NetBackup™ Web UI Apache Cassandra 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.4)

エラーと推奨処置

次の表に、発生する可能性がある問題を示します。

表: エラーと推奨処置

エラーメッセージまたは原因

説明および推奨処置

CBR ノードにアクセスできない。

DSS クラスタの CBR ノードにアクセスできません。

推奨処置:

  • CBR ノードとして指定されたノードが起動しており、バックアップホストからアクセスできることを確認します。

  • 必要に応じて、新しいノードを DSS クラスタに追加して CBR ノードを変更します。

CBR の RSA キーが一致しない。

指定した CBR ノード RSA キーが、CBR ノードによって提供される RSA キーと一致しません。

推奨処置:

  • 次のいずれかを実行して、CBR ノードに正しい RSA キーを指定します。

  • DSS クラスタに新しいノードを追加します。

  • CBR ノードを選択し、対応する RSA キーを入力します。

CBR にはアクセスできるが、一部のノードにアクセスできない。

DSS クラスタ内の一部のノードにアクセスできません。

推奨処置:

  • DSS クラスタ内の問題のノードが起動して実行中であり、バックアップホストからアクセスできることを確認します。

  • DSS クラスタの詳細から新しいノードを追加します。

クラスタ内のノードが無効。

クレデンシャルが無効。

Apache Cassandra がインストールされていない。

クラスタ内のノードが無効またはログインできない場合は、Apache Cassandra がインストールされていない可能性があります。

推奨処置:

  • クラスタで正しいクレデンシャルが入力されていることを確認します。

  • NetBackup で、クラスタのクレデンシャルに別のアカウントを選択します。

    メモ:

    すべてのクラスタノードでクレデンシャルが有効である必要があります。

  • Apache Cassandra がすべてのノードにインストールされていることを確認します。

    メモ:

    すべてのノードで Apache Cassandra のバージョンが同じである必要があります。

CBR のクレデンシャルが一致しない。

CBR ノードの DSS クラスタのクレデンシャルが無効です。

推奨処置:

  • CBR ノードで正しいクレデンシャルが入力されていることを確認します。

  • NetBackup で、DSS クラスタに対して別のクレデンシャルを選択します。

    メモ:

    すべてのクラスタノードでクレデンシャルが有効である必要があります。

DSS ノードのクレデンシャルが無効。

DSS ノードに指定されたクレデンシャルが有効ではありません。

推奨処置:

  • DSS ノードで正しいクレデンシャルが入力されていることを確認します。

  • NetBackup で、DSS クラスタに対して別のアカウントを選択します。

    メモ:

    すべてのクラスタノードでクレデンシャルが有効である必要があります。

検出ノードにアクセスできない。

Cassandra クラスタの検出ノードにアクセスできません。

推奨処置:

  • 指定したノードが起動して実行中であることを確認します。

  • ノードで Apache Cassandra サービスが起動して実行中であることを確認します。

  • Apache Cassandra のクラスタ設定を編集して、検出ノードを変更します。

検出ノードの RSA が一致しない。

クラスタの状態が承認保留中です。

推奨処置:

検出ノードの RSA キーを承認します。

検出ノードのクレデンシャルが無効。

Cassandra クラスタのクレデンシャルが検出ノードに対して無効です。

推奨処置:

  • 検出ノードに正しいクレデンシャルが入力されていることを確認します。

  • NetBackup で、Cassandra クラスタに対して別のクレデンシャルを選択します。

    メモ:

    Cassandra クラスタ内のすべてのノードでクレデンシャルが有効である必要があります。

Apache Cassandra が検出ノードにインストールされていない。

Apache Cassandra が Cassandra 構成の検出ノードにインストールされていません。

推奨処置:

  • Apache Cassandra クラスタ内で別の検出ノードを選択します。

Apache Cassandra のクラスタ名が一致しない。

検出ノードが別のクラスタに属しています。

推奨処置:

  • NetBackup で Cassandra クラスタ構成に正しいクラスタ名を入力します。

  • クラスタに対して正しい検出ノードを選択します。

データセンター名が一致しない。

Cassandra ノードのデータセンター名が一致しない。

推奨処置:

  • NetBackup で Cassandra クラスタ構成のデータセンター名を変更します。

Cassandra クラスタが承認保留中。

Cassandra クラスタ内の 1 つ以上のノードで RSA キーの承認が必要です。

推奨処置:

  • ノードの RSA キーを確認して承認します。

Cassandra ノードのクレデンシャルが無効。

Cassandra クラスタのクレデンシャルがクラスタの 1 つ以上のノードと一致しません。

推奨処置:

  • Cassandra クラスタに対して正しいクレデンシャルを選択します。

    メモ:

    すべての Cassandra クラスタでクレデンシャルが有効である必要があります。

Cassandra DSS クラスタと Cassandra 実稼働クラスタのいずれかまたは両方が、同時並列処理のために無効な状態になる。

NetBackup では、DSS および実稼働クラスタ上で、任意の時点において検出、検証、バックアップ、リストアなどのうち 1 つの操作しか実行できません。1 つの操作が実行されている場合、他の操作は失敗し、クラスタが無効な状態になります。

前の操作の実行中にクラスタが無効な状態になった場合は、前の操作が完了するまで待機します。その後、検出、検証、今すぐバックアップ、リストアなどの実施する操作を再試行します。

複数のクラスタの検出に時間がかかり、検出状態がすぐには表示されない

NetBackup では、一度に 1 つずつクラスタを検出するため、2 つ目のクラスタの状態は 1 つ目が完了した後に変更され、完了後に適切な状態が反映されます。

300 を超えるキースペース/カラムファミリーに対して、Cassandra のリストアページが応答しなくなる。

RAM サイズを 16 GB 以上にするなど、より高度な構成のコンピュータを使用します。

増分バックアップがエラー 6 で失敗する。

推奨処置:

スケジュール設定された完全バックアップが完了しているかどうかを確認します。

メモ:

[今すぐバックアップ (Backup Now)]を使用した完全バックアップの実行は、スケジュールバックアップにリンクされていないため、考慮されません。

バックアップまたはリストアは、プライマリクラスタノードのフェールオーバー後は機能しません。

推奨処置:

プライマリサーバークラスタの場合、ノードのフェールオーバー後、プライマリサーバーの bp.confAPP_PROXY_SERVER = NetBackup media server で更新します。

メモ:

NetBackup メディアサーバーはバックアップホストとして使用されます。

no java in (/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin) Java executable not found (hint: set JAVA_HOME)

推奨処置:

/etc/sudoers ファイル内の Java 実行可能パスを使用して、secure_path リストを更新します。

クラスタ検証中に DSS または実働クラスタの状態が不明な状態になります

推奨処置:

[クレデンシャルの管理 (Credential management)]ページでクレデンシャルを編集および更新し、クラスタ検証を再び実行します。

[クレデンシャルの管理 (Credential management)]ページから新しいクレデンシャルを追加し、DSS クラスタまたは Apache クラスタのページの[クレデンシャルの管理 (Manage credential)]オプションを使用して、既存のクレデンシャルリストから目的のクレデンシャルを選択します。