データの分類の配列を含む単一のリソースオブジェクトに変更されました。
ユニバーサル共有のインスタントアクセス:
POST /recovery/workloads/universal-share/instant-access-mounts は型の値が変更されました。また、targetServer 属性は名前が clients に変更され、文字列の配列に変更されました。
カタログイメージ:
GET /catalog/images と GET /catalog/images/{backupId}
v7.0 のイメージ応答で属性 dteMode の名前が imageDteMode に変更されました。
v7.0 のイメージ応答で copyDteMode 属性と hierarchicalDteMode 属性が fragments 属性に追加されました。
API v4.0-6.0 と API v7.0 の例については、SORT の API リファレンスの「バージョン化された API」セクションを参照してください。
次の API で、nbuVersion フィールドと nbuReleaseVersion フィールドのフィルタ処理が変更されました。他のフィールドについて動作の変更はありません。
メモ:
この動作は、フィルタ式のバイナリ演算子 (たとえば、gt、lt、le など) にのみ影響します。
メディアサーバーの一覧表示:
GET `/config/media-servers`
ホストの一覧表示:
/config/hosts API の動作は /config/media-servers と同じですが、フィルタできるフィールドは nbuReleaseVersion です。
例については、SORT の API リファレンスにある「API フィルタの動作変更」セクションを参照してください。