NetBackup IT Analytics リリースノート
- はじめに
- パッチリリース
- 新機能
- サポートされているシステム
- インストールとアップグレード
- 修正された問題
- 既知の問題と最適化
ホスト照合識別子
ホスト照合識別子は、顧客固有のホストを作成することで、単一の NetBackup IT Analytics ドメインで複数の顧客を管理しているサービスプロバイダ向けに導入されました。ホスト照合識別子は、同一のホスト名を持つホストとデータ収集を区別するのに役立ちます。ポータルでホスト照合識別子を有効化または保持する機能は、スーパーユーザーまたは管理者に制限されています。NetBackup IT Analytics ポータルには、特定のユーザーまたはユーザーグループにアクセスを手動で付与できるオプションも用意されています。この機能を有効にするには、[管理者 (Admin)]タブ、[詳細 (Advanced)]、[システム構成 (System Configuration)]、[カスタムパラメータ (Custom Parameters)]の順に移動し、そこでシステムレベルのパラメータ portal.hostMatchingIdentifier.enabled
を追加して、その値を[True]に設定する必要があります。
また、[インベントリ (Inventory)]ビューにより表示されるホストとバックアップサーバーに関するレポートに、新しい列[ホスト照合識別子 (Host Matching Identifier)]が追加されました。この列は、レポートに表示される[列 (Columns)]リストを使用してレポートに追加できます。
ホスト照合識別子を追加または更新すると、ホストエントリが重複する可能性があることに注意してください。ホスト照合識別子を Data Collector ポリシーに追加すると、識別子テキストがホストの照合プロセスで不可欠な部分になり、収集後の識別子を変更すると、新しい識別子を持つホストがさらに作成されることになります。このような複雑さと必要とされる専門知識を考慮して、この機能は NetBackup IT Analytics ポータルではデフォルトで無効になっています。
詳しくは、『NetBackup IT Analytics システム管理者ガイド』の「ホスト照合識別子」を参照してください。