Veritas™ System Recovery 22 Manager
バックアップタスクについて
バックアップジョブを作成して、日ごと、週ごと、または月ごとのスケジュールを使ってリカバリポイントの作成を自動化できます。この方法はコンピュータを利用していない時間に管理対象のクライアントコンピュータのリカバリポイントを作成したり、通常のワークフローに影響を与えずにリカバリポイントセットを作成したりする場合に有用です。リカバリポイントセットを作成すれば、コンピュータへのログオンやログオフのような特定のイベントで増分リカバリポイントを作成するように指定することもできます。
デフォルトでは、スケジュールされた独立したリカバリポイントやリカバリポイントセットのファイル名に、001.v2i、002.v2i などが付加されます。リカバリポイントセット内の増分リカバリポイントのファイル名には、_i001.iv2i、_i002.iv2i などが付加されます。たとえば、ベースリカバリポイントの名前が C_Drive001.v2i の場合、最初の増分リカバリポイントは C_Drive001_i001.iv2i になります。
バックアップを実行するコンピュータの名前が、リカバリポイントのファイル名に常に付加されます。
作成する各バックアップジョブは、製品のバックアップタスクのツリーに追加されます。
バックアップジョブの実装は、次のようにして行います。
バックアップタスクの作成。
バックアップ対象、作成されるリカバリポイントが保存されるバックアップ先、バックアップの実行時期(スケジュール設定するか、手動で実行するか)を指定します。
バックアップ形式を除く、バックアップジョブのプロパティとオプションを編集します。
1 つ以上のリモートコンピュータにバックアップジョブを適用します。
Veritas System Recovery Manager コンソールからバックアップジョブを削除します。
リカバリポイントの圧縮レベル、有効な暗号、パスワードの保護を指定することもできます。他の多くのオプションを使って、ビジネスニーズに従って各バックアップをカスタマイズできます。
スケジュールされた時間にリカバリポイントを作成するには、クライアントコンピュータが起動している必要があります。ただし、バックアップを開始するために Veritas System Recovery Manager が開いている必要はありません。また、リモートユーザーが管理対象クライアントコンピュータにログオンしている必要もありません。ただし、そのコンピュータで Windows が起動している必要があります。
バックアップがスケジュールを完了したことを確認するには、[コンピュータリスト]オプションを使用してリモートコンピュータのバックアップ保護状態を確認します。
メモ:
Veritas System Recovery Manager では、バックアップ先としてクライアントコンピュータのネットワーク共有またはローカルドライブへのバックアップの保存がサポートされています。
このセクションには次のトピックがあります。
バックアップジョブのリカバリポイントセットと単体リカバリポイントを参照してください
リカバリポイントを作成する上でのアドバイスを参照してください