Veritas NetBackup™ ログリファレンスガイド
- ログの使用
- バックアッププロセスおよびログ記録
- メディア、デバイスプロセスおよびログ記録
- リストアプロセスおよびログ記録
- 高度なバックアップおよびリストア機能
- ストレージのログ記録
- NetBackup 重複排除ログ
- OpenStorage Technology (OST) のログ記録
- SLP (Storage Lifecycle Policy) および自動イメージレプリケーション (A.I.R.) のログ記録
- スナップショット技術
- ログの場所
- Java ベースの管理コンソールのログ記録
統合ログファイルのロールオーバーについて
ログファイルが大きくなりすぎないようにするため、またはログファイル作成のタイミングまたは頻度を制御するために、ログのロールオーバーオプションを設定することができます。設定したファイルサイズまたは時間に達した場合、現在のログファイルは閉じられます。 ログプロセスの新しいログメッセージは、新しいログファイルに書き込まれます (ロールオーバーされます)。
NetBackup でのログの保持についてを参照してください。
ファイルサイズ、時刻、または経過時間に基づいて実行されるように、ログファイルのロールオーバーを設定できます。 で記述されているオプションを指定して vxlogcfg表: 統合ログファイルのロールオーバーを制御する vxlogcfg オプション コマンドを使用して、条件を設定します。
表: 統合ログファイルのロールオーバーを制御する vxlogcfg オプション
オプション | 説明 |
---|---|
MaxLogFileSizeKB | RolloverMode に FileSize を設定した場合に、ログファイルが切り替えられる最大サイズを指定します。 |
RolloverAtLocalTime | RolloverMode に LocalTime を設定した場合に、ログファイルがロールオーバーされる時刻を指定します。 |
RolloverPeriodInSeconds | RolloverMode に Periodic を設定した場合に、ログファイルがロールオーバーされるまでの時間を秒数で指定します。 |
MaxLogFileSizeKB または RolloverAtLocalTime | ファイルサイズ制限またはローカル時間制限のいずれかが先に達したときは、いつでもログファイルのロールオーバーが実行されることを指定します。 コマンドの例: vxlogcfg -a -p 51216 -g Default MaxLogFileSizeKB=256 RolloverAtLocalTime=22:00 |
MaxLogFileSizeKB または RolloverPeriodInSeconds | ファイルサイズ制限または期間制限のいずれかが先に達したときは、いつでもログファイルのロールオーバーが実行されることを指定します。 |
vxlogcfg の詳しい説明は、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
デフォルトでは、ログファイルは、51200 KB のファイルサイズ単位でロールオーバーします。ログファイルのサイズが 51200 KB に達すると、そのファイルは閉じられ、新しいログファイルが開かれます。
次の例では、NetBackup (prodid 51216) のロールオーバーモードを Periodic に設定しています。
# vxlogcfg -a --prodid 51216 --orgid 116 -s RolloverMode=Periodic RolloverPeriodInSeconds=86400
前の例は RolloverMode オプションを指定して vxlogcfg コマンドを使います。 nbpem (オリジネータ ID 116) のロールオーバーモードを Periodic に設定します。 また、nbpem のログファイルの次のロールオーバーが実施されるまでの間隔を 24 時間 (86400 秒) に設定しています。
ログファイルのロールオーバーが行われ、ローテーション ID が増加しているファイル名の例を次に示します。
/usr/openv/logs/nbpem/51216-116-2201360136-041029-0000000000.log /usr/openv/logs/nbpem/51216-116-2201360136-041029-0000000001.log /usr/openv/logs/nbpem/51216-116-2201360136-041029-0000000002.log
さらに、ログファイルのローテーションを次で使うことができます。
統合ログ機能を使うサーバープロセスのログ
統合ログを使うエンティティのオリジネータ IDを参照してください。
特定のレガシーログ
Bare Metal Restore プロセス bmrsavecfg が作成する統合ログファイル