Enterprise Vault™ Skype for Business のアーカイブの設定

Last Published:
Product(s): Enterprise Vault (14.3)
  1. このマニュアルについて
    1.  
      本書について
    2. Enterprise Vault についての詳細情報の入手方法
      1.  
        Enterprise Vault トレーニングモジュール
  2. Skype for Business アーカイブの概要
    1.  
      Skype for Business アーカイブについて
    2.  
      Skype for Business アーカイブの概要
    3.  
      Skype for Business アーカイブのライセンスについて
  3. Skype for Business アーカイブのインストール
    1.  
      Enterprise Vault Skype for Business アーカイブコンポーネントのインストールについて
  4. Skype for Business アーカイブの設定
    1.  
      Skype for Business アーカイブの設定手順
    2.  
      Skype for Business アーカイブデータベースのデータの管理
    3.  
      アーカイブの作成
    4.  
      ロールベースの管理 (RBA) と Skype for Business アーカイブ
    5.  
      Skype for Business から対話をエクスポートするために必要な権限の割り当て
    6.  
      ウィザードを使用した Skype for Business アーカイブの設定
    7. Skype for Business アーカイブの手動設定
      1. SMTP アーカイブタスクの設定
        1.  
          SMTP 保存フォルダについて
        2.  
          Skype for Business アーカイブのみを設定しているサイトで保存フォルダの場所を変更する
        3.  
          Skype for Business アーカイブと SMTP アーカイブの両方を設定しているサイトで保存フォルダの場所を変更する
        4.  
          アーカイブ済み会話のセーフコピーの保存
        5.  
          アーカイブタスクの概略レポート
      2. 保持カテゴリの設定
        1. 保持カテゴリの設定を計画する方法
          1.  
            保持計画について
      3. 新しい Skype for Business アーカイブターゲットの追加
        1.  
          管理コンソールを使用した新しい Skype for Business アーカイブターゲットの追加
        2.  
          PowerShell を使用した新しい Skype for Business アーカイブターゲットの追加
    8. Skype for Business アーカイブターゲットの編集
      1.  
        管理コンソールを使用した Skype for Business アーカイブターゲットの編集
      2.  
        PowerShell を使用した Skype for Business アーカイブターゲットの編集
    9. 利用可能な Skype for Business アーカイブターゲットの一覧表示
      1.  
        管理コンソールを使用して利用可能な Skype for Business アーカイブターゲットを一覧表示する
      2.  
        PowerShell を使用して利用可能な Skype for Business アーカイブターゲットを一覧表示する
    10. Skype for Business アーカイブターゲットの削除
      1.  
        Skype for Business ターゲットの無効化
      2.  
        エクスポート済みのすべての対話がアーカイブされていることを確認する
      3.  
        Skype for Business アーカイブターゲットの削除
    11.  
      Skype for Business プロセスの監視
    12.  
      Skype for Business アーカイブの使用状況レポートの生成
    13. Skype for Business の会話のアーカイブに使用する Enterprise Vault サーバーの変更
      1.  
        権限について
      2.  
        新しい Enterprise Vault サーバーを使用するように Skype for Business ターゲットを更新する
      3.  
        古い Enterprise Vault サーバーでの SMTP アーカイブタスクの停止
    14. Skype for Business アーカイブでの Compliance Accelerator または Discovery Accelerator の使用
      1.  
        Accelerator 製品で Skype for Business ユーザーの SIP アドレスを取得できることを確認する
      2.  
        Compliance Accelerator が Skype for Business の会話の正しい移動先を判断できることを確認する
  5. 付録 A. Skype for Business の PowerShell cmdlet
    1.  
      Skype for Business のコマンドレットについて
    2.  
      Skype for Business コマンドレットの実行
    3.  
      Get-EVSkypeForBusinessTarget
    4.  
      New-EVSkypeForBusinessTarget
    5.  
      Remove-EVSkypeForBusinessTarget
    6.  
      Set-EVSkypeForBusinessTarget

Remove-EVSkypeForBusinessTarget

Remove-EVSkypeForBusinessTarget は、Enterprise Vault ディレクトリから Skype for Business アーカイブターゲットを削除します。-SiteID パラメータを使ってサイト ID を指定しない場合で、Remove-EVSkypeForBusinessTarget がサイトを判別できない場合は、サイト ID を入力するように求められます。

Skype for Business アーカイブターゲットを削除するには、Skype for Business サーバーが実行されているコンピュータの完全修飾ドメイン名を指定する必要があります。

ターゲットを作成する場合は、Enterprise Vault サーバーのアカウントと関連付けます。このアカウントでは、Skype for Business ターゲットを処理するサーバーで、次の権限が必要です。

  • ローカルの Administrators グループのメンバーシップ

  • サービスとしてログオン権限

  • SMTP 保存フォルダへのフルアクセス

デフォルトでは、Remove-EVSkypeForBusinessTarget cmdlet で権限を無効にするかどうかを確認するメッセージが表示されます。PowerShell スクリプトの一部として cmdlet を実行するときに、-RevokePermission パラメータを追加するとこのメッセージは表示されません。

警告:

ターゲットを削除する前に、ターゲットを無効にして保存フォルダが空になるまで待機する必要があります。ターゲットを無効にしないと Enterprise Vault で削除できるようになりません。ターゲットを削除したら、SMTP アーカイブタスクを再起動する必要があります。この順序でこの操作を完了しないと、データが失われる可能性があります。

存在しない Skype for Business アーカイブターゲットを指定すると、Remove-EVSkypeForBusinessTarget は失敗します。

Remove-EVSkypeForBusinessTarget は、スナップイン Symantec.EnterpriseVault.PowerShell.AdminAPI.dll によって提供されます。

構文

Remove-EVSkypeForBusinessTarget [[-SiteId] <String>] [-TargetComputerFQDN] <String> [-RevokePermission <Boolean>] [-WhatIf] [-Confirm] [<CommonParameters>]

パラメータ

表: Remove-EVSkypeForBusinessTarget パラメータ

パラメータ

説明

-SiteId

削除する Skype for Business アーカイブターゲットを含むサイトの ID。

Get-EVSite を使用して、サイト ID を取得することができます。

-TargetComputerFQDN (必須)

Skype for Business サーバーを実行しているコンピュータの完全修飾ドメイン名。

-RevokePermission

Enterprise Vault で、ターゲットに関連付けられている Enterprise Vault サーバーのアカウントから該当の権限を削除できます。

  • ローカルの Administrators グループのメンバーシップ

  • サービスとしてログオン権限

  • SMTP 保存フォルダへのフルアクセス

このパラメータを $True に設定すると、Enterprise Vault は権限を自動的に削除します。$False に設定すると、Enterprise Vault は権限を削除しません。権限を手動で削除する必要があります。

このパラメータを設定すると、cmdlet で権限の削除を求めるメッセージが表示されません。このパラメータを省略すると、Enterprise Vault で権限の削除を確認するメッセージが表示されます。

-WhatIf

指定すると、WhatIf がコマンドをテストモードで実行します。想定する変更を実装せずに確認できます。

-Confirm

デフォルトでは、削除操作が実行される前にプロンプトが表示されます。確認プロンプトが表示されないようにする場合は、-Confirm:$false を使います。

  • Remove-EVSkypeForBusinessTarget -TargetComputerFQDN "skype01.example.com"

    ターゲットコンピュータ skype01.example.com に関連付けられている Skype for Business アーカイブターゲットを削除します。

  • Get-EVSkypeForBusinessTarget | Remove-EVSkypeForBusinessTarget

    現在のサイトのすべての Skype for Business アーカイブターゲットを削除します。

  • Remove-EVSkypeForBusinessTarget -TargetComputerFQDN "skype01.example.com" -RevokePermission $false

    ターゲットコンピュータ skype01.example.com に関連付けられている Skype for Business アーカイブターゲットを削除します。このとき、ターゲットに関連付けられているアカウントから権限を削除しないようにします。

関連 cmdlet