Veritas NetBackup™ ネットワークポートリファレンスガイド

Last Published:
Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (8.2)
Platform: Linux,UNIX,Windows

NetBackup Web サービスのためのポート構成

NetBackup インストール処理はポートの次のセットのいずれかで動作するために自動的に configurePorts スクリプトを実行して NetBackup Web サービスを設定します。

表: NetBackup Web サービス用に設定されるポート

ポートセット

HTTPS ポート

シャットダウンポート

最初のセット

8443

8205

2 番目のセット

8553

8305

3 番目のセット

8663

8405

configurePorts スクリプトが自由なセットの 1 つ (、8443、8205 など) を見つけなければ、次のファイルにエラーが記録されます。

Windows の場合:

install_path\NetBackup\wmc\webserver\logs\nbwmc_configurePorts.log

UNIX および Linux の場合:

/usr/openv/wmc/webserver/logs/nbwmc_configurePorts.log

UNIX および Linux の場合、次のものが NetBackup システムコンソールに表示されます。

configurePorts: WmcPortsUpdater failed with exit status <status_code>

このエラーが発生するとき、マスターサーバーに次の手順を使って手動でポートを構成してください。configurePorts コマンドは次の場所にあります。

Windows の場合:

install_path\NetBackup\wmc\bin\install\configurePorts

UNIX または Linux の場合:

/usr/openv/wmc/bin/install/configurePorts

メモ:

マスターサーバー上の NetBackup Web サービスはポート 1024 以上が必要です。 1024 未満のポート番号は使用しないでください。 1024 未満のポートは権限設定されており、NetBackup Web サービスでは使用できないようになっています。

NetBackup Web サービスのためにポートを構成するには

  1. マスターサーバーで、次を入力して現在構成されたポートをリストします。

    configurePorts -status

    出力例は次のとおりです。

    Current Https Port: 8443
    Current Shutdown Port: 8205
    
  2. 次の形式の configurePorts コマンドを使ってポートを再構成してください。

    configurePorts -httpsPort https_port | -shutdownPort shutdown_port

    一度に 1 つまたは 2 つのポートを構成できます。たとえば、HTTPS ポートを 8553 に構成するには、次のようにします。

    configurePorts -httpsPort 8553

    出力例は次のとおりです。

    Old Https Port: 8443
    New Https Port: 8553
    

    必要に応じたコマンドを使って、HTTPS、シャットダウンの 1 セットのポートを構成します。

    ポートセットのリストについては、表: NetBackup Web サービス用に設定されるポートを参照してください。

  3. マスターサーバーがクラスタ化された環境にある場合、次のように指定します。

    • ポートの同じセットがすべてのクラスタノードで自由であることを確かめてください。各ノードで手順1を行います。

    • 各ノードのポートを必要に応じて再構成してください。手順2を行ってください。

    • すべてのノードで使われるポートを無視するには、次を入力します。

      configurePorts - overrideCluster true

      このコマンドは共有ディスクの次のファイルを更新します。

      Windows の場合:

      install_path/NetBackup/var/global/wsl/portfile

      UNIX または Linux の場合:

      /usr/openv/netbackup/var/global/wsl/portfile

      Web サービス用の NetBackup インストーラはクラスタモードのインストール中にこのファイルを使います。