Veritas NetBackup™ アップグレードガイド
- 概要
- NetBackup 8.1.1 の変更について
- アップグレード計画
- マスターサーバーのアップグレード
- メディアサーバーのアップグレード
- NetBackup の MSDP のアップグレード
- 付録 A. 参照先
NetBackup 8.1.1 への NetBackup メディアサーバーのアップグレード
MSDP を使うメディアサーバーのアップグレードには、ローリングデータ変換が含まれます。ローリング変換は、システムがビジー状態ではないときに実行されます。つまり変換は、バックアップ、リストア、CRQP、CRC チェック、圧縮などが非アクティブのときに実行されます。この変換では、通常のシステム操作への影響は予想されていません。ローリング変換が完了すると、変換後のシステムと新しいインストールの間で違いはありません。
NetBackup では、メディアサーバーが正しく機能するためにセキュリティ証明書を必要とします。このトピックに関する詳細情報を参照できます。
NetBackup ホスト用のセキュリティ証明書についてを参照してください。
NetBackup には、すべてのサポート対象バージョンの管理コンソールが含まれています。NetBackup のサポート対象バージョンについて詳しくは、次を参照してください。
表: メディアサーバーの移行手順
手順 |
作業 |
完了 |
---|---|---|
1 |
メディアサーバーのアップグレードがマスターサーバーのアップグレードに含まれる場合は、次のステップに進みます。 含まれない場合は、メディアサーバーを無効にします。 | |
2 |
NetBackup のすべてのサービスを停止します。
| |
3 |
NetBackup バイナリをアップグレードします。 このトピックに関する詳しい情報を参照できます。 | |
4 |
セキュリティ証明書を取得しなかった場合は、証明書を生成します。このトピックに関する詳細情報を参照できます。 NetBackup ホスト用のセキュリティ証明書についてを参照してください。 | |
5 |
利用可能な NetBackup 8.1.1 メンテナンスリリースを確認します。メンテナンスリリースは NetBackup 8.1.1 の後にリリースされる非常に重要な修正が含まれます。 ベリタスはアップグレードアクティビティ時に最新の利用可能なメンテナンスリリースをインストールすることを推奨します。 最新の NetBackup 8.1.1 メンテナンスリリースにアクセスする方法
| |
6 |
(該当する場合) メディアサーバーのアップグレードがマスターサーバーのアップグレードに含まれる場合は、このステップはスキップします。 メディアサーバーを再度アクティブにします。 | |
7 |
(該当する場合) メディアサーバーのアップグレードがマスターサーバーのアップグレードに含まれる場合は、マスターサーバーのアップグレード手順を再開します。 |
変換が正常に完了し新しいストレージ形式に問題がなければ、変換プロセスから生成されたストレージを次のようにクリーンアップします。
UNIX の場合:
/usr/openv/pdde/pdcr/bin/stconv --cleanup
Windows の場合:
install path\Veritas\pdde\stconv.exe --cleanup