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NetBackup™ for Microsoft Azure Stack 管理者ガイド

Last Published: 2024-11-11

Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.5)

bprestore コマンドを使用した、変更したメタデータを持つ Microsoft Azure Stack VM の代替の領域へのリストア

NetBackup では、Microsoft Azure Stack データを別のリソースグループにリストアして、メタデータを変更できます。この種類のリストア方法は、リダイレクトリストアと呼ばれます。

Microsoft Azure Stack のリダイレクトリストアを実行するには

rename_file および listfile の値を次のように変更します。

パラメータ	値
rename_file	代替領域の ARM エンドポイントを指定する ALT_APPLICATION_SERVER= エントリを追加します。 `VmName` メタデータを更新する場合は、次のように追加します。変更前: `/21c71fdf-3ee5-4b57-8c51-18ebe7032237/SKRG/MSvm15/Metadata/VmName=OldVmName` 変更後: `/21c71fdf-3ee5-4b57-8c51-18ebe7032237/SKRG/MSvm15/Metadata/VmName=NewVmName` VM の電源状態を変更するには、次のように追加します。変更前: `/21c71fdf-3ee5-4b57-8c51-18ebe7032237/SKRG/MSvm15/Metadata/PowerState=running` 変更後: `/21c71fdf-3ee5-4b57-8c51-18ebe7032237/SKRG/MSvm15/Metadata/PowerState=deallocate` ファイルパスは / (スラッシュ) で始まる必要があります。変更するすべてのメタデータオプションに、新しいエントリを追加します。メモ: VM サイズのメタデータの場合は、Microsoft Azure Stack 推奨の形式で変更後の値を指定します。新しい VM のサイズは、サブスクリプションの範囲内である必要があります。詳しくは、「Azure Stack でサポートされている仮想マシンのサイズ」を参照してください。
listfile	リストアするすべての Microsoft Azure ファイルのリスト

パラメータ

値

rename_file

代替領域の ARM エンドポイントを指定する ALT_APPLICATION_SERVER= エントリを追加します。

VmName メタデータを更新する場合は、次のように追加します。

変更前:

/21c71fdf-3ee5-4b57-8c51-18ebe7032237/SKRG/MSvm15/Metadata/VmName=OldVmName

変更後:

/21c71fdf-3ee5-4b57-8c51-18ebe7032237/SKRG/MSvm15/Metadata/VmName=NewVmName

VM の電源状態を変更するには、次のように追加します。

変更前:

/21c71fdf-3ee5-4b57-8c51-18ebe7032237/SKRG/MSvm15/Metadata/PowerState=running

変更後:

/21c71fdf-3ee5-4b57-8c51-18ebe7032237/SKRG/MSvm15/Metadata/PowerState=deallocate

ファイルパスは / (スラッシュ) で始まる必要があります。

変更するすべてのメタデータオプションに、新しいエントリを追加します。

メモ:

VM サイズのメタデータの場合は、Microsoft Azure Stack 推奨の形式で変更後の値を指定します。新しい VM のサイズは、サブスクリプションの範囲内である必要があります。

詳しくは、「Azure Stack でサポートされている仮想マシンのサイズ」を参照してください。

listfile

リストアするすべての Microsoft Azure ファイルのリスト

ファイルのリストは、次の bplist コマンドを実行して取得できます。
bplist -S master_server -C configuration_server_01 -unix_files -R 3 -t 44 -X -s <bktime> -e <bktime> "/21c71fdf-3ee5-4b57-8c51-18ebe7032237/skrg1/bkvm15" > listfile
エディタで listfile を開き、行末の特殊文字を削除します。ディレクトリに対応する / で終わるすべてのパスを削除します。
手順 1 で説明したパラメータに、変更した値を使用して、NetBackup マスターサーバーで次のコマンドを実行します。
bprestore -S master_server -D backup_host-C client -R rename_file -t 44 -X -s bktime -e bktime -L progress log -f listfile | filenames
手順の詳細:
-S master_server
このオプションでは、NetBackup マスターサーバー名を指定します。
-D backup_host
バックアップホストの名前を指定します。
-C client
ファイルのリストア元のバックアップまたはアーカイブの検索に使用するソースとして、設定サーバーを指定します。この名前は、NetBackup カタログに表示される名前と一致している必要があります。
-f listfile
このオプションでは、リストアを行うファイルのリストを含むファイル (listfile) を指定します。このオプションは、ファイル名オプション (filenames) の代わりに使用できます。listfile では、各ファイルパスを個別の行に指定する必要があります。
-L progress_log
このオプションでは、進捗情報を書き込む許可リストのファイルパスの名前を指定します。
-t 44
ポリシー形式として BigData を指定します。
-R rename_file
このオプションでは、代替パスへのリストアのために名前を変更するファイル名を指定します。

ALT_APPLICATION_SERVER=management.vtsz2.vxi.vs.com

change /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/BootDiagnostics=hupsta
to /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HeadsUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/BootDiagnostics=stasub2testrgg

change /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/Nsg=HUp-RestoreRG20-nsg
to /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/Nsg=rs-md-21-nsg

change /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/RgName=HUp-RestoreRG20
to /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/RgName=rshney-perf-set6

change /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/
SubId=3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a
to /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/
SubId=b326ed58-7537-4c81-b2ac-5b16d6a524b3

change /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/VmName=skuvm1
to /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/VmName=skuvm1-restore2

change /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/Vnet=HUp-RestoreRG20-vnet
to /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/Metadata/Vnet=rshney-perf-set6-vnet

change /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/HUpsta.blob.vtszs1.vxi.vs.com/vhds/
skuvm1-UMD-RESTORE-1599155872.vhd
to /3f6a2463-d473-4639-a1d0-f762c4e0371a/HUp-RestoreRG20/skuvm1/stasub2testrgg.blob.vtszs2.vxi.veritas.com/
vhds/skuvm1-UMD-RESTORE-1599155872.vhd