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NetBackup™ 管理者ガイド (高可用性環境)
Last Published:
2024-11-11
Product(s):
NetBackup & Alta Data Protection (10.5)
- このマニュアルについて
- 単一障害点に対する NetBackup の保護
- カタログバックアップとリカバリを使用したサイトディザスタリカバリについて
- 自動イメージとカタログレプリケーションによるサイトの損失保護について
- 完全カタログレプリケーションを使った NetBackup プライマリサーバーの配備
- クラスタでの NetBackup を使用したバックアップおよびリストア
クラスタ化されたレプリケーション構成での NetBackup のアップグレード
グローバルフェールオーバーが正しく働くようにするには、メインと代替サイトクラスタの両方で同じバージョンの NetBackup を実行する必要があります。これは、両方のクラスタを同時にアップグレードする必要があることを意味します。アップグレード処理では、レプリケーションリンクを無効化し、各クラスタを個別にアップグレードする必要があります。
クラスタ化されたレプリケーション構成で NetBackup をアップグレードするには
- アップグレード時にグローバルクラスタフェールオーバーを無効にします。
- メインサイトと代替サイト間のレプリケーションを一時停止します。
- オンラインになるときにメディアサーバーとクライアントに接続できないようにするために、代替サイトクラスタを広域ネットワークから隔離します。
- メインのプライマリサーバークラスタ上で、標準のアップグレード手順に従って NetBackup をアップグレードします。(『NetBackup アップグレードガイド』を参照してください。)
- NetBackup CA が署名した証明書と外部 CA が署名した証明書の両方がある場合、DR パッケージのリカバリ後にアクティブなノードと非アクティブなノードを手動で構成する必要があります。仮想名の証明書は、カタログのバックアップ時に DR パッケージとともにバックアップされます。
- バックアップとリストアのテストを実行し、アップグレードが正常に終了していることを確認します。
- 代替サイトクラスタをオンラインにして、レプリケートしたカタログボリュームをマウントします。
- 代替プライマリサーバークラスタ上で、標準のアップグレード手順に従って NetBackup をアップグレードします。(『NetBackup アップグレードガイド』を参照してください。)
- 環境内の証明書の種類に基づいて、次の手順を実行します。
NetBackup CA が署名した (ホスト ID ベースの) 証明書
証明書を配備する手順に従って、代替サイトのすべてのノードのホスト ID ベースの証明書をフェッチします。(『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。)
外部 CA が署名した証明書
ホストと正常に通信するには、災害後に外部証明書を使用するようにすべてのノードを構成する必要があります。
詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。
- 代替サイトクラスタをオフラインにします。この処理により、代替サイトのカタログボリュームで時間のかかる可能性がある不要な後処理操作を回避します。
- 広域ネットワークに代替サイトクラスタを再接続します。
- レプリケーション処理を再起動し、レプリケートしたボリュームを完全に同期できます。
- グローバルクラスタフェールオーバーを有効にします。
- 代替サイトへのフェールオーバーを実行し、バックアップとリストアのテストを実行して、アップグレードが正常に終了していることを確認します。
- 必要に応じて、メインサイトにグローバルクラスタをフェールバックします。