NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 10.5 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup 10.5 の新機能、変更点、拡張機能
- 操作上の注意事項
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup クラウドオブジェクトストアの作業負荷の操作上の注意事項
- NetBackup Snapshot Manager (以前の NetBackup CloudPoint)
- NetBackup データベースとアプリケーションエージェントの操作上の注意事項
- NetBackup NAS の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
Cloud Scale と Cloud Scale の分離
次に、このリリースでの Cloud Scale の機能、拡張機能、変更と Cloud Scale の分離について説明します。
単一ノードの Kubernetes 環境での Cloud Scale の配備
Cloud Scale Technology は、Kubernetes クラスタの単一ノードに配備できます。この配備では、Kubernetes クラスタ内で必要になるノードが 1 つだけであるため、すべての Cloud Scale コンポーネントを簡単に配備でき、コスト効率の高いソリューションが提供されます。
メディアサーバーのロードバランサのコスト最適化
メディアサーバーごとの最大ジョブ数の設定が原因でジョブがキューに投入された状態にある場合にも、CPU とメモリの使用率に加えて、メディアサーバーのスケールアウトが実行されます。
Cloud Scale の分離
プライマリサーバーからの NetBackup Web サービスの分離。NetBackup Web サービスは、Cloud Scale Technology でプライマリサーバーから分離 (関連付け解除) されます。この変更は、Web サービスをコンテナ化し、Kubernetes クラスタでスタンドアロンサービスポッドとして実行するために行われました。
fluentbit を使用した Cloud Scale ログの統合された場所
この機能を使用すると、スケールアウト環境で NetBackup を実行するプロセス中に配布されたログファイルを統合できます。
プライマリサーバーからの NetBackup ポリシーとジョブ管理 (NBPEM/NBJM) の分離
NetBackup ポリシーとジョブ管理機能はプライマリサーバーから分離され、Kubernetes クラスタで個別のサービスとして実行されます。
NetBackup 認証ブローカー (nbatd) サービス
nbatd の FIPS モードの有効化: Cloud Scale 配備では、nbatd コンテナ化サービスは、NetBackup プライマリサーバーポッドではなく、別の Kubernetes ポッドクラスタサーバーで実行されます。そのため、NetBackup 認証ブローカーサービスに対して FIPS モードを有効にします。
AD/LDAP ドメイン: Cloud Scale 配備では、nbatd コンテナ化サービスは、NetBackup プライマリサーバーポッドではなく、別の Kubernetes ポッドクラスタサーバーで実行されます。そのため、プライマリサーバー Kubernetes ポッドの既存の AD/LDAP ドメイン構成は機能しません。AD/LDAP ドメインを再構成してください。
スケールアウトサーバー向けのルーティングと負荷分散の要求
NetBackup がスケールアウトフォームファクタに配備された NetBackup Cloud Scale の配備では、外部要求用に要求ルーターと呼ばれる単一のエンドポイントが作成され、システムに設定されます。要求は、適切なサービスまたは処理するサービスの個々のインスタンスに配布されます。
詳しくは、『Kubernetes クラスタ向け NetBackup 配備ガイド』を参照してください。