Veritas NetBackup™ ログリファレンスガイド
- ログの使用
- バックアッププロセスおよびログ記録
- メディア、デバイスプロセスおよびログ記録
- リストアプロセスおよびログ記録
- 高度なバックアップおよびリストア機能
- ストレージのログ記録
- NetBackup 重複排除ログ
- OpenStorage Technology (OST) のログ記録
- SLP (Storage Lifecycle Policy) および自動イメージレプリケーション (A.I.R.) のログ記録
- スナップショット技術
- ログの場所
- Java ベースの管理コンソールのログ記録
グローバルログレベルについて
[グローバルログレベル (Global logging level)]は、統合ログとレガシーログの両方を参照します。ログレベルはどの位の情報がログメッセージに含まれるかを決定します。レベル数が高いほど、より大量の詳細がログメッセージに含められます。
表: グローバルログレベル は、すべてのログレベルおよび各レベルで含められる詳細について説明します。
表: グローバルログレベル
ログレベル | 説明 |
---|---|
最小のログ | 非常に重要な少量の診断メッセージおよびデバッグメッセージが含まれます。 [ホストプロパティログ (Host Properties Logging)]ページまたはログアシスタントは最小のログを設定できます。 レガシーログは、最小のログを表すのに次の値を使います:
統合ログでは、最小のログを表すのに値 1 を使います。 |
ログを無効にする | [ホストプロパティログ (Host Properties Logging)]ページまたはログアシスタントは、ログを無効にできます。 レガシーログは、無効なログを表すのに次の値を使います:
統合ログでは、無効なログを示すのに値 0 を使います。 |
1 | 最小のログと関連付けられる少量の診断メッセージに詳細な診断メッセージおよびデバッグメッセージを追加します。 |
2 | 進捗メッセージが追加されます。 |
3 | 情報ダンプが追加されます。 |
4 | ファンクションのエントリおよび終了が追加されます。 |
5 | すべてが含まれています。最も詳細なレベルのメッセージ。 |
デフォルトでは、統合ログは、レベル 0 のデバッグメッセージおよびレベル 5 のアプリケーションメッセージが記録されるように設定されています。
次の操作はログレベルに影響します。
[グローバルログレベル (Global logging level)]リストで 0 (ゼロ) を指定した場合、レガシーログと統合ログの両方で最小レベルが設定されます。 ただし、統合ログの診断メッセージおよびデバッグメッセージの場合、ログレベルはオフにできます。診断メッセージおよびデバッグメッセージはログに記録されません。このレベルは、NetBackup 管理コンソールの[グローバルログレベル (Global logging level)]リストでは設定できません。 vxlogcfg コマンドまたはログアシスタントで、それを設定できます。
ログレベルの変更を参照してください。
vxlogcfg を使用した統合ログの設定の例を参照してください。
[グローバルログレベル (Global logging level)]リストを変更すると、サーバーまたはクライアントの NetBackup および Enterprise Media Manager (EMM) のすべてのプロセスのログレベルに影響します。 (ただし、PBX のログとメディアおよびデバイスの管理のログには影響しません。)この設定は、構成済みの設定よりも優先されます。
bp.conf ファイルの VERBOSE エントリまたは
vm.conf
ファイルのエントリを変更した場合は、レガシーログだけに影響します。レガシーログファイルに書き込まれる情報量を制御する方法を参照してください。
vxlogcfg コマンドで変更を行った場合は、統合ログレベルだけに影響します。
[グローバルログレベル (Global logging level)]リストへの変更は、次のログプロセスのレベルに影響しません。
PBX のログ
PBX ログにアクセスする方法について詳しくは、『NetBackup トラブルシューティングガイド』を参照してください。
メディアおよびデバイスの管理のログ (vmd、ltid、avrd、ロボットデーモン、Media Manager コマンド)
メディアおよびデバイス管理のレガシーデバッグログのディレクトリ名を参照してください。
デバッグレベルがデフォルト設定から変更されている、統合ログの任意のプロセス