Virtualization Manager 向け NetBackup IT Analytics Data Collector インストールガイド

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Product(s): NetBackup IT Analytics (11.0)
  1. VMware のインストール前の設定
    1.  
      VMware のインストール前の設定
    2.  
      VMware データ収集
    3. Data Collector を追加するための前提条件 (VMware)
      1.  
        Virtualization Manager: VMware データの収集
      2. VMware アクセスの設定
        1.  
          必要な権限を指定した読み取り専用の VMware ユーザーの作成
    4.  
      インストールの概要 (VMware)
    5.  
      VMware Data Collector ポリシーの追加
    6. データストアスキャン収集
      1.  
        データストア収集によって影響を受けるレポート
  2. IBM VIO のインストール前の設定
    1.  
      IBM VIO のインストール前の設定
    2.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (IBM VIO)
    3.  
      インストールの概要 (IBM VIO)
    4.  
      IBM VIO データコレクタポリシーでのサーバーの追加
    5.  
      VIO サーバー (IBM Virtual I/O サーバー)
    6.  
      VIO サーバーによって管理される LPAR クライアント (IBM 論理パーティションクライアント)
    7.  
      HMC (IBM ハードウェア管理コンソール)
    8.  
      IBM VIO データコレクタポリシーの追加
  3. Microsoft Hyper-V のインストール前の設定
    1.  
      Microsoft Hyper-V のインストール前の設定
    2.  
      Data Collector を追加するための前提条件 (Microsoft Hyper-V)
    3.  
      インストールの概要 (Microsoft Hyper-V)
    4.  
      Microsoft Hyper-V データコレクタポリシーの追加
  4. Data Collector ソフトウェアのインストール
    1.  
      はじめに
    2.  
      WMI プロキシサービスのインストール (Windows ホストリソースのみ)
    3.  
      WMI 接続のテスト
    4.  
      英語以外のシステムに Data Collector をインストールする場合の注意事項
    5.  
      Windows での Data Collector ソフトウェアのインストール
    6.  
      Linux での Data Collector ソフトウェアのインストール
  5. データ収集の検証
    1.  
      検証方法
    2.  
      Data Collector: ベンダー固有の検証方法
    3. オンデマンドデータ収集の操作
      1.  
        オンデマンド収集中のリアルタイムログの表示
      2.  
        オンデマンド収集中のデバッグレベルログの生成
    4.  
      CLI Checkinstall ユーティリティの使用
    5.  
      データコレクタの構成の一覧表示
  6. Data Collector のアンインストール
    1.  
      Linux でのデータコレクタのアンインストール
    2.  
      Windows でのデータコレクタのアンインストール
  7. 手動での Data Collector の開始
    1.  
      はじめに
  8. 付録 A. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
    1.  
      ファイアウォールの構成: デフォルトのポート

データストアスキャン収集

デフォルトでは、インベントリ収集は、収集された仮想マシンが参照するファイル (VM ファイル) に関する情報のみを取得し、データストアに直接接続しないで利用できる情報のみを使用します。デフォルトのインベントリ収集で収集されない大規模なファイルの例として、収集した VM に接続されていない .iso ファイル (DVD イメージなど) やディスクイメージ (.vmdk) があります。デフォルトのインベントリ収集を使用すると、データ収集の実行時間は短縮されますが、収集対象はインベントリに含まれる VM のファイルに限定されます。そのため、データストア内にある使用済み領域の大部分が取得されないことがあります。VM に関連付けられていないストレージを把握するには、[データストアのスキャン (Datastore Scan)]オプションを選択します。

[データストアのスキャン (Datastore Scan)]にチェックマークを付けると、データストアがスキャンされ、インベントリの VM に関連付けられていないデータストア内のファイルも検出されるため、より細やかな収集が行われます。このオプションは、パフォーマンスに影響する可能性はありますが、データストアの領域を使用している、VMware では認識されないファイルを検出します。たとえば、VM は削除されていても、ファイルはデータストアから削除されていない場合があります。また、VM のインベントリ側からは見えなくても、ログファイルやユーザーが保存したファイルが領域を占有している場合もあります。

データストア収集によって影響を受けるレポートを参照してください。

メモ:

データストアのスキャン中にエラーが発生した場合は、デフォルトのインベントリ収集の対象となるファイルのみがデータストアで収集されます。また、データストアのスキャンでは検出されず、インベントリ収集で検出される個別のファイルもあります。