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Veritas Access 管理者ガイド
Last Published:
2018-08-01
Product(s):
Access (7.4)
Platform: Linux
- 第 I 部 Veritas Access の概要
- 第 II 部 Veritas Access の構成
- ユーザーまたは役割の追加
- ネットワークの構成
- 認証サービスの構成
- 第 III 部 Veritas Access ストレージの管理
- ストレージの構成
- I/O フェンシングによるデータ整合性の構成
- iSCSI の構成
- iSCSI ターゲットとしての Veritas Access
- ストレージの構成
- 第 IV 部 Veritas Access ファイルアクセスサービスの管理
- NFS サーバーの構成
- CIFS サーバーとしての Veritas Access の使用
- Active Directory (AD) について
- Active Directory (AD) ドメインモードの CIFS の設定について
- 信頼できるドメインの設定について
- ホームディレクトリの管理について
- CIFS クラスタモードについて
- CIFS 共有とホームディレクトリの移行について
- ローカルユーザーとグループの管理について
- Oracle Direct NFS と連携する Veritas Access の構成
- FTP サーバーの構成
- 第 V 部 Veritas Access Object Store サーバーの管理
- 第 VI 部 監視とトラブルシューティング
- 第 VII 部 Veritas Access ファイルシステムのプロビジョニングと管理
- 第 VIII 部 クラウドストレージの構成
- 第 IX 部 Veritas Access 共有のプロビジョニングと管理
- アプリケーション用の共有の作成
- NFS 共有の作成と維持
- CIFS 共有の作成と維持
- OpenStack での Veritas Access の使用
- Veritas Access と Data Insight の統合
- 第 X 部 Veritas Access ストレージサービスの管理
- データの重複排除
- ファイルの圧縮
- SmartTier の構成
- SmartIO の構成
- 一時的なレプリケーションの構成
- 一時的なレプリケーションジョブのフェールオーバーとフェールバック
- 連続レプリケーションの構成
- スナップショットの使用
- インスタントロールバックの使用
- NetBackup クライアントを使用する Veritas Access の構成
- 第 XI 部 参照
ライトバックキャッシュの調整
ライトバックキャッシュが有効になっていると、ファイルが明示的に「キャッシュなし」としてマークされているか、キャッシュに空きがない場合を除き、ディスクから読み取られたすべてのデータがキャッシュされます。書き込みの場合は、特定の書き込みによってデータがキャッシュされます。ファイルをロードすることでアプリケーションを高速化できます。キャッシュ内のファイルを固定すると、データを削除されないようにできます。一部のデータがすでにキャッシュされていて、ディスクのその部分が上書きされた場合、SmartIO は新しいデータをキャッシュデバイスにも書き込み、キャッシュされたデータを最新の状態に維持します。
次のチューニングパラメータを使用して、キャッシュのサイズと、データがキャッシュに保持される期間を調整できます。
ダーティデータに使用されるノードごとの最大容量の設定
ライトバックを有効にするときに、ノードごとにダーティデータに使用される領域の最大値を設定できます。デフォルトでは、最大値はありません。最大値を設定する場合は、ファイルシステムまたはクラスタファイルシステムごとに 512 MB 以上を許可する必要があります。クラスタファイルシステムの場合、データリフレクションに必要な容量は最大値に含まれません。
ライトバックサイズを設定するには
- 次のコマンドを実行して最大値を構成します。クラスタファイルシステムの場合、設定をクラスタ全体にするには、クラスタの各ノードでコマンドを実行します。
SmartIO> cache wb_size nodenamecachenamecache_size
パラメータの内容は次のとおりです。
nodename では、クラスタノードを指定します。
cachename では、キャッシュの名前を指定します。
cache_size では、キャッシュのサイズを指定します。
- 変更した値を有効にするには、次のコマンドを実行します。
SMARTIO> fs enable target1
- キャッシュの統計情報を表示すると、ライトバックサイズは[Writeback Cache Use Limit]として示されます。キャッシュの統計情報を表示するには:
SMARTIO> cache stat
キャッシュ領域のキャッシュ統計の表示を参照してください。