NetBackup™ Web UI Oracle 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.2)

インスタントアクセス Oracle データベースを構成する場合の前提条件

Oracle インスタントアクセスデータベースを構成する場合、次の前提条件が適用されます。

前提条件:
  • 次の条件が満たされた場合にのみ、Oracle バックアップイメージに対してインスタントアクセスがサポートされます。

    • バックアップイメージは、Oracle Copilot ユニバーサル共有ポリシーを使用して作成されます。ポリシーでは、次の 2 つのオプションを選択できます。

      • [データベース全体 - データファイルコピーの共有 (Whole Database - Datafile Copy Share)]は、Web UI でサポートされます。

      • [データベースのバックアップ共有 (Database Backup Shares)]は REST API からのみサポートされます。

      詳しくは、『NetBackup for Oracle 管理者ガイド』の「[バックアップ対象 (Backup Selections)]タブ」を参照してください。

    • バックアップはデータベースの完全バックアップです。

    • インスタントアクセスを使用した Oracle Copilot バックアップのサポート対象プラットフォーム:

      プライマリ

      プラットフォーム

      バージョン

      単一 NFS サーバーからのバックアップ

      BYO、Flex Appliance、Flex WORM、Flex Scale、MSDP AKS (Azure Kubernetes サービス)、EKS (Amazon Elastic Kubernetes サービス)

      NetBackup 10.0 以降

      単一 NFS サーバーからのバックアップ

      NetBackup Appliance

      NetBackup Appliance 4.0 以降

      単一 NFS サーバーからのバックアップ

      クラウド LSU (論理ストレージユニット)

      NetBackup 10.0.1 以降

      複数の NFS サーバーからのバックアップ

      Flex Scale

      NetBackup Flex Scale 3.1 以降

      複数の NFS サーバーからのバックアップ

      BYO

      NetBackup 10.2 以降

      複数の NFS サーバーからのバックアップ

      Flex Appliance

      NetBackup Flex Appliance 3.0 以降

  • BYO (Build Your Own) サーバーの場合、オペレーティングシステムのバージョンは、最新のアプライアンスのオペレーティングシステムのバージョン、つまり RHEL 7.6 以降であることが必要です。

  • BYO サーバーの場合、ストレージサーバーに NGINX がインストールされています。

    • NGINX バージョンは、対応する正式な RHEL バージョンのリリースに存在するものと同じである必要があります。対応する RHEL yum ソース (EPEL) からインストールする必要があります。

    • policycoreutilspolicycoreutils-python パッケージが同じ RHEL yum ソース (RHEL サーバー) からインストールされていることを確認します。次のコマンドを実行します。

      • semanage port -a -t http_port_t -p tcp 10087

      • setsebool -P httpd_can_network_connect 1

  • BYO サーバーの場合、ストレージサーバーの /mnt フォルダは、どのマウントポイントからも直接マウントできません。ユーザーマウントポイントはそのサブフォルダに対してマウントされる必要があります。

  • BYO サーバーの場合、次のコマンドを使用して、SELinux で logrotate 権限を有効にします。

    semanage permissive -a logrotate_t