Enterprise Vault™ Discovery Accelerator レビューアガイド

レビューペインのアイテムをフィルタ処理する方法

1. フィルタペインの先頭の［ケース］ドロップダウンリストで、レビューセットにアイテムを表示するケースまたはフォルダを選択します。
2. ［アイテム］ドロップダウンリストで、レビューするアイテムのグループを選択します。オプションは次のとおりです。

   一時的な割り当て	このオプションでは、レビューセット内の特定の数のアイテムを予約できます。作業が完了するまで、他のレビューアはこれらのアイテムを参照できません。
   すべてのアイテム	このオプションでは、アイテムが他のレビューアに割り当てられている場合でも、レビューセットのすべてのアイテムを表示できます。 このオプションを使うと、他のレビューアの作業と重複することがあります。したがって、他のレビューアが同時に作業していない場合、またはマーク付けせずにアイテムを参照する場合にのみこのオプションを選択することを推奨します。
   マイアイテム	このオプションでは、ケース管理者によって割り当てられたアイテムをレビューできます。

3. 選択したケースで分析を有効にした場合は、［検索］領域の機能を使って指定した基準に一致するアイテムを検索します。

   レビューセット内での検索

4. ［フィルタ］セクションでは、適用するファセット (アイテムの分類) を選択します。利用可能な値を表示するには、ファセットの名前または名前の左側にある矢印をクリックします。

   次の表は利用可能なすべてのファセットをリストしたものです。

   	添付ファイルの種類	(分析に対して有効なケースの場合にのみ利用可能)アイテムに添付されたファイルの種類を基準にアイテムを選択します。
   	Author	アイテムを送信した人の名前を基準にアイテムを選択します。 分析に対して有効なケースの場合、電子メールアドレスまたはドメインを基準に作成者を選択することもできます。
   	キャプチャ日	指定した期間に Discovery Accelerator がキャプチャしたアイテムを選択します。
   	コメント	レビューアがコメントを追加したアイテムを選択します。
   	日付	作成された日付を基準にアイテムを選択します。
   	Direction	指定した方向に送受信されたアイテムを選択します。オプションは次のとおりです。 ［内部］。作成者とすべての受信者が組織内部の人間であるアイテムを選択します。 ［外部インバウンド］。作成者が組織外部の人間で、受信者のうち少なくとも 1 人が組織内部の人間であるアイテムを選択します。 ［外部アウトバウンド］。作成者が組織内部の人間で、受信者のうち少なくとも 1 人が組織外部の人間であるアイテムを選択します。
   	取り込みの状態	(分析に対して有効なケースの場合にのみ利用可能)アイテムが Enterprise Vault アーカイブから Discovery Accelerator のカスタマーデータベースに取り込まれた状態を基準にアイテムを選択します。
   	マーク付けの最終実行者	アイテムに最後にマークを割り当てたレビューアを基準にアイテムを選択します。
   	リーガルホールドの状態	ケースでのリーガルホールドの状態を基準にアイテムを選択します。
   	マーク	レビューアがアイテムに割り当てたマークを基準にアイテムを選択します。
   	ルールによるマーク付け	(分析に対して有効なケースの場合にのみ利用可能)自動的にアイテムにマークを付けるために使ったルールを基準にアイテムを選択します。
   	添付ファイルの数	アイテムの添付ファイルの数を基準にアイテムを選択します。
   	権限がある削除の状態	Enterprise Vault アーカイブからの削除の状態を基準にアイテムを選択します。オプションは次のとおりです。 なし。アーカイブから削除されていないアイテムを選択します。 保留中の削除。アーカイブからの削除がキューに登録されたアイテムを選択します。 削除に失敗しました。Discovery Accelerator が削除に失敗したアイテムを選択します。 正常に削除されました。アーカイブから削除されたアイテムを選択します。
   	ポリシー	ポリシー管理ソフトウェアがタグ付けに使ったポリシーによってアイテムを選択します。
   	ポリシーの処理	ポリシー管理ソフトウェアがタグ付けに使ったポリシーの処理によってアイテムを選択します。この処理は次のいずれかです。 ［含める］(レビューセットのキャプチャを要求または提案する)。 ［除外］(レビューセットのキャプチャを除外するか、キャプチャしないことを推進する)。
   	受信者	(分析に対して有効なケースの場合にのみ利用可能)受信者の名前、電子メールアドレス、ドメインを基準にアイテムを選択します。
   	スケジュール設定済みの検索	1 つ以上のスケジュール設定済みの検索によりキャプチャされたアイテムを選択します。
   	検索	1 つ以上の検索によりキャプチャされたアイテムを選択します。
   	サイズ (KB)	サイズ (KB) を基準にアイテムを選択します。
   	状態	アイテムの状態（［保留］、［問題あり］など）を基準にアイテムを選択します。
   	タグ	レビューアがアイテムに割り当てたタグを基準にアイテムを選択します。
   	ルールによるタグ付け	(分析に対して有効なケースの場合にのみ利用可能)自動的にアイテムにマークを付けるために使ったルールを基準にアイテムを選択します。
   	種類	種類を基準にアイテムを選択します。

   次の点に注意してください。

   • 各ファセット値にはハイパーリンクが設定されています。このハイパーリンクをクリックすると、その値が選択され、それに応じてただちにアイテム一覧がフィルタ処理されます。フィルタから削除するには、再びそのファセット値をクリックします。

     同じファセット内で 1 つ以上の値がすでに選択されている場合は、別の値をクリックすると他の値が選択解除されます。ただし、別のファセット内で選択されている値は影響を受けません。

   • ファセット値の横にある数字は、一致するアイテムの数を示します。フィルタの適用後、アイテム一覧に存在するアイテムの数を示す数字が Discovery Accelerator によって更新されます。たとえば、最初の状態では、［作成者］ファセット値にレビューセット全体の一致するアイテムの数が表示されているとします。その後、［状態］ファセット値を［未レビュー］に設定してからこのフィルタを適用すると、［作成者］の値が更新され、各作成者の未レビューのアイテムの数のみが表示されます。

     ファセット値がイタリック体のフォントで表示される場合、一致するアイテムは現在のアイテム一覧に存在しません。

   • 1 つのファセットに 2 つ以上の値を選択すると、Discovery Accelerator はいずれかの値に一致するアイテムを検索します。たとえば、［保留］と［問題あり］の両方の値を選択することで、そのいずれかの状態にあるすべてのアイテムを表示するように選択できます。

     2 つ以上の異なるファセットに値を選択すると、Discovery Accelerator はすべてのファセットに一致するアイテムを検索します。たとえば、［状態］の値に［保留］、［種類］の値に［Exchange］を選択すると、状態が［保留］で、かつ種類が［Exchange］であるアイテムのみが一致します。

   • ファセットに選択可能な値が多数ある場合は、Discovery Accelerator は最も関連のある値の簡略一覧を表示します。一覧の最後にある青いハイパーリンクをクリックすることによって、さらに値をリストに追加できます。

   • レビューペインのアイテムのフィルタ処理で同じファセット設定を頻繁に使う場合は、［事前設定］フィールドの右にある［保存］ボタンをクリックすることによって、その設定を事前設定として保存できます。その後、ドロップダウンリストから事前設定を選択することによってこの設定を簡単に適用できます。

   • ファセット値を右クリックすることによって、アイテムにマークを適用できます。たとえば、特定の作成者を基準にすべてのアイテムにマーク付けするには、一覧にあるその作成者の名前を右クリックしてから［アイテムをすべてマーク付け］をクリックします。

5. フィルタペインの先頭で［適用］をクリックします。

   分析に対して有効なケースの場合にのみ利用可能な機能を使った場合は、「取り込みが部分的であるため、結果が不完全である可能性があります。」というメッセージが表示されることがあります。これは、取り込まれたアイテムの数がケースのアイテムの合計数と異なる場合に表示されます。たとえば、分析に対してケースを有効にする前に、ケースのアイテムの一部が Enterprise Vault から削除された可能性があります。