Enterprise Vault™ Discovery Accelerator 管理者ガイド
- Discovery Accelerator の概要
- Discovery Accelerator クライアントの概要
- ロールの設定と割り当て
- ケースを使った操作
- レビューマークとタグの設定
- アイテムに自動的にマーク付けまたはタグ付けするルールの使用
- カストディアンマネージャの使用
- アイテムの検索
- Discovery Accelerator を使った検索について
- アドレスマネージャを使った対象電子メールの定義
- Discovery Accelerator 検索スケジュールの作成
- 手動によるアイテムのレビュー
- リサーチフォルダを使った作業
- アイテムのエクスポートと提出物生成
- レポートの作成と表示
- 付録 A. Discovery Accelerator のカスタマイズ
- Discovery Accelerator システム設定オプションの設定
- 付録 B. XML ファイルからの設定データのインポート
- 付録 C. Discovery Accelerator 検索で使う Enterprise Vault のプロパティ
- 付録 D. トラブルシューティング
- カストディアンマネージャに関する問題
- Discovery Accelerator のレポートに関する問題
検索の設定オプション
次の設定を使って、Discovery Accelerator の検索機能を最適化します。
既存のアイテムの検索とキャプチャを許可 |
新しい検索の基準を設定するときに、以前にキャプチャされたアイテムを検索の結果に含めることを選択できるかどうか指定します。デフォルトで、そうするオプションが選択されます。 |
前回の実行以降のバッファ |
新しい検索の基準の定義に使うスケジュールを選択するときに、[日付範囲]セクションで[前回の実行以降]を選択できます。このオプションにより、このスケジュール済みの検索を前回実行した後で受信した新しいアイテムを検索するように Discovery Accelerator に指示します。[開始日]フィールドには、検索の最初の実行の開始点となる日付を入力します。 デフォルトでは、[前回の実行以降]を選択すると、前回の検索が実行された日付 (初回の検索の場合は[開始日]の日付) から現在の日付の 1 日前 (昨日) までの範囲が検索対象となります。必要に応じてこの間隔を変更し、現在の日付の n 日前までを検索できます。1 日に複数回実行する検索で[前回の実行以降]を使うには、間隔を 0 に設定します。 |
カストディアングループタグ |
新しい検索の基準でカストディアングループを入力するときに、Discovery Accelerator が接頭辞にするタグを指定します。デフォルトは CG です。 |
カストディアンタグ |
新しい検索の基準でカストディアン名を入力するときに、Discovery Accelerator が接頭辞にするタグを指定します。デフォルト値は C です。 |
カスタム検索属性 XML |
カスタム検索の属性を XML 形式で使うために指定します。 |
検索結果のプレビューを無効にする (Disable search results preview) |
true に設定すると、検索ペインの[結果]タブでのアイテムのプレビューが無効になります。デフォルトでは、Discovery Accelerator はユーザーによるこれらのアイテムのプレビューは抑止されません。 |
インデックスボリュームの自動同期の有効化 |
Discovery Accelerator が検索の間に不明なインデックスボリュームを検出したときに自動的にアーカイブのインデックスボリュームを同期する必要があるかどうかを指定します。デフォルトでは、Discovery Accelerator はインデックスボリュームを自動的に同期します。 |
カスタム検索属性の有効化 |
検索のための基準を定義するときカスタム検索の属性を定義し、選択できるかどうか指定します。デフォルトで、これらの属性を定義し、選択できます。 |
検索スレッドの有効化 |
すべての検索機能を有効と無効のどちらにするかを指定します。デフォルトでは、Discovery Accelerator はこの機能を有効にします。 |
インデックスが再構築中または失敗した場合は検索エラーとする |
インデックスがオフラインであったり、再構築中または失敗した場合、特定のアーカイブの検索からエラーが返されるようにするかどうかを指定します。デフォルトで、Discovery Accelerator はこのような状況でエラーを返します。 |
アイテムまたは内容に対するインデックスがない場合は検索エラーとする |
インデックスが、インデックス付け可能なアーカイブ済みアイテムまたはアイテムの内容をインデックス付けできなかった場合、特定のアーカイブの検索からエラーが返されるようにするかどうかを指定します。 デフォルトでは、この値は 0 に設定されており、情報の検索は続行されます。アーカイブのアイテムまたはそのコンテンツにインデックスが付いていない場合、値が 1 に設定されている場合は、そのアーカイブの検索に失敗し、値が 2 に設定されている場合は何も情報がないまま検索が継続されます。 |
インデックスの幅を正規化する必要がある場合は検索エラーとする |
全角文字を正しく処理するためにインデックスが再構築されなければならない場合、特定のアーカイブの検索からエラーが返されるようにするかどうかを指定します。デフォルト設定は[無効]です。 |
電子メールアドレスに検索対象がないときの検索エラー |
いずれの対象も電子メールアドレスに解決されず、検索結果が空になった場合、検索からエラーが返されるようにするかどうかを指定します。 |
アーカイブがコピーまたは移動された場合にアーカイブの検索は失敗する |
移動またはコピーされたアーカイブが検索結果に含まれていない場合、それらのアーカイブの検索に失敗とマーク付けするかどうかを指定します。デフォルトは[False]です。この設定では、このようなアーカイブの検索時に Discovery Accelerator は警告を生成しますが、それらのアーカイブに失敗とマーク付けはしません。 |
フィルタに表示される検索結果の最大数 |
選択できる検索をリストする Discovery Accelerator の領域でリストに含める検索の最大数を指定します。デフォルトは 250 です。 |
最大検索再試行回数 |
Discovery Accelerator が検索を中止する前にアーカイブの検索を試行する回数を指定します。1 から 50 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 5 です。 |
受け入れ検索スレッドの数 |
検索結果セットの受け入れに割り当てるスレッド数を指定します。たとえば、デフォルト設定の 5 では、5 個までの検索結果セットを同時に受け入れることができます。1 から 10 の範囲で値を入力します。 |
削除検索スレッドの数 |
検索結果セットの削除に割り当てるスレッド数を指定します。たとえば、デフォルト設定の 2 では、2 個までの検索結果セットを同時に削除できます。1 から 10 の範囲で値を入力します。 |
サンプリング検索スレッドの数 |
検索結果セットのサンプリングに割り当てるスレッド数を指定します。たとえば、デフォルト設定の 5 では、5 個までの検索結果セットが同時にサンプリングされます。1 から 10 の範囲で値を入力します。 |
ボルト検索スレッドの数 |
インデックスサーバーごとにアーカイブ検索に割り当てるスレッド数を指定します。たとえば、デフォルト設定の 10 では、Enterprise Vault サーバーごとに 10 個までのアーカイブを同時に検索できます。1 から 10 の範囲で値を入力します。 |
最初に選択したメッセージで[このメッセージをリサーチ]のみを許可 |
[レビュー]ペインの複数のアイテムをクリックし、次に[検索]をクリックする時、Discovery Accelerator は選択アイテムのそれぞれ、または選択アイテムの最初のものにのみ検索基準を指定することを可能にするかどうか指定します。 |
最も古いアイテムと最も新しいアイテムに基づく検索の最適化 |
[True]に設定すると、検索基準で指定した日付範囲にアイテムを含まないと Discovery Accelerator が判断したアーカイブを検索から除くことによって、パフォーマンスが改善されます。デフォルト設定は[False]です。したがって、内容が指定した日付範囲内かどうかに関係なく利用可能なすべてのアーカイブが Discovery Accelerator によって検索されます。 この設定は、[ボルトディレクトリの同期]設定オプションの 1 つである[同期スレッドの確認間隔 (秒)]とともに使います。[最も古いアイテムと最も新しいアイテムに基づく検索の最適化]を True に設定する場合は、[同期スレッドの確認間隔 (秒)]を短く設定して、Discovery Accelerator が古くなったデータを検索しないようにする必要があります。たとえば、設定を 3600 秒 (1 時間) と短くすることができます。 |
検索の受け入れ時にマークを上書き |
検索の結果を受け入れるとき、レビューセットにすでにあるアイテムに割り当て済みのマークを上書きするかどうか指定します。すでに生成してしまったアイテムは対象外です。 |
マーク付けされていない場合にのみ検索の受け入れ時にマークを上書き |
他のケースで以前に表示されたアイテムについて、明示的に割り当てられているマークは考慮するが、他のすべてのマークは上書きするかどうかを指定します。 |
検索の受け入れ時にレビューアを上書き |
検索の結果を受け入れるとき、レビューセットにすでにあるアイテムに割り当て済みのレビューアを上書きするかどうか指定します。 |
割り当てられていない場合にのみ検索の受け入れ時にレビューアを上書き |
検索の結果を受け入れるとき、他のレビューアに以前に割り当てられていないアイテムのみを新しいレビューアに割り当てるかどうかを指定します。 |
[作成者]の指定を要求、[内容]の指定を要求、[開始日]の指定を要求、[受信者]の指定を要求、[件名]の指定を要求、[終了日]の指定を要求 |
検索を実行する前に、指定基準を入力する必要があるかどうかを指定します。デフォルトでは、この基準は省略可能です。返される検索結果の数が多すぎないように、この基準を必須にすると便利です。 |
インデックスサービスがビジー状態の場合の再試行時間 (分) |
ビジー状態で検索を実行できない Enterprise Vault Indexing Service へのアクセスを Discovery Accelerator が試行する頻度を分単位で指定します。1 から 300 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 5 です。 |
インデックスサービスが実行されていない場合の再試行時間 (分) |
利用できない Enterprise Vault Indexing Service へのアクセスを Discovery Accelerator が試行する頻度を分単位で指定します。1 から 300 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 5 です。 |
検索結果の上部にあるメッセージのみを返す |
検索で最上位アイテムのみを返すかどうか指定します。このオプションを[無効]に設定することは、最上位アイテムに付随するすべてのファイルが検索の結果で表示されることを意味します。 |
ファイル名ではなく SMTP 件名を保存 |
ファイルシステムアーカイブ (FSA) を使ってアーカイブされたアイテムについて、レビューペインに、FSA ファイル名ではなく、SMTP メッセージの件名を表示するかどうかを指定します。 |
[検索結果」ページの更新間隔 |
検索の実行中に Discovery Accelerator が結果の概略ページを更新する頻度を秒単位で指定します。1 から 300 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 10 です。 |
検索タイムアウト (時間) |
Discovery Accelerator で検索に許容される最大時間を時間数で指定します。デフォルトは 4 時間です。 |
[検索]ページの更新間隔 |
Discovery Accelerator がケースの検索ペインを更新する頻度を秒単位で指定します。1 から 300 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 20 です。 |
実行中の検索結果を表示 |
Discovery Accelerator によって検索されたアイテムのレビューをすぐに開始できるように、検索の実行中にユーザーがレビューペインにアクセスできるようにするかどうかを指定します。デフォルトでは、Discovery Accelerator はこれを許可します。 |
対象グループタグ |
新しい検索の基準で対象グループを入力するときに、Discovery Accelerator が接頭辞にするタグを指定します。デフォルト値は TG です。 |
対象タグ |
新しい検索の基準で対象名を入力するときに、Discovery Accelerator が接頭辞にするタグを指定します。デフォルト値は T です。 |
ワーカースレッドの検索結果の合計 |
システムの実行に許可される検索結果のワーカースレッドの最大数を指定します。これらのスレッドはアーカイブから返される検索の結果を処理します。最大値は 5 で、デフォルト値は 2 です。 |
検索スレッドの合計 |
すべてのインデックスボリュームに渡ってシステムの実行に許可される検索スレッドの最大数を指定します。最大値は 500 で、デフォルト値は 100 です。 |
検索にシーケンス番号を使用 |
50,000 を超える結果が返される検索のパフォーマンスを最適化します。デフォルトでは、このオプションは有効になっています。 |
サービスの起動時にインデックスサービスを同期するまで待機 (分) |
Discovery Accelerator が利用可能なインデックスサービスに同期させる前に、起動時に待機する時間を分単位で指定します。0 から 300 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 0 です。 |
サービスの起動時にボルト検索を開始するまで待機 (分) |
Discovery Accelerator がアイテムのアーカイブを検索する前に、起動時に待機する時間を分単位で指定します。0 から 300 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 0 です。 |