NetBackup™ デバイス構成ガイド

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Product(s): NetBackup (10.3)
  1. デバイス構成の概要
    1.  
      このマニュアルの使用方法
    2. 一般的なデバイス構成の手順
      1.  
        構成に関する注意事項
    3.  
      NetBackup の互換性リストについて
  2. 第 I 部 オペレーティングシステム
    1. Linux
      1.  
        開始する前に (Linux)
      2. 必要な Linux SCSI ドライバについて
        1.  
          st ドライバのデバッグモードについて
      3.  
        Linux ドライバの検証
      4. Linux のロボットとドライブ制御の構成について
        1.  
          Linux のロボット制御デバイスファイルについて
        2.  
          Linux のテープドライブ用デバイスファイルについて
      5.  
        Linux のデバイス構成の検証
      6.  
        Linux の SAN クライアントについて
      7.  
        Linux の SCSI 固定バインドについて
      8.  
        Emulex HBA について
      9.  
        SCSI デバイスのテストユーティリティ
      10.  
        Linux コマンドの概略
    2. Solaris
      1.  
        開始する前に (Solaris)
      2.  
        NetBackup sg ドライバについて
      3.  
        NetBackup sg ドライバがインストールされているかどうかの確認
      4.  
        StorEdge Network Foundation HBA ドライバの特別な構成
      5.  
        ファイバーチャネル HBA ドライバの関連付けについて
      6.  
        複数のドライブパスを使用するための Solaris 10 x86 の構成
      7. sg ドライバおよび st ドライバのインストールまたは再インストール
        1.  
          st.conf ファイルの例
        2.  
          sg.conf ファイルの例
        3.  
          sg.links ファイルの例
      8.  
        Solaris で 6 GB 以上の SAS HBA を構成する
      9.  
        Solaris ドライバのアンロードの回避
      10. Solaris のロボット制御について
        1.  
          Solaris の SCSI および FCP ロボット制御について
        2.  
          Solaris での SCSI および FCP ロボット制御デバイスファイルの例
      11. Solaris テープドライブ用デバイスファイルについて
        1.  
          Berkeley 形式のクローズについて
        2.  
          Solaris の非巻き戻しデバイスファイルについて
        3.  
          Solaris の高速テープ位置設定 (locate-block) について
        4.  
          Solaris の SPC-2 SCSI RESERVE について
        5.  
          Solaris の SPC-2 SCSI RESERVE の無効化
        6.  
          標準以外のテープドライブについて
      12. FT メディアサーバーを認識させるための Solaris SAN クライアントの設定
        1.  
          st.conf ファイルへの FT デバイスエントリの追加
        2.  
          Solaris に 2 つの LUN でデバイスを検出させるための st.conf ファイルの修正
      13.  
        Solaris の sg ドライバのアンインストール
      14.  
        Solaris コマンドの概略
    3. Windows
      1.  
        NetBackup の構成を開始する前に (Windows)
      2.  
        Windows のテープデバイスドライバについて
      3.  
        Windows システムへのデバイスの接続
  3. 第 II 部 ロボットストレージデバイス
    1. ロボットの概要
      1.  
        NetBackup のロボット形式
      2. NetBackup ロボットの属性
        1.  
          ACS ロボット
        2.  
          TLD ロボット
      3.  
        テーブルドリブンのロボット
      4.  
        ロボットテストユーティリティ
      5. ロボットプロセス
        1.  
          各ロボット形式のプロセス
        2.  
          ロボットプロセスの例
    2. Oracle StorageTek ACSLS ロボット
      1.  
        Oracle StorageTek ACSLS ロボットについて
      2.  
        ACSLS 構成の例
      3.  
        ACS ロボットに対するメディア要求
      4.  
        ACS ドライブの構成について
      5.  
        ACS 共有ドライブの構成
      6.  
        ACS ロボットへのテープの追加
      7. ACS ロボットからのテープの取り外しについて
        1.  
          ACSLS ユーティリティを使用したテープの取り外し
        2.  
          NetBackup を使用したテープの取り外し
      8. ACS ロボットでのロボットのインベントリ操作
        1.  
          ACS ロボットでのロボットインベントリのフィルタリングの構成
      9. NetBackup によるロボット制御、通信、ログ記録
        1.  
          Windows システムでの NetBackup のロボット制御、通信、ログ記録
        2. UNIX システムでの NetBackup のロボット制御、通信、ログ記録
          1.  
            NetBackup の ACS デーモン (acsd)
          2.  
            NetBackup の ACS SSI イベントログ採取 (acssel)
          3.  
            異なるソケット名を指定した acssel の使用
          4.  
            NetBackup の ACS ストレージサーバーインターフェース (acsssi)
          5.  
            ACS_SSI_SOCKET 構成オプションについて
          6.  
            手動での acsssi の起動
          7.  
            任意に設定する環境変数
      10. ACS ロボットテストユーティリティ
        1.  
          Windows システム上の acstest
        2.  
          UNIX システム上の acstest
      11.  
        ACS ロボットの構成の変更
      12. サポートされる ACS 構成
        1.  
          複数の ACS ロボットと 1 台の ACS ライブラリソフトウェアホスト
        2.  
          複数の ACS ロボットおよび ACS ライブラリソフトウェアホスト
      13.  
        Oracle StorageTek ACSLS ファイアウォールの構成
    3. デバイス構成の例
      1.  
        Windows サーバーでの ACS ロボットの例
      2.  
        UNIX サーバーでの ACS ロボットの例

ACS ロボット

他のロボット形式とは異なり、NetBackup では、ACS ロボットのメディアのスロット場所はトラッキングされません。ACS ライブラリソフトウェアによって、スロットの場所がトラッキングされ、NetBackup にレポートされます。

次の表に、ACS ロボットの属性を示します。

表: ACS ロボットの属性

属性

NetBackup サーバー

API ロボット

はい

SCSI 制御

いいえ

LAN 制御

はい

リモートロボット制御

いいえ (ACS ドライブが接続されている各ホストでロボットが制御されます)

NDMP のサポート

はい

共有ドライブのサポート

はい

ドライブクリーニングのサポート

なし (ドライブクリーニングは、ACS ライブラリソフトウェアによって管理されます。)

メディアアクセスポートのサポート

はい (取り出し用のみ)

NetBackup によるスロットのトラッキング

いいえ

メディア形式のサポート

DLT、DLT2、DLT3、HCART、HCART2 および HCART3

サポートされるホスト

Windows、UNIX および Linux

Windows サーバーの場合、STK LibAttach ソフトウェアが必要です。最新の互換性リストを Veritas 社のサポート Web サイトで確認し、STK から適切な LibAttach ソフトウェアを入手してください。

バーコードのサポート

はい (NetBackup のメディア ID を取得する ACS ライブラリソフトウェアに依存します。

バーコードは、メディア ID (1 文字から 6 文字) と同じである必要があります)

ロボットの例

Oracle SL500、Oracle SL3000、Oracle SL8500