NetBackup™ デバイス構成ガイド
- デバイス構成の概要
- 第 I 部 オペレーティングシステム
- Linux
- Solaris
- sg ドライバおよび st ドライバのインストールまたは再インストール
- Solaris のロボット制御について
- Solaris テープドライブ用デバイスファイルについて
- FT メディアサーバーを認識させるための Solaris SAN クライアントの設定
- Windows
- 第 II 部 ロボットストレージデバイス
- ロボットの概要
- Oracle StorageTek ACSLS ロボット
- デバイス構成の例
NetBackup のロボット形式
ロボットは、テープドライブからテープボリュームを出し入れする周辺機器です。NetBackup は、ロボット制御ソフトウェアを使用してロボットファームウェアと通信します。
NetBackup では、次の 1 つ以上の特徴に従ってロボットが分類されます。
ロボット制御ソフトウェアで使用される通信方法。SCSI および API が 2 つの主な方法です。
ロボットの物理的な特徴。ライブラリは、スロット容量またはドライブ数の点で、大きいロボットを指します。
そのクラスのロボットで一般的に使用されるメディア形式。メディア形式の例には、HCART (1/2 インチのカートリッジテープ) があります。
表: NetBackup のロボット形式リリース 10.3 に、リリース NetBackup でサポートされている 10.3 のロボット形式、各形式のドライブ数とスロット数の制限を示します。
使用するロボットのモデルに該当するロボット形式を判断するには、お使いのリリースに対応する『NetBackup Enterprise Server and Server - Hardware and Cloud Storage Compatibility List』を次の URL で参照してください。
http://www.netbackup.com/compatibility
表: NetBackup のロボット形式リリース 10.3
ロボット形式 |
説明 |
ドライブ数の制限 |
スロット数の制限 |
備考 |
---|---|---|---|---|
ACS |
自動カートリッジシステム |
1680 |
制限なし |
API 制御。ドライブ数の制限は ACS ライブラリソフトウェアホストで決まります。 |
TLD |
DLT テープライブラリ |
制限なし |
32000 |
SCSI 制御。 |
メモ:
NetBackup のユーザーインターフェースには、そのリリースでサポートされていない周辺機器のための構成オプションが表示される場合があります。これらの機器は以前のリリースでサポートされている可能性があり、NetBackup プライマリサーバーは以前の NetBackup バージョンを実行するホストを管理できます。そのため、そのようなデバイスに関する構成情報をユーザーインターフェースに表示する必要があります。NetBackup のマニュアルにもそのようなデバイスに関する構成情報が記載されている場合があります。どのバージョンの NetBackup でどの周辺機器がサポートされているかを確認するには、『NetBackup Enterprise Server and Server - Hardware and Cloud Storage Compatibility List』を参照してください。