Veritas NetBackup™ アップグレードガイド
- 概要
- NetBackup 8.1.2 の変更について
- アップグレード計画
- マスターサーバーのアップグレード
- メディアサーバーのアップグレード
- NetBackup の MSDP のアップグレード
- VxUpdate を使用した NetBackup 配備の管理
- 付録 A. 参照先
- NetBackup Web ユーザーインターフェースについて
配備ポリシーの管理
以下に示す手順を使用して、配備ポリシーを作成、変更、削除します。
配備ポリシーの作成
メモ:
作業用配備ポリシーを作成する前に、VxUpdate リポジトリにパッケージを追加する必要があります。リポジトリ内にパッケージを追加せずに配備ポリシーを作成できますが、このようなポリシーは正常に実行できません。VxUpdate リポジトリの管理についての詳細情報を参照できます。
リポジトリの管理を参照してください。
- NetBackup 管理コンソールの左ペインで、[配備の管理 (Deployment Management)]、[配備ポリシー (Deployment Policies)]の順に選択します。
- [処理 (Actions)]メニューで[新しい配備ポリシー (New Deployment Policy)]を選択します。
- 新しいポリシー用の一意の名前を[新しい配備ポリシーの追加 (Add a New Deployment Policy)]ダイアログボックスに入力します。
- [OK]をクリックします。
- [配備ポリシーの変更 (Change Deployment Policy)]ウィンドウの[属性 (Attributes)]タブに表示されている情報を指定します。
[パッケージ (Package)]: 配備するパッケージをドロップダウンメニューから選択します。
[メディアサーバー (Media server)]: メディアサーバーをドロップダウンメニューから指定します。指定したメディアサーバーは、ポリシーに含まれている NetBackup ホストに接続してファイルを転送するために使用します。メディアサーバーは NetBackup リポジトリからファイルのキャッシュも行います。メディアサーバーは、NetBackup 8.1.2 以降のバージョンでなければなりません。リポジトリはマスターサーバーに存在するため、メディアサーバーフィールドのデフォルト値はマスターサーバーになります。
(該当する場合): [同時ジョブ数の制限 (Limit simultaneous jobs)]オプションを選択し、[ジョブ (Jobs)]の値を指定して、一度に実行できる同時ジョブの合計数を制限します。最小値は 1 で、最大値は 999 です。
チェックボックスにチェックマークが付いている場合、デフォルト値は 3 です。チェックボックスのチェックマークをはずした場合は、アップグレードの同時ジョブに制限は適用されません。
コマンドラインインターフェースで値を 0 に設定すると、同時アップグレードジョブを無制限に設定できます。
[ホストを選択 (Select hosts)]: [利用できるホスト (Available hosts)]リストからホストを選択し、[追加 (Add)]を選択して配備ポリシーにホストを追加します。リストは、ホストデータベースとバックアップポリシーのホストから生成されます。[追加 (Add)]を選択すると、[選択したホスト (Selected hosts)]にホストが表示されます。
- [配備ポリシーの変更 (Change Deployment Policy)]ウィンドウの[スケジュール (Schedules)]タブを選択します。
そのポリシー内の、すべてのスケジュールの概略を確認できます。
- [新規 (New)]を選択します。
- [配備スケジュールの追加 (Add Deployment Schedule)]ウィンドウに表示される情報を指定します。
[名前 (Name)]: 新しいスケジュールの名前を入力します。
[形式 (Type)]: 作成するスケジュールの形式を指定します。
スケジュール形式:
事前チェック
更新のための十分な領域がクライアントにあるかどうかの確認など、さまざまな事前チェック操作を実行します。事前チェックのスケジュール形式は、EEB パッケージ向けには存在しません。
段階
更新パッケージをクライアントに移動します。インストールは行いません。precheck 操作も実行します。
インストール (Install)
指定したパッケージをインストールします。また、事前チェック操作とステージパッケージ操作も実行します。ステージパッケージ操作を実行済みの場合、インストールスケジュールによってパッケージが再度移動されることはありません。
メモ:
複数の異なるスケジュール形式を、同じ配備スケジュール時間帯に追加すると、予測できない結果が生じることに注意してください。VxUpdate には、最初にどのスケジュール形式を実行するかを判断するための動作が定義されていません。単一の配備スケジュール時間帯に事前チェック、ステージ、およびインストールのジョブがある場合、それらの実行順序を指定する方法はありません。事前チェックまたはステージのスケジュールが失敗することはありますが、インストールは正常に完了します。事前チェック、ステージ、インストールのスケジュールを使うことを計画している場合は、それぞれに個別のスケジュールと時間帯を作成することをお勧めします。
[開始 (Starts)]: ポリシーの開始日時を、テキストフィールドに、または日時のスピナを使用して指定します。カレンダーアイコンをクリックして表示されるウィンドウで、日時を指定することもできます。ウィンドウ下部に表示される 3 カ月のカレンダー上でクリックおよびドラッグすると、スケジュールを選択できます。
[終了 (Ends)]: 開始時刻を指定したように、ポリシーを終了する日時を指定します。
[期間 (Duration)]: 必要に応じて、ポリシーの終了時刻ではなく、日、時間、分、秒で期間を指定できます。最小値は 5 分で、最大値は 99 日です。
[追加 (Add)]または[OK]を選択すると、スケジュールが作成されます。[OK]を選択して、ポリシーを保存して作成します。
配備ポリシーを変更するには
- 配備ポリシーを右クリックして、[変更 (Change)]を選択します。
- 配備ポリシーの各タブを参照して、ポリシーに必要な変更を加えます。
- [OK]を選択すると、ポリシーが更新されます。
配備ポリシーの削除
- 配備ポリシーを右クリックして、[削除 (Delete)]を選択します。
- [OK]を選択します。
- ポリシーの削除を確認します。