Enterprise Vault™ アップグレードの手順
- 本書について
- 開始する前の確認事項
- アップグレードする場合の注意事項
- Compliance Accelerator または Discovery Accelerator を装備した環境でのアップグレード順序
- コマンドラインからの Enterprise Vault のサイレントインストール
- Enterprise Vault サーバーへの Outlook のインストール
- Enterprise Vault Web アプリケーションのセキュリティ保護
- 弱いプロトコルと暗号のブロック
- アイテムに保持期間を適用する場合の一貫性の向上
- Windows Server 2016 での Microsoft ファイル分類インフラストラクチャを使用した分類
- Data Classification Services は Enterprise Vault 12.3 で利用可能なすべての種類の保持カテゴリをサポートしない
- Enterprise Vault との eDiscovery プラットフォーム互換性
- Enterprise Vault 11.0 または 11.0.1 からアップグレードする場合の追加の注意事項
- システムのアップグレード手順
- Enterprise Vault サーバーの準備
- 単一サーバー: Enterprise Vault サーバーソフトウェアのアップグレード
- 複数サーバー: Enterprise Vault サーバーソフトウェアのアップグレード
- Veritas Cluster Server: Enterprise Vault サーバーソフトウェアのアップグレード
- Windows Server フェールオーバークラスタリング: Enterprise Vault サーバーソフトウェアのアップグレード
- スタンドアロン管理コンソールのアップグレード
- Enterprise Vault Reporting のアップグレード
- MOM と SCOM のアップグレード
- Exchange Server フォームのアップグレード
- Domino メールボックスアーカイブのアップグレード
- FSA エージェントのアップグレード
- Enterprise Vault Office Mail App のアップグレード
- OWA Extensions のアップグレード
- SharePoint Server コンポーネントのアップグレード
- SMTP アーカイブのアップグレード
- Enterprise Vault Search を使うように Enterprise Vault サイトをアップグレード
- Enterprise Vault 検索について
- Enterprise Vault による検索のサーバー必要条件
- Enterprise Vault Search ポリシーの定義
- 権限のある Enterprise Vault 検索ユーザーによる他のユーザーのメールボックスへのアイテムの復元の許可
- Enterprise Vault による検索用のプロビジョニンググループの設定
- Enterprise Vault による検索用のクライアントアクセスプロビジョニングタスクの作成と設定
- Enterprise Vault Search に対するユーザーのブラウザの構成
- Forefront TMG とそれに類似する環境で使う Enterprise Vault 検索の設定
- Enterprise Vault 検索モバイル版の設定
- Enterprise Vault API アプリケーションのアップグレード
Enterprise Vault 検索モバイル版をプロキシサーバーにインストールするための要件
注意:
最大限のセキュリティを得るために、Enterprise Vault 検索をリバースプロキシサーバーにインストールするか、Microsoft Threat Management Gateway (TMG) でサーバーを保護します。
以下をすでにインストールしているプロキシサーバーに Enterprise Vault 検索モバイル版をインストールできます。
Windows の次のいずれかのバージョン。
Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2016
サーバーは NTFS ファイルシステムを備えなければなりません。
Enterprise Vault API ランタイム。 プロキシサーバーに Enterprise Vault 検索モバイル版をインストールする過程で、API ランタイムが自動的にインストールされます (インストールされていない場合)。
IIS (Internet Information Services) 7.5 以降。
次の表は、Web サーバー (IIS) 役割にインストールする必要のある最小セットの役割サービスの一覧です。
HTTP 共通機能
静的コンテンツ
ディレクトリの参照
HTTP エラー
HTTP リダイレクト
アプリケーション開発
ASP.NET
ISAPI 拡張
ISAPI フィルタ
健全性と診断
HTTP ログ
ロギングツール
セキュリティ
要求のフィルタリング
パフォーマンス
静的なコンテンツの圧縮
管理ツール
IIS 管理コンソール
Microsoft .NET Framework 4.5.2
Windows Communication Foundation (WCF) HTTP アクティブ化機能をインストールし、有効にする必要があります。 非 HTTP のアクティブ化機能はインストールし、有効にする必要がありません。
また、次を確認してください。
プロキシサーバーが Windows ドメインに入っています。
分散 COM (DCOM) は有効になっています。
ポート 135 がファイアウォールで開いています。
プロキシサーバーには次のいずれもインストールされていません。
Enterprise Vault サーバーソフトウェア
Microsoft SQL Server
Microsoft Exchange Server (Enterprise Vault アーカイブの対象システム)