Veritas NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 9.1 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup の新しい拡張と変更について
- NetBackup 9.1 の新機能、変更点、拡張機能
- Veritas 用語の変更点
- Kubernetes アプリケーションのバックアップとリストア
- NetBackup でのバックアップの異常の検出
- NetBackup サービスを実行するための特権のないユーザーまたはサービスユーザーアカウント
- auth.conf ファイルでの AD ユーザーグループのサポート
- SAML ベースの ID プロバイダ、CAC/PIV スマートカード、またはユーザー証明書を使用した NetBackup 管理コンソールでの 2 FA のサポート
- NetBackup Client Direct の重複排除を WORM でサポート
- NetBackup ポリシーでの大文字と小文字の異なるクライアント名の同一視
- NetBackup 9.1 の RESTful API
- API キーの拡張機能
- BMR の拡張機能
- NetBackupによる vCloud Director 9.0、9.1、9.5 のサポートの終了
- nbdeployutil の名前を NetBackup Deployment Insights に変更
- NetBackup Smart Diagnosis (nbsmartdiag) ユーティリティについて
- RHEL 7.0 から 7.3 のサポートの EOL
- CentOS 8 のサポートの EOL
- NetBackup 9.1 のサポートの追加および変更点
- 将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
- NetBackup 9.1 以降のインストールとアップグレードに関する Windows コンパイラとセキュリティの要件
- 新しいデフォルトの RBAC の役割
- ジョブの RBAC 権限の変更
- NetBackup 9.1 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにマスターサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
- CloudPoint バージョン 2.x の EOL
- インテリジェントクラウドグループを使用した資産の自動保護
- 拡張性のあるワークフローに対応した CloudPoint 拡張機能
- クラウド作業負荷の新しいバックアップオプション
- スナップショットからのバックアップ
- パラメータ化されたリストア
- Windows のエージェントレスのサポート
- Microsoft Azure Stack Hub のサポート
- RHEL 8.3 Podman 環境での CloudPoint のサポート
- SLES (SUSE Linux Enterprise Server) での CloudPoint のサポート
- 継続的なデータ保護 (CDP) による VM に影響を及ぼさない VMware のバックアップの提供
- NetBackup ファミリー製品の統合配備
- 管理者向けクラウド拡張機能
- VM のインスタントロールバック
- VMware と RHV 環境におけるアップグレード前のジョブデータベースのサイズの削減
- VMware インテリジェントポリシーに追加された問い合わせオプション
- Nutanix AHV の拡張機能
- NetBackup 管理コンソールから削除される Oracle インスタンス管理
- NetBackup Oracle インテリジェントポリシーを Data Guard のオプションで構成可能
- NetBackup 9.1 リリースでは Oracle と DB2 のポリシーテンプレートが非推奨
- NetBackup for SQL Server エージェントの機能強化
- Oracle と Microsoft SQL Server インテリジェントポリシーの新しい動作
- 操作上の注意事項
- NetBackup 9.1 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- 完全カタログリストア後に NetBackup 異常検出管理サービスが開始しない
- NBAC が有効な設定でインストールまたはアップグレード後にユーザーを変更すると認証チェックに失敗する
- NAS-Data-Protection ポリシーのルート (「/」) フォルダのリストアが失敗する
- 非 WORM 対応のストレージから NetBackup がイメージを期限切れにしようとすると、ジョブの詳細にエラーが表示される
- リソースグループ名にピリオド (.) が含まれると Microsoft Azure のバックアップが失敗する
- デバイスツリーに表示されている古いデバイス
- 一時デバイスがファイルシステム資産として一覧表示される
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup クラウドの操作上の注意事項
- NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
- 到達不能または停止状態にある VM の接続試行が失敗し、その VM にクレデンシャルが関連付けられている
- タグ名に特殊文字を使用した問い合わせの編集がインテリジェントクラウドグループではサポートされない
- RHEL 8.3 環境の Podman 層に古い IP アドレスエントリが保持されている場合、CloudPoint サービスの開始または再起動が失敗する場合がある
- NetBackup Web UI で CloudPoint 検出の状態が失敗と表示される
- 新しい CloudPoint 資産の情報がリカバリに影響する可能性がある
- アップグレード後、GRT オプションが有効になっている保護計画から資産のサブスクライブが解除される
- 今すぐバックアップオプションがエラーで失敗する場合がある
- 新しい地域を追加するには新しいクラウドプラグイン構成が必要
- バックアップジョブとリストアジョブで、転送されたファイルの数が 0 と表示される
- 検出レベルが原因で VM ディスクが表示されない
- スナップショットジョブが例外のために失敗する
- スナップショットを削除しても NetBackup Web UI に表示される
- ターゲットパスを削除して再作成すると個別リストアが失敗する
- Gov クラウドまたは中国地域でパブリッククラウドがサポートされない
- AWS マーケットプレース AMI から作成されたインスタンスでインデックス付けがサポートされない
- 一貫したホストスナップショットが失敗する場合がある
- [認証方式 (Authentication Method)]フィールドに空白が表示された IAM ロールを持つ AWS プラグインの構成
- ジョブの実行中にクラウドプラグインを更新するとジョブが失敗する
- ユーザーとパスワードの両方が更新されると権限拒否エラーが発生する
- Google Cloud Platform の異なるソースおよびターゲットゾーンがサポートされない
- 壊れたファイルシステムが検出される
- NetBackup Deduplication に関する注意事項
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- 増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
- NetBackup for OpenStack VM が 3 ノードクラスタの場合、NetBackup マスターサーバーがトークンを再発行しない
- Web UI で NetBackup のバージョンが「NetBackup-CentOS3.10.0 9.0」ではなく「Netbackup_9001_beta1」と表示される
- スナップショットがあるポリシーを削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
- NBCA を使用して NetBackup マスターサーバーに接続できない
- リストア後に除外された Ceph ボリュームをマウントまたはフォーマットできない
- リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
- 新しい NetBackup for OpenStack VM をクラスタに追加するとき、NBOSVM の再構成に失敗する
- NetBackup for OpenStack クラスタで新しいノードを取得した後にデータベースが同期されない
- ブートディスク上のデータが除外されているにもかかわらずバックアップされる
- 再初期化とインポートの後、OpenStack 証明書が見つからない
- CLI でのインポートによってスケジューラの信頼の値が無効に変更される
- NetBackup for OpenStack Appliance を再初期化した後、ノードの詳細を取得できない
- 多数のポリシージョブが同時に実行されるとスナップショットが「object is not subscriptable」で失敗する
- SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
- NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
Nutanix AHV の拡張機能
NetBackup 9.1 には、Nutanix AHV を保護するための最新機能が含まれています。NetBackup 9.1 は、NetBackup Web UI を使用して Nutanix AHV を保護するための次のエンタープライズレベルの機能を提供します。
NetBackup Web UI との統合:
Nutanix AHV 機能は NetBackup Web UI と統合され、Web ブラウザから Nutanix AHV リソースを構成、保護、リカバリ、監視する機能を提供します。
役割ベースのアクセス制御 (RBAC):
管理者は、ユーザーアクセスを構成し、AHV 資産管理、クレデンシャルアクセス、作業負荷の保護、VM のリカバリ、ファイルとフォルダのリカバリなどの NetBackup タスクを委任できます。
クレデンシャルの管理:
Nutanix AHV クレデンシャルは、指定したクレデンシャルとして NetBackup クレデンシャル管理データベースに追加されます。所有者は、指定したクレデンシャルを他のユーザーまたは管理者と共有し、実際のクレデンシャルを明らかにせずに再利用できます。
資産の自動検出:
AHV クラスタが NetBackup 資産に追加されると、NetBackup は自動リソース検出プロセスを実行し、NetBackup 資産内のすべての VM を追加します。初回の実行後、構成可能なスケジュール設定済みの間隔でリソース検出プロセスが実行されます。このオプションにより、新しく追加された VM が確実に NetBackup 資産に含まれます。
インテリジェント VM グループ:
問い合わせと呼ばれるフィルタのセットに基づいて、インテリジェント VM グループを作成できます。その後、グループに保護を適用できます。問い合わせに基づいて、NetBackup は仮想マシンを自動的に選択し、バックアップ操作中の保護対象に仮想マシンを含めます。
個々の VM のバックアップ:
自動検出プロセスを通じて、利用可能な VM のリストから保護対象の個々の VM を選択することもできます。
今すぐバックアップ:
バックアップスケジュール以外でアドホックバックアップを実行できます。
仮想マシンの静止:
このオプションを使用すると、Nutanix が提供するオプションの静止を利用して、アプリケーション整合スナップショットまたはクラッシュ整合スナップショットを選択できます。
リソースのスロットル:
このオプションにより、バックアップ操作中に Nutanix AHV リソースの過負荷を回避します。Nutanix AHV リソースで実行できる同時スナップショットの数とバックアップの数を制御することで、これを実現します。
NetBackup Web UI リカバリウィザードを使用したリストアオプション:
VM のリストア:
AHV VM 全体を同一または異なる AHV クラスタにリストアできます。
ファイルとフォルダのエージェントレスリカバリ:
保護対象の AHV VM の個々のファイルとフォルダを、任意の同種のプラットフォームターゲットホストにリストアできます。ターゲットホストには、AHV または他の Hypervisor でホストされている仮想マシンのほか、NetBackup クライアントがインストールされていない物理マシンも指定できます。NetBackup クライアントがターゲットホストで検出された場合、ファイルとフォルダのリカバリでは自動的に NetBackup クライアントが使用されます。
NetBackup クライアントを使用したファイルとフォルダのリカバリ:
保護対象の AHV VM の個々のファイルまたはフォルダを、NetBackup クライアントが構成された同種のプラットフォームにリストアできます。これには、AHV または他の Hypervisor でホストされている仮想マシンのほか、NetBackup クライアントがインストールされた物理マシンも指定できます。
Windows バックアップホストのサポート:
Linux ベースの NetBackup メディアサーバーまたはバックアップホストに加えて、Nutanix AHV クラスタを保護するために Windows ベースの NetBackup メディアサーバーまたはバックアップホストを使用できるようになりました。
iSCSI トランスポートモード:
NetBackup は、Windows および Linux ベースの NetBackup メディアサーバーまたはバックアップホストの iSCSI トランスポートモードをサポートするようになりました。Linux ベースの NetBackup メディアサーバーまたはバックアップホストでは、さらに NFS トランスポートもサポートされます。
メディアサーバーの自動選択:
これにより、NetBackup はメディアサーバーのプールから利用可能なメディアサーバーを自動的に選択でき、利用可能な複数のメディアサーバーにバックアップジョブを分散します。
NetBackup API:
上記のすべての機能に対して追加される NetBackup API も使用できます。
詳しくは、『NetBackup 9.1 Web UI Nutanix AHV 管理者ガイド』を参照してください。