NetBackup™ for Hadoop 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup 用 NetBackup for Hadoop プラグインの前提条件およびベストプラクティス
- NetBackup for Hadoop の構成
- バックアップホストの管理
- NetBackup for Hadoop 構成ファイルを使用した NetBackup for Hadoop プラグインの構成
- Hadoop のバックアップとリストアの実行
- トラブルシューティング
- NetBackup for Hadoop データのバックアップ問題のトラブルシューティング
- NetBackup for Hadoop データのリストア問題のトラブルシューティング
バックアップホストの管理
バックアップホストは、Hadoop クラスタのすべてのバックアップとリストア操作をホストするプロキシクライアントとして機能します。NetBackup の Hadoop プラグインの場合、バックアップホストはすべてのバックアップとリストア操作を実行します。別途エージェントを Hadoop クラスタにインストールする必要はありません。
バックアップホストは、Linux コンピュータである必要があります。NetBackup 11.0 のリリースでは、バックアップホストとして RHEL および SUSE プラットフォームのみをサポートします。
バックアップホストとして、NetBackup クライアント、メディアサーバー、またはプライマリサーバーを使用できます。バックアップホストとしてメディアサーバーを設定することをお勧めします。
バックアップホストを追加する前に、次の点を考慮します。
バックアップ操作用に、1 つ以上のバックアップホストを追加できます。
リストア操作用に、バックアップホストを 1 つだけ追加できます。
プライマリサーバー、メディアサーバー、またはクライアントが、バックアップホストの役割を実行できます。
NetBackup の Hadoop プラグインは、すべてのバックアップホストにインストールされます。
バックアップホストを追加するには
- NetBackup Web UI を開きます。
- BigData ポリシーを作成します。
Hadoop クラスタ用の BigData ポリシーの作成を参照してください。
- [バックアップ対象 (Backup selections)]タブで[追加 (Add)]をクリックし、次の形式でバックアップホストを追加します。
Backup_Host=IP_address or hostname
また、次のコマンドを使用して、バックアップホストを追加することもできます。
Windows の場合:
<install_path>\NetBackup\bin\admincmd\bpplinclude PolicyName -add Backup_Host=IP_address or hostname
UNIX の場合:
/usr/openv/var/global/bin/admincmd/bpplinclude PolicyName -add Backup_Host=IP_address or hostname
- ベストプラクティスとして、すべてのバックアップホスト上の
/etc/hosts
ファイルにすべての NameNodes と DataNodes のエントリを追加します。FQDN 形式でホスト名を追加する必要があります。または
/etc/resolv.conf
ファイルに適切な DNS エントリを追加します。
バックアップホストを削除するには
- 編集するポリシーを開きます。
- [バックアップ対象 (Backup selections)]タブで、削除するバックアップホストを含むバックアップ対象を見つけます。
- [処理 (Actions)]、[削除 (Delete)]の順に選択します。
また、次のコマンドを使用して、バックアップホストを削除することもできます。
Windows の場合:
install_path\NetBackup\bin\admincmd\bpplinclude PolicyName -delete Backup_Host=IP_address or hostname
UNIX の場合:
/usr/openv/var/global/bin/admincmd/bpplinclude PolicyName -delete 'Backup_Host=IP_address or hostname'