Veritas NetBackup™ リリースノート

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (9.1)
  1. NetBackup 9.1 について
    1.  
      NetBackup 9.1 のリリースについて
    2.  
      NetBackup の最新情報について
    3.  
      NetBackup サードパーティの法的通知について
  2. 新機能、拡張機能および変更
    1.  
      NetBackup の新しい拡張と変更について
    2. NetBackup 9.1 の新機能、変更点、拡張機能
      1.  
        Veritas 用語の変更点
      2.  
        Kubernetes アプリケーションのバックアップとリストア
      3.  
        NetBackup でのバックアップの異常の検出
      4.  
        NetBackup サービスを実行するための特権のないユーザーまたはサービスユーザーアカウント
      5.  
        auth.conf ファイルでの AD ユーザーグループのサポート
      6.  
        SAML ベースの ID プロバイダ、CAC/PIV スマートカード、またはユーザー証明書を使用した NetBackup 管理コンソールでの 2 FA のサポート
      7.  
        NetBackup Client Direct の重複排除を WORM でサポート
      8.  
        NetBackup ポリシーでの大文字と小文字の異なるクライアント名の同一視
      9.  
        NetBackup 9.1 の RESTful API
      10.  
        API キーの拡張機能
      11.  
        BMR の拡張機能
      12.  
        NetBackupによる vCloud Director 9.0、9.1、9.5 のサポートの終了
      13.  
        nbdeployutil の名前を NetBackup Deployment Insights に変更
      14.  
        NetBackup Smart Diagnosis (nbsmartdiag) ユーティリティについて
      15.  
        RHEL 7.0 から 7.3 のサポートの EOL
      16.  
        CentOS 8 のサポートの EOL
      17.  
        NetBackup 9.1 のサポートの追加および変更点
      18.  
        将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
      19.  
        NetBackup 9.1 以降のインストールとアップグレードに関する Windows コンパイラとセキュリティの要件
      20.  
        新しいデフォルトの RBAC の役割
      21.  
        ジョブの RBAC 権限の変更
      22.  
        NetBackup 9.1 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにマスターサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
      23.  
        CloudPoint バージョン 2.x の EOL
      24.  
        インテリジェントクラウドグループを使用した資産の自動保護
      25.  
        拡張性のあるワークフローに対応した CloudPoint 拡張機能
      26.  
        クラウド作業負荷の新しいバックアップオプション
      27.  
        スナップショットからのバックアップ
      28.  
        パラメータ化されたリストア
      29.  
        Windows のエージェントレスのサポート
      30.  
        Microsoft Azure Stack Hub のサポート
      31.  
        RHEL 8.3 Podman 環境での CloudPoint のサポート
      32.  
        SLES (SUSE Linux Enterprise Server) での CloudPoint のサポート
      33.  
        継続的なデータ保護 (CDP) による VM に影響を及ぼさない VMware のバックアップの提供
      34.  
        NetBackup ファミリー製品の統合配備
      35.  
        管理者向けクラウド拡張機能
      36.  
        VM のインスタントロールバック
      37.  
        VMware と RHV 環境におけるアップグレード前のジョブデータベースのサイズの削減
      38.  
        VMware インテリジェントポリシーに追加された問い合わせオプション
      39.  
        Nutanix AHV の拡張機能
      40.  
        NetBackup 管理コンソールから削除される Oracle インスタンス管理
      41.  
        NetBackup Oracle インテリジェントポリシーを Data Guard のオプションで構成可能
      42.  
        NetBackup 9.1 リリースでは Oracle と DB2 のポリシーテンプレートが非推奨
      43.  
        NetBackup for SQL Server エージェントの機能強化
      44.  
        Oracle と Microsoft SQL Server インテリジェントポリシーの新しい動作
  3. 操作上の注意事項
    1.  
      NetBackup 9.1 の操作上の注意事項について
    2. NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
      1.  
        CA の移行を開始した後、接続エラーが発生することがある
      2.  
        Windows で NetBackup 9.1 のアップグレードが失敗した場合に以前のログフォルダ構造に戻す
      3.  
        ネイティブインストールの要件
      4.  
        NetBackup サーバーで RFC 1123 と RFC 952 に準拠したホスト名を使用する必要がある
      5.  
        インストール DVD を挿入すると表示されるメニューからインストールしないでください
      6.  
        HP-UX Itanium vPars SRP のコンテナのサポートについて
    3. NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
      1.  
        完全カタログリストア後に NetBackup 異常検出管理サービスが開始しない
      2.  
        NBAC が有効な設定でインストールまたはアップグレード後にユーザーを変更すると認証チェックに失敗する
      3.  
        NAS-Data-Protection ポリシーのルート (「/」) フォルダのリストアが失敗する
      4.  
        非 WORM 対応のストレージから NetBackup がイメージを期限切れにしようとすると、ジョブの詳細にエラーが表示される
      5.  
        リソースグループ名にピリオド (.) が含まれると Microsoft Azure のバックアップが失敗する
      6.  
        デバイスツリーに表示されている古いデバイス
      7.  
        一時デバイスがファイルシステム資産として一覧表示される
    4. NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
      1.  
        NetBackup 9.1 がサポートするアクセス制御方式
      2.  
        資産に対する RBAC 権限が制限されている作業負荷管理者がジョブの処理を利用できない
      3.  
        X フォワーディングを使った NetBackup 管理コンソールの起動が特定の Linux プラットフォーム上で失敗することがある
      4.  
        NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
      5.  
        Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
    5. NetBackup クラウドの操作上の注意事項
      1.  
        クラウド作業負荷のスマート測定において、スナップショットサイズの計算でエラーが発生する
      2.  
        VM の表示名にマルチバイト文字が含まれている場合、Windows ベースの NetBackup プライマリサーバーまたはメディアサーバーで VM のリストアのリカバリ前チェックが失敗する
      3.  
        RHEL 8 でのクラウドリカバリホストの構成
    6. NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
      1.  
        到達不能または停止状態にある VM の接続試行が失敗し、その VM にクレデンシャルが関連付けられている
      2.  
        タグ名に特殊文字を使用した問い合わせの編集がインテリジェントクラウドグループではサポートされない
      3.  
        RHEL 8.3 環境の Podman 層に古い IP アドレスエントリが保持されている場合、CloudPoint サービスの開始または再起動が失敗する場合がある
      4.  
        NetBackup Web UI で CloudPoint 検出の状態が失敗と表示される
      5.  
        新しい CloudPoint 資産の情報がリカバリに影響する可能性がある
      6.  
        アップグレード後、GRT オプションが有効になっている保護計画から資産のサブスクライブが解除される
      7.  
        今すぐバックアップオプションがエラーで失敗する場合がある
      8.  
        新しい地域を追加するには新しいクラウドプラグイン構成が必要
      9.  
        バックアップジョブとリストアジョブで、転送されたファイルの数が 0 と表示される
      10.  
        検出レベルが原因で VM ディスクが表示されない
      11.  
        スナップショットジョブが例外のために失敗する
      12.  
        スナップショットを削除しても NetBackup Web UI に表示される
      13.  
        ターゲットパスを削除して再作成すると個別リストアが失敗する
      14.  
        Gov クラウドまたは中国地域でパブリッククラウドがサポートされない
      15.  
        AWS マーケットプレース AMI から作成されたインスタンスでインデックス付けがサポートされない
      16.  
        一貫したホストスナップショットが失敗する場合がある
      17.  
        [認証方式 (Authentication Method)]フィールドに空白が表示された IAM ロールを持つ AWS プラグインの構成
      18.  
        ジョブの実行中にクラウドプラグインを更新するとジョブが失敗する
      19.  
        ユーザーとパスワードの両方が更新されると権限拒否エラーが発生する
      20.  
        Google Cloud Platform の異なるソースおよびターゲットゾーンがサポートされない
      21.  
        壊れたファイルシステムが検出される
    7. NetBackup Deduplication に関する注意事項
      1.  
        マルチドメイン環境の WORM ストレージサーバーで「ストレージサーバーが停止しています... (Storage server is down ...)」エラーによりバックアップジョブが失敗する
    8. NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
      1.  
        ファイルパスの親ディレクトリが NDMP 増分イメージに存在しないことがある
    9. NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
      1.  
        増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
      2.  
        NetBackup for OpenStack VM が 3 ノードクラスタの場合、NetBackup マスターサーバーがトークンを再発行しない
      3.  
        Web UI で NetBackup のバージョンが「NetBackup-CentOS3.10.0 9.0」ではなく「Netbackup_9001_beta1」と表示される
      4.  
        スナップショットがあるポリシーを削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
      5.  
        NBCA を使用して NetBackup マスターサーバーに接続できない
      6.  
        リストア後に除外された Ceph ボリュームをマウントまたはフォーマットできない
      7.  
        リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
      8.  
        新しい NetBackup for OpenStack VM をクラスタに追加するとき、NBOSVM の再構成に失敗する
      9.  
        NetBackup for OpenStack クラスタで新しいノードを取得した後にデータベースが同期されない
      10.  
        ブートディスク上のデータが除外されているにもかかわらずバックアップされる
      11.  
        再初期化とインポートの後、OpenStack 証明書が見つからない
      12.  
        CLI でのインポートによってスケジューラの信頼の値が無効に変更される
      13.  
        NetBackup for OpenStack Appliance を再初期化した後、ノードの詳細を取得できない
      14.  
        多数のポリシージョブが同時に実行されるとスナップショットが「object is not subscriptable」で失敗する
      15.  
        SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
    10. NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
      1.  
        データベースおよびアプリケーションエージェントでのローカライズ環境のサポート
      2.  
        特定の NetBackup ユーザー定義の文字列には非 US ASCII 文字を含めないようにする
    11. NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
      1.  
        スナップショットジョブが状態コード 927 で失敗する
      2.  
        HPE 3PAR アレイのスナップショットのインポートが状態コード 4213 で失敗する
      3.  
        指定した時点へのロールバック後のスナップショットの削除
      4.  
        スナップショットからのインデックス操作でスナップショットの内容がカタログに正確に入力されない
    12. NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
      1. NetBackup for VMware の操作上の注意事項
        1.  
          CDP で保護された VM がオフになる
        2.  
          CDP ステージングパスのデータが破損した場合にバックアップが失敗する場合がある
        3.  
          VM をストレージポリシーに再サブスクライブする前に CDP ゲートウェイを削除する
  4. 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
    1.  
      Veritas Services and Operations Readiness Tools について
    2.  
      SORT の新規インストールのための推奨手順
    3.  
      SORT のアップグレードのための推奨手順
  5. 付録 B. NetBackup のインストール要件
    1.  
      NetBackup のインストール要件について
    2.  
      NetBackup に必要なオペレーティングシステムパッチと更新
    3.  
      NetBackup 9.1 のバイナリサイズ
  6. 付録 C. NetBackup の互換性の要件
    1.  
      NetBackup のバージョン間の互換性について
    2.  
      NetBackup の互換性リストと情報について
    3.  
      NetBackup の End-of-Life のお知らせについて
  7. 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
    1.  
      NetBackup の関連マニュアルについて

NetBackup 9.1 の RESTful API

NetBackup 9.1 は、更新された RESTful アプリケーションプログラミングインターフェース (API) と新しい RESTful API の両方を備えています。これらの API は、ご使用の環境で NetBackup を構成および管理できる Web サービスベースのインターフェースを提供します。

NetBackup API のマニュアルは次の場所にあります。

  • マスターサーバー上

    API は、マスターサーバー上の YAML ファイルに格納されています。

    https://<primary_server>/api-docs/index.html

    API は Swagger 形式で記述されています。この形式では、コードを確認し、API の実際の呼び出しを実行して機能をテストできます。Swagger API を使用するには、マスターサーバーと API にアクセスする適切なセキュリティ権限が必要です。

    注意:

    ベリタスは、開発環境でのみ API をテストすることをお勧めします。Swagger ファイルから実際の API の呼び出しを実行できるため、本番環境では API をテストしないでください。

  • SORT 上

    NetBackup API のマニュアルは、SORT でも入手できます。

    [HOME]、[ナレッジベース (KNOWLEDGE BASE)]、[文書 (Documents)]、[製品バージョン (Product Version)] 9.1

    [API リファレンス (API Reference)]の下を参照します。『はじめに』のマニュアルには、NetBackup API の使用に関する背景情報が記載されています。API YAML ファイルも参照できますが、実用的ではありません。SORT 上のマニュアルからは API をテストできません。

ジョブのアクセス制御

複数のジョブ API の現在のバージョンで、作業負荷資産に基づいたより細かいアクセス制御が追加されました。ジョブへのアクセスは引き続き、「|MANAGE|JOBS|」名前空間を使用し、すべてのジョブに操作を付与してグローバルに構成できます。ジョブへのアクセスは、特定の作業負荷と、ジョブが実行された特定の資産にも限定できるようになりました。バックアップジョブとリストアジョブへのオブジェクトレベルのアクセスは、ジョブが作成された資産のアクセス制御 ID (名前空間) に基づいて適用されます。

以前は、ジョブの状態を変更する権限は 1 回の更新操作によって制御されていました。ジョブ固有の操作がさらに追加され、管理者はジョブの一時停止、再起動、再開、キャンセルを個別に許可できるようになりました。

以前のバージョンのジョブ API では、管理者によって付与された操作に関係なく、バックアップジョブを開始するユーザーがそのジョブに対する完全な権限を持つ「イニシエータベース」のアクセス制御という概念が含まれていました。このリリースでは、イニシエータベースのアクセス権が削除され、代わりに資産ベースのオブジェクトレベルのアクセス制御が導入されました。

新しい API

NetBackup 9.1 には、次の機能強化された API が新たに導入されました。

  • エージェントレスホスト: エージェントレスホストを管理します。

  • iSCSI 設定: AHV 作業負荷のグローバル iSCSI 設定を管理します。

  • ポリシー: VMware ポリシー形式と新しいスナップショット構成の検証をサポートします。

  • SAML 証明書: シングルサインオンベース認証の SAML 証明書を管理します。

  • SLP: ストレージライフサイクルポリシー (SLP) の更新と競合の確認を実行します。

  • SLP 設定: グローバルストレージライフサイクルポリシー (SLP) 設定を管理します。

  • SLP 時間帯: ストレージライフサイクルポリシー (SLP) 時間帯を管理します。

  • スナップショット管理サーバー拡張機能: CloudPoint サーバーに登録された拡張機能を管理します。

  • スナップショットプロバイダ - Azure ドメイン: 構成済みの Azure ドメインに関する情報を取得します。

  • リカバリ

    • クラウド: クラウド資産のリカバリのリカバリ前チェック。

    • Nutanix AHV: AHV VM の完全リカバリ。NetBackup クライアントとエージェントレスの両方による個々のファイルとフォルダのリカバリ。

    • Oracle: Oracle データベースの完全なリカバリ。

    • 物理: 物理システムからのファイルとフォルダの個別リカバリ。

    • VMware: インスタント同期 VM リカバリ。

  • ユーザー証明書ログイン: X.509 証明書を使用したクライアント証明書の認証を許可します。

  • GET /catalog/image-contents

    この既存の API が強化され、要求ヘッダー「X-NetBackup-All-Copies」をサポートするようになりました。このヘッダーは、最新のバックアップだけではなく日付範囲の各パスについてすべてのバックアップを返す必要があることを示すブール値です。

バージョン化された API

ジョブ

次の属性は V6.0 のジョブの詳細応答から削除されました。

initiatorId

次の属性が V6.0 のジョブ詳細応答に追加されました。

属性

種類

dteMode

文字列

dedupSpaceRatio

浮動小数点数

compressionSpaceRatio

浮動小数点数

workloadDisplayName

文字列

ジョブ API に対するその他の変更は次のとおりです。

  • GET:/admin/jobs

    リストジョブ API に、新しいカーソルベースの改ページ戦略が実装されました。

    RBAC の適用が拡張され、作業負荷資産に基づくオブジェクトレベルの適用が含まれるようになりました。

    資産ベースのジョブに対する表示権限を付与する新しい操作、|OPERATIONS|MANAGE|JOBS|VIEW| が導入されました。これにより、管理者はジョブを実行する資産に関係なく、ジョブへのアクセス権を委任できます。

    イニシエータベースの適用が削除されました。オブジェクトレベルの適用のサポートによって、イニシエータベースの適用が冗長になりました。

  • GET:/admin/jobs/{jobId}
    GET:/admin/jobs/{jobId}/progress-logs
    GET:/admin/jobs/{jobId}/try-logs
    GET:/admin/jobs/{jobId}/try-logs/{attempt}
    GET:/admin/jobs/{jobId}/file-lists

    RBAC の適用が拡張され、作業負荷資産に基づくオブジェクトレベルの適用が含まれるようになりました。

    ジョブを表示する機能とジョブが実行される資産を区別するため、新たに |OPERATIONS|MANAGE|JOBS|VIEW| 操作が導入されました。

    イニシエータベースの適用が削除されました。オブジェクトレベルの適用のサポートによって、イニシエータベースの適用が冗長になりました。

  • GET:/admin/jobs/{jobId}/cancel
    GET:/admin/jobs/{jobId}/suspend
    GET:/admin/jobs/{jobId}/resume
    GET:/admin/jobs/{jobId}/restart

    RBAC の適用が拡張され、作業負荷資産に基づくオブジェクトレベルの適用が含まれるようになりました。

    ジョブをキャンセル、一時停止、再開、再起動する機能が、API レベルとオブジェクトレベルの両方で個別に付与できるようになりました。

    イニシエータベースの適用が削除されました。オブジェクトレベルの適用のサポートによって、イニシエータベースの適用が冗長になりました。