NetBackup™ Web UI Apache Cassandra 管理者ガイド
NetBackup ので Apache Cassandra の保護アーキテクチャ
このアーキテクチャの概要は次のとおりです。
NetBackup プライマリサーバーには、バックアップポリシーおよびスケジュールが設定されています。バックアップジョブの管理に使用されます。
NetBackup メディアサーバーにはバックアップデータがあります。Cassandra の保護では、すべての NetBackup バックアップターゲットがサポートされます。
データステージングサーバーは、次のように Cassandra データのオフホスト処理を実行します。
特定の時点でのクラスタの一貫性を判断する。
レプリカレコードを削除する。
レコードの上書きに起因する古いデータを削除する。
オフホスト処理を実行するには、データステージングサーバーのこれらのノードに Cassandra をインストールする必要があります。NetBackup では、データステージングサーバーと同じ配布とバージョンが構成されている Cassandra クラスタが必要です。DataStax アプリケーションクラスタで SSL ベースの認証や LDAP 構成を使用している場合は、アプリケーションクラスタと同じルート CA 証明書を使用して、データステージングサーバーで同じ構成の認証を実行する必要があります。Cassandra クラスタの場合と同様に、データステージングサーバーでも Cassandra のバージョンを管理します。
データステージングサーバーのノードの 1 つは、「CBR」ノード (Cassandra バックアップおよびリストアノード) として設定されます。CBR は、効果的なバックアップとリストアを実行するために必要な統合全体を実行します。
バックアップ時に、実稼働データがデータステージングサーバーにコピーされます。その後、データは重複排除され、バックアップホスト/NetBackup メディアサーバーに転送されます。DSS ごとに 1 つのデータストリームが書き込まれます。複数の DSS ノードがある場合、データはこれらの DSS ノードから並列に (同時に) ストリーミングされます。NetBackup では、パフォーマンスを最大にするために、バックアップホストごとに同じ数のストリームを構成することをお勧めします。これにより、バックアップホストごとのストリーム数 × バックアップホストの数が、データステージングサーバーの数以上になります。
リストア時に、データは NetBackup メディアサーバーからデータステージングサーバーにステージングされます。ステージングされたこのデータは、リストア対象のキースペース用に構成されたレプリカとデータセンターの数に従って、Cassandra 実稼働クラスタにリストアされます。
リストア時に、次の操作を選択できます。
Cassandra クラスタ全体をリストアする。
一部のキースペース/カラムファミリーをリストアする。
一部のキースペース/カラムファミリーの名前を変更する。
リストアするデータのデータレプリカを再構成する。