NetBackup™ トラブルシューティングガイド

Last Published:
Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (11.0)
  1. 概要
    1.  
      NetBackup のログと状態コードへの追加リソースの情報
    2.  
      問題のトラブルシューティング
    3.  
      テクニカルサポートへの問題レポート
    4.  
      NetBackup-Java アプリケーションの情報収集について
  2. トラブルシューティングの手順
    1.  
      トラブルシューティング手順について
    2. NetBackup の問題のトラブルシューティング
      1.  
        すべてのプロセスが UNIX または Linux サーバーで実行されていることの確認
      2.  
        すべてのプロセスが Windows サーバーで実行されていることの確認
    3.  
      インストールの問題のトラブルシューティング
    4.  
      構成の問題のトラブルシューティング
    5.  
      デバイス構成の問題の解決
    6.  
      プライマリサーバーおよびクライアントの検証
    7.  
      メディアサーバーおよびクライアントの検証
    8.  
      UNIX クライアントとのネットワーク通信の問題の解決
    9.  
      Windows クライアントとのネットワーク通信の問題の解決
    10. vnetd プロキシ接続のトラブルシューティング
      1.  
        vnetd プロキシ接続の必要条件
      2.  
        vnetd プロキシ接続のトラブルシューティングの開始点
      3.  
        vnetd プロセスとプロキシがアクティブであることの確認
      4.  
        ホスト接続がプロキシされることの確認
      5.  
        vnetd プロキシ接続のテスト
      6.  
        接続と受け入れのプロセスのログファイルの確認
      7.  
        vnetd プロキシログファイルの表示
    11. セキュリティ証明書失効のトラブルシューティング
      1.  
        クラウドプロバイダの無効化された SSL 証明書の問題のトラブルシューティング
      2.  
        クラウドプロバイダの CRL のダウンロードに関する問題のトラブルシューティング
      3.  
        ホストの CRL が証明書失効のトラブルシューティングに与える影響
      4.  
        証明書が失効しているまたは CRL が使用できないため、NetBackup のジョブが失敗する
      5.  
        明らかなネットワークエラーが原因で NetBackup ジョブが失敗する
      6.  
        利用不能なリソースが原因で NetBackup ジョブが失敗する
      7.  
        プライマリサーバーのセキュリティ証明書が失効している
      8.  
        NetBackup ホストの証明書の状態の確認
      9.  
        外部 CA が署名した証明書の無効化に関する問題のトラブルシューティング
    12.  
      ネットワークとホスト名のトラブルシューティングについて
    13. NetBackup のホスト名およびサービスエントリの検証
      1.  
        UNIX プライマリサーバーおよびクライアントのホスト名とサービスエントリの例
      2.  
        UNIX プライマリサーバーおよびメディアサーバーのホスト名とサービスエントリの例
      3.  
        UNIX PC クライアントのホスト名とサービスエントリの例
      4.  
        複数のネットワークに接続する UNIX サーバーのホスト名とサービスエントリの例
    14.  
      bpclntcmd ユーティリティについて
    15.  
      [ホストプロパティ (Host Properties)]を使用した構成設定へのアクセス
    16.  
      空きがなくなったディスクの問題の解決
    17. 凍結されたメディアのトラブルシューティングについての注意事項
      1.  
        凍結されたメディアをトラブルシューティングする場合のログ
      2.  
        メディアが凍結される状況について
    18. NetBackup Web サービスの問題のトラブルシューティング
      1.  
        NetBackup Web サービスのログの表示
      2.  
        外部 CA の構成後の Web サービスの問題のトラブルシューティング
    19.  
      NetBackup Web サーバー証明書の問題のトラブルシューティング
    20. PBX の問題の解決
      1.  
        PBX インストールの確認
      2.  
        PBX が実行中であるかどうかの確認
      3.  
        PBX が正しく設定されているかどうかの確認
      4.  
        PBX のログへのアクセス
      5.  
        PBX のセキュリティのトラブルシューティング
      6.  
        PBX デーモンかサービスが利用可能かどうかの判断
    21. リモートホストの検証に関する問題のトラブルシューティング
      1.  
        ホストの検証に関連するログの表示
      2.  
        NetBackup 8.0 以前のホストとの安全でない通信の有効化
      3.  
        保留中のホスト ID からホスト名へのマッピングの承認
      4.  
        ホストキャッシュの消去
    22. 自動イメージレプリケーションのトラブルシューティング
      1.  
        A.I.R. (自動イメージレプリケーション) と SLP で使用されるプライマリサーバーのルール
      2. 外部証明書の構成で、ターゲット型 A.I.R. の信頼できるプライマリサーバーの操作に失敗する
        1.  
          信頼の追加または更新のトラブルシューティング
        2.  
          信頼の削除のトラブルシューティング
      3.  
        SLP コンポーネントが管理する自動インポートジョブのトラブルシューティングについて
    23.  
      ネットワークインターフェースカードのパフォーマンスのトラブルシューティング
    24.  
      bp.conf ファイルの SERVER エントリについて
    25.  
      使用できないストレージユニットの問題について
    26.  
      Windows での NetBackup 管理操作のエラーの解決
    27.  
      UNIX コンピュータの NetBackup 管理コンソールに表示されるテキストの文字化けの解決
    28.  
      NetBackup Web UI と NetBackup 管理コンソールのエラーメッセージのトラブルシューティング
    29.  
      NetBackup 管理コンソールでのログと一時ファイルの保存に必要な追加のディスク容量
    30.  
      外部 CA の構成後に NetBackup 管理コンソールにログオンできない
    31.  
      ファイルベースの外部証明書の問題のトラブルシューティング
    32.  
      外部証明書の構成に関する問題のトラブルシューティング
    33.  
      Windows 証明書ストアの問題のトラブルシューティング
    34.  
      バックアップエラーのトラブルシューティング
    35.  
      NAT クライアントまたは NAT サーバーのバックアップエラーの問題のトラブルシューティング
    36.  
      NetBackup Messaging Broker (または nbmqbroker) サービスに関する問題のトラブルシューティング
    37.  
      Windows システムの電子メール通知に関する問題のトラブルシューティング
    38.  
      KMS 構成の問題のトラブルシューティング
    39.  
      キーサイズが大きいことによる NetBackup CA の移行を開始するときの問題のトラブルシューティング
    40.  
      特権のないユーザー (サービスユーザー) アカウントに関する問題のトラブルシューティング
    41.  
      auth.conf ファイルのグループ名の形式に関する問題のトラブルシューティング
    42.  
      VxUpdate パッケージ追加処理のトラブルシューティング
    43.  
      FIPS モードの問題のトラブルシューティング
    44.  
      マルウェアスキャンの問題のトラブルシューティング
    45.  
      移動中のデータの暗号化が有効になっている NetBackup ジョブの問題のトラブルシューティング
    46.  
      非構造化データのインスタントアクセスの問題のトラブルシューティング
    47.  
      多要素認証の問題のトラブルシューティング
    48.  
      マルチパーソン認証の問題のトラブルシューティング
    49.  
      NetBackup Scale-Out Relational Database への接続に関するトラブルシューティング
    50.  
      秘密鍵の暗号化に関する問題のトラブルシューティング
    51.  
      セキュリティ構成リスク機能に関する問題のトラブルシューティング
    52.  
      リスクエンジンベースの異常検出オプションに関する問題のトラブルシューティング
  3. NetBackup ユーティリティの使用
    1.  
      NetBackup のトラブルシューティングユーティリティについて
    2.  
      NetBackup デバッグログの分析ユーティリティについて
    3.  
      ログアシスタントについて
    4.  
      ネットワークトラブルシューティングユーティリティについて
    5. NetBackup サポートユーティリティ (nbsu) について
      1.  
        NetBackup サポートユーティリティ (nbsu) の出力
      2.  
        NetBackup サポートユーティリティ (nbsu) の進捗状況の表示の例
    6. NetBackup の一貫性チェックユーティリティ (NBCC) について
      1.  
        NetBackup の一貫性チェックユーティリティ (NBCC) の出力
      2.  
        NBCC の進捗状況の表示の例
    7.  
      NetBackup の一貫性チェックの修復 (NBCCR) ユーティリティについて
    8.  
      nbcplogs ユーティリティについて
    9. ロボットテストユーティリティについて
      1.  
        UNIX でのロボットテスト
      2.  
        Windows でのロボットテスト
    10. NetBackup Smart Diagnosis (nbsmartdiag) ユーティリティについて
      1.  
        NetBackup ホストの通信に nbsmartdiag ユーティリティを使用するワークフロー
    11.  
      ジョブ ID ごとのログ収集について
  4. ディザスタリカバリ
    1.  
      ディザスタリカバリについて
    2.  
      バックアップに関する推奨事項
    3.  
      ディザスタリカバリの要件と注意事項
    4.  
      ディザスタリカバリパッケージ
    5.  
      ディザスタリカバリ設定について
    6. UNIX および Linux のディスクリカバリ手順について
      1. Linux のプライマリサーバーのディスクリカバリについて
        1.  
          root が消失していない場合のプライマリサーバーのリカバリ
        2.  
          root パーティションが消失した場合のプライマリサーバーのリカバリ
      2.  
        UNIX の NetBackup メディアサーバーのディスクリカバリについて
      3.  
        UNIX クライアントワークステーションのシステムディスクのリカバリ
    7. UNIX および Linux のクラスタ化された NetBackup サーバーのリカバリについて
      1.  
        UNIX クラスタまたは Linux クラスタでの障害が発生したノードの置き換え
      2.  
        UNIX クラスタまたは Linux クラスタ全体のリカバリ
    8. Windows のディスクリカバリ手順について
      1. Windows のプライマリサーバーのディスクリカバリについて
        1.  
          Windows が完全な状態である場合のプライマリサーバーのリカバリ
        2.  
          プライマリサーバーおよび Windows のリカバリ
      2.  
        Windows の NetBackup メディアサーバーのディスクリカバリについて
      3.  
        Windows クライアントのディスクリカバリ
    9. Windows のクラスタ化された NetBackup サーバーのリカバリについて
      1.  
        Windows VCS クラスタでの障害が発生したノードの置き換え
      2.  
        Windows VCS クラスタでの共有ディスクのリカバリ
      3.  
        Windows VCS クラスタ全体のリカバリ
    10.  
      ディザスタリカバリインストール後のクラスタ化されたプライマリサーバーでの証明書の生成
    11.  
      DR_PKG_MARKER_FILE 環境変数について
    12.  
      Windows でのディザスタリカバリパッケージのリストア
    13.  
      Linux でのディザスタリカバリパッケージのリストア
    14. NetBackup カタログをリカバリするためのオプション
      1. NetBackup カタログまたは NetBackup カタログイメージファイルのリカバリの前提条件
        1.  
          カタログリカバリ前の NAT メディアサーバーとの接続の確立
      2.  
        Windows コンピュータでの NetBackup カタログリカバリについて
      3.  
        ディスクデバイスからの NetBackup カタログリカバリについて
      4.  
        NetBackup のカタログリカバリとシンボリックリンクについて
      5.  
        NetBackup ディザスタリカバリ電子メールの例
      6. NetBackup カタログ全体のリカバリについて
        1.  
          NetBackup カタログリカバリウィザードを使用した NetBackup カタログ全体のリカバリ
        2.  
          bprecover -wizard を使用した NetBackup カタログ全体のリカバリ
        3.  
          カタログリカバリ後の NetBackup ジョブ ID 番号の指定
      7. NetBackup カタログイメージファイルのリカバリについて
        1.  
          NetBackup カタログリカバリウィザードを使用した NetBackup カタログイメージファイルのリカバリ
        2.  
          bprecover -wizard を使った NetBackup カタログイメージファイルのリカバリ
      8. NetBackup データベースのリカバリについて
        1.  
          NetBackup データベースのバックアップからのリカバリ
        2.  
          NetBackup データベースのステージングからのリカバリ
        3.  
          ステージングでの NetBackup データベースの処理について
        4.  
          データベース接続の終了
      9.  
        NetBackup アクセス制御が構成されている場合の NetBackup カタログのリカバリ
      10.  
        カタログバックアップのプライマリコピー以外からのカタログのリカバリNetBackup
      11.  
        ディザスタリカバリファイルを使用しない NetBackup カタログのリカバリ
      12.  
        コマンドラインからの NetBackup のユーザー主導オンラインカタログバックアップのリカバリ
      13.  
        NetBackup オンラインカタログバックアップからのファイルのリストア
      14.  
        NetBackup オンラインカタログリカバリメディアの凍結の解除
      15.  
        カタログバックアップ中に終了状態 5988 が表示されたときに実行する手順

マルチパーソン認証の問題のトラブルシューティング

このトピックでは、NetBackup のマルチパーソン認証プロセスに固有の問題のトラブルシューティング方法について説明します。

マルチパーソン認証について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

表:

通し番号

問題

考えられる理由

解決方法

1.

マルチパーソン認証を有効にすると、NetBackup 管理コンソールで、NetBackup Vault の作成または変更操作が次のエラーで失敗します。

Intermittent connectivity lost with the server.

マルチパーソン認証は、イメージの有効期限操作に対して有効になります。

マルチパーソン認証プロセスからユーザーを除外するには、NetBackup セキュリティ管理者にお問い合わせください。

2.

マルチパーソン認証を有効にすると、前のメディアサーバーでの nbholdutil -delete コマンドが次のエラーで失敗します。

Permission Denied by Hold Service

プライマリサーバーでのイメージ保留の削除操作に対してマルチパーソン認証が有効になっています。

次のいずれかを実行します。

  • メディアサーバーを最新の NetBackup バージョンにアップグレードします。

  • ユーザーがマルチパーソン認証の除外ユーザーとして追加されていることを確認します。

    詳しくは、『NetBackup Web UI 管理者ガイド』にある「除外されるユーザーの追加」のトピックを参照してください。

  • bpnbat -login を使用して (除外ユーザーとして) ログインします。

  • nbholdutil コマンドを実行します。

3.

次のいずれかの操作が、終了状態 9382 で失敗します。

エラー: The operation has failed because it is configured for multi-person authorization.

  • NetBackup 10.3 以前のホストでは、bpexpdatebpimage -deletecopynbdecommission のいずれかのコマンドが失敗します。

  • nbdecommission -oldserver serverName -machinetype media が失敗します。

マルチパーソン認証が、イメージの有効期限操作に対して有効になっています。

  • 呼び出し元ホストが 10.0 より前の NetBackup の場合、ユーザーがマルチパーソン認証プロセスから除外された場合でも、そのようなホストに対するイメージの有効期限操作はブロックされます。

  • 呼び出し元ホストが NetBackup 10.0 以降の場合に、マルチパーソン認証プロセスからユーザーを除外するには、NetBackup セキュリティ管理者にお問い合わせください。

    NetBackup Web UI に再度サインインして、操作を再試行します。

4.

マルチパーソン認証プロセスから除外されたユーザーが、CLI を使用してマルチパーソン認証が有効な操作を実行できず、エラーコード 5930 のエラーが表示されます。

ユーザーが認証されていません。bpnbat -login -logintype WEB コマンドは、除外リストにユーザーを追加した後は実行されません。

bpnbat -login -logintype WEB コマンドを実行して現在の権限セットを正常にロードし、次のいずれかのインターフェースを使用してマルチパーソン認証が有効な操作を実行します。

  • CLI の使用

  • NetBackup 管理コンソールの使用

  • NetBackup Web UI の使用

5.

除外されるユーザーのリストから削除されたユーザーが、マルチパーソン認証が必須の操作を 2 回目の承認なしで実行できます。

除外されるユーザーのリストからユーザーを削除すると、マルチパーソン認証チケットが作成されます。ただし、関連付けられたチケットはまだ承認されていません。

マルチパーソン認証構成のチケットが作成されたかどうかを確認します。

マルチパーソン認証の承認者にチケットの承認を依頼します。承認後、ユーザーは除外リストから削除されます。

6.

除外されたユーザーがイメージを期限切れにできませんでした (マルチパーソン認証が有効な操作の実行に失敗しました)

  • ユーザーには操作を実行する権限がありません。

  • 除外されたユーザーの要求に対して、マルチパーソン認証チケットは作成されません。この問題は、マルチパーソン認証プロセスに関連していない可能性があります。

該当するマニュアルを参照してください。

7.

マルチパーソン認証が有効な操作は、NetBackup 管理コンソールまたは CLI を使用して正常に実行されます。

ユーザーは除外されたユーザーのリストに含まれている必要があります。

このユーザーに対してマルチパーソン認証チケットを作成する場合は、除外されるユーザーのリストからユーザーを削除します。

8.

除外リストにユーザーグループを追加できません。

除外リストへのユーザーグループの追加は許可されません。

除外リストに個々のユーザーを追加します。

9.

NetBackup Web UI からマルチパーソン認証を構成しようとすると、次のエラーが表示されます。

The date is not within the allowed range that is between 01/01/1970 and the current date

システム日付が正しく設定されていない可能性があります。

システム日付を確認し、1970 年 1 月 1 日から現在の日付までの有効な日付を指定します。

日付を修正して NetBackup サービスを再起動します。

10.

マルチパーソン認証チケットが、スケジュールされた有効期限後も期限切れになりません。

  • NetBackup Web 管理コンソール (nbwmc) サービスまたはデーモンが停止しています。

  • NetBackup PostgreSQL データベースサービスまたはデーモンが停止しています。

NetBackup Web 管理コンソール (nbwmc) と NetBackup PostgreSQL データベースサービスまたはデーモンを起動します。

11.

マルチパーソン認証チケットが、スケジュールされたパージ期間後もパージされません。

  • NetBackup Web 管理コンソール (nbwmc) サービスまたはデーモンが停止しています。

  • NetBackup PostgreSQL データベースサービスまたはデーモンが停止しています。

  • パージ期限に達した[期限切れ (Expired)]、[完了 (Done)]、[拒否済み (Rejected)]、[キャンセル (Canceled)]の状態のチケットがありません。

NetBackup Web 管理コンソール (nbwmc) と NetBackup PostgreSQL データベースサービスまたはデーモンを起動します。

12.

マルチパーソン認証を有効にした後、CLI を使用した NetBackup イメージの有効期限操作の実行が失敗しました。

プライマリサーバーでの操作に対してマルチパーソン認証が有効になっている場合、その操作は Web UI と API を使用した場合にのみ許可されます。

ユーザーが NetBackup 管理コンソールまたはコマンドラインインターフェースを使用して操作を実行しようとすると、操作が失敗します。

  • NetBackup Web UI を使用して操作を実行します。

  • マルチパーソン認証プロセスからユーザーを除外するには、NetBackup セキュリティ管理者にお問い合わせください。

13.

マルチパーソン認証チケットを取得できません。

  • 指定したチケット ID が無効である可能性があります。

  • NetBackup Postgres データベースサービスまたはデーモンが停止しています。

  • 有効なチケット ID を指定します。

  • 必要なすべてのサービスが起動して実行中であることを確認します。

14.

マルチパーソン認証チケットの状態を更新できません。

マルチパーソン認証チケットは、チケットの現在の状態を提案された状態に変更できないため、更新できません。

マルチパーソンチケットの現在の状態を確認し、許可されている次の状態遷移に基づいて操作を実行していることを確認します。

現在の状態 - [保留中 (Pending)]、[期限切れ (Expired)]

提案された状態 - [承認済み (Approved)]、[拒否済み (Rejected)]、[キャンセル (Canceled)]、[保留中 (Pending)]

15.

マルチパーソン認証チケットを更新できません。

あなたがチケットの要求者またはマルチパーソン認証の承認者でない場合、チケットの承認、拒否、キャンセル、更新、またはコメントの追加はできません。

必要な権限については、NetBackup 管理者にお問い合わせください。

16.

マルチパーソン認証の構成中、またはチケットで関連する操作を実行しているときに、次のエラーが表示されます。

Unable to connect to server

NetBackup Web 管理コンソールサービスが停止している可能性があります。

すべての必要な NetBackup サービスが起動して実行中であることを確認します。

17.

マルチパーソン認証を有効にした後、CLI を使用したイメージの有効期限操作がエラーコード 9387 で失敗しました。

プライマリサーバーでの操作に対してマルチパーソン認証が有効になっている場合、操作の実行時にチケットが生成されます。

NetBackup Web UI にサインインして、マルチパーソン認証チケットの現在の状態を確認します。

操作が成功すると、チケットが承認されるはずです。

18.

ユーザーが、CLI を使用してマルチパーソン認証が有効な操作を実行できず、エラーコード 5930 のエラーが表示されます。

ユーザーが認証されていません。bpnbat -login -logintype WEB コマンドが実行されていません。

bpnbat -login -logintype WEB コマンドを実行して現在の権限セットを正常にロードし、CLI を使用してマルチパーソン認証が有効な操作を実行します。

19.

マルチパーソン認証を有効にした後、CLI を使用したイメージの有効期限操作でチケットが作成されません。

  • NBAC が有効になっています。

  • ユーザーはマルチパーソン認証から除外されており、 bpnbat -login -lointypeWEB を使用してログイン済みです。

  • NBAC が有効になっていないことを確認します。マルチパーソン認証は NBAC ではサポートされません。

  • ユーザーが除外されていないことを確認します。除外されたユーザーが、マルチパーソン認証が有効な操作を実行しても、チケットは生成されません。

20.

マルチパーソン認証を有効にした後、bid ファイルを使用して CLI を介してイメージの有効期限操作を実行すると、エラーコード 20 で失敗します。

bid ファイルが必須形式になっていません。

bid ファイルが必須形式になっており、含まれるエントリが 100 個までであることを確認します。マルチパーソン認証が有効な場合、最大 100 個のイメージを一括で期限切れにできます。

21.

nbcertcmd -setsecconfig, nbseccmd -setsecurityconfig コマンドがメディアサーバーとクライアントで失敗します。

証明書配備レベルを設定する要求が失敗しました。

終了状態: 5969

エラー: Response from the NetBackup Web Management Console service could not be parsed.

メディアサーバーとクライアントホストが NetBackup 10.3 より前のバージョンです。

NetBackup を最新バージョンにアップグレードしてください。

Web UI での操作について、チケットが作成されているかどうかを確認します。

22.

マルチパーソン認証のチケットの詳細に、UNCHANGED または UPDATED の値がありません。

JSON API ペイロードを読み取ることができません。

API ペイロードのすべてのフィールドが、想定どおりに渡されているかどうかを確認します。

23.

グローバルセキュリティ設定が変更された後、除外されたユーザーに対してマルチパーソン認証のチケットが作成されます。

除外されるユーザーは、マルチパーソン認証構成、グローバルセキュリティ設定、またはリスクエンジンベースの異常検出構成を変更する場合、マルチパーソン認証を通過する必要があります。

チケットの承認については、MPA 承認者にお問い合わせください。

24.

競合があっても、イメージの有効期限操作のチケットに、競合していることを示すマークが付きません。

マルチパーソン認証構成およびグローバルセキュリティ設定の操作では、保留状態のチケットに、競合していることを示すマークは付きません。

イメージの有効期限設定、WORM 構成の変更、WORM 保持ロックの削除、およびイメージ保留の削除の操作についてのチケットには、競合していることを示すマークは付きません。