NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 10.0 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup 10.0 の新機能、変更点、拡張機能
- 操作上の注意事項
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup クラウドの操作上の注意事項
- NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
- NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup 10.0 の RESTful API
NetBackup 10.0 は、更新された RESTful アプリケーションプログラミングインターフェース (API) と新しい RESTful API の両方を備えています。これらの API は、ご使用の環境で NetBackup を構成および管理できる Web サービスベースのインターフェースを提供します。
NetBackup API のマニュアルは、SORT とプライマリサーバーにあります。「はじめに」のセクションで、該当するバージョンのトピックと新機能のトピックを参照してください。
プライマリサーバーの場合:
API は、プライマリサーバー上の YAML ファイルに格納されています。
https://<primary_server>/api-docs/index.html
API は Swagger 形式で記述されています。この形式では、コードを確認し、API の実際の呼び出しを実行して機能をテストできます。Swagger API を使用するには、プライマリサーバーと API にアクセスするための適切なセキュリティ権限が必要です。
注意:
Veritas は、開発環境でのみ API をテストすることをお勧めします。Swagger ファイルから実際の API の呼び出しを実行できるため、本番環境では API をテストしないでください。
SORT の場合:
NetBackup API のマニュアルは、SORT でも入手できます。
[HOME]、[ナレッジベース (KNOWLEDGE BASE)]、[文書 (Documents)]、[製品バージョン (Product Version)] 10.0
[API リファレンス (API Reference)]の下を参照します。『はじめに』のマニュアルには、NetBackup API の使用に関する背景情報が記載されています。API YAML ファイルも参照できますが、実用的ではありません。SORT 上のマニュアルからは API をテストできません。
NetBackup 10.0 には、次の機能強化された API が新たに導入されました。
API キー: 既存の API キーを再発行または無効にします。
Bare Metal Restore: クライアント、構成、VM の変換を管理します。
カタログイメージ: イメージを更新して DTE モードを変更できます。
継続的なデータ保護: CDP ホストを管理します。
データの分類: データの分類を更新します。
ホストプロパティ: 次の種類のホストプロパティを管理します。
globalAttributes
universalSettings
fibreTransport
restoreFailover
generalServer
portRanges
timeouts
clientAttributes
distributedApplicationRestoreMappings
firewallAttributes
logging
cleanup
accessControl
networkSettings
credentialAccess
defaultJobPriorities
enterpriseVaultHosts
networkBandwidth
preferredNetworks
resilientNetworks
scalableStorage
clientName
encryption
windowsClientSettings
clientExcludeLists
clientNetwork
clientLotusNotes
clientExchange
clientSharePoint
clientActiveDirectory
clientEnterpriseVault
unixClientSettings
clientBusyFileSettings
マルウェア: スキャンホストを管理し、スキャンを開始します。
メディアサーバー: メディアサーバーを更新して DTE モードを変更できます。
リカバリ:
標準および MS-Windows のバックアップイメージからのファイルとフォルダのインスタントアクセス。
Oracle Copilot のインスタンスアクセス。
リカバリポイントサービス: プロバイダによって保護されているリカバリポイントのリスト。
保持レベル:
セキュリティの異常: 検出されたセキュリティの異常のレコードと、レポートの生成を管理します。
サーバーリスト: ホストのサーバーリストを管理します。
サービスプリンシパル: NetBackup のホストまたはユーザー以外のプリンシパル (Kubernetes コントローラなど) の API アクセスを管理します。
これらは、最新の変更のために NetBackup 10.0 でバージョン化された API です。適切なバージョンを指定することで、これらの API の以前のバージョンも引き続きサポートされます。詳しくは、SORT の API リファレンスのバージョン管理に関するセクションを参照してください。
Kubernetes リカバリポイント:
GET /recovery-point-service/workloads/{workload}/recovery-points/{recoveryPointId} で、optionalKubernetesRecoveryPointInfo 応答オブジェクトの instances 属性のデータ型が、文字列のリストからオブジェクトのリストに変更されました。
ホストプロパティ:
GET /config/data-classifications は、個々のリソースオブジェクトの集合から、データの分類の配列を含む単一のリソースオブジェクトに変更されました。
ユニバーサル共有のインスタントアクセス:
POST /recovery/workloads/universal-share/instant-access-mounts は型の値が変更されました。また、targetServer 属性は名前が clients に変更され、文字列の配列に変更されました。
カタログイメージ:
GET /catalog/images と GET /catalog/images/{backupId}
v7.0 のイメージ応答で属性 dteMode の名前が imageDteMode に変更されました。
v7.0 のイメージ応答で copyDteMode 属性と hierarchicalDteMode 属性が fragments 属性に追加されました。
API v4.0-6.0 と API v7.0 の例については、SORT の API リファレンスの「バージョン化された API」セクションを参照してください。
次の API で、nbuVersion フィールドと nbuReleaseVersion フィールドのフィルタ処理が変更されました。他のフィールドについて動作の変更はありません。
メモ:
この動作は、フィルタ式のバイナリ演算子 (たとえば、gt、lt、le など) にのみ影響します。
メディアサーバーの一覧表示:
GET `/config/media-servers`
ホストの一覧表示:
/config/hosts API の動作は /config/media-servers と同じですが、フィルタできるフィールドは nbuReleaseVersion です。
例については、SORT の API リファレンスにある「API フィルタの動作変更」セクションを参照してください。