NetBackup Web UI バックアップ管理者ガイド
マスターサーバー上のバックアップデータサイズの追跡
使用状況レポートアプリケーションは、組織内の NetBackup マスターサーバーにあるバックアップデータのサイズを一覧表示します。このレポートは、キャパシティライセンスを使用するタイミングを計画する場合に便利です。NetBackup は、デフォルトで、使用状況と傾向の情報を毎週収集してレポートします。
使用状況のレポートデータは、nbdeployutil ユーティリティのスケジュール設定された実行によって生成されます。nbdeployutil のスケジュール設定された実行は、デフォルトで有効になります。
詳しくは、「キャパシティライセンスレポートのスケジュール設定」を参照してください。
このアプリケーションには、Veritas Smart Meter へのリンクも含まれます。このポータルを使用すると、NetBackup カスタマは、消費パターンをほぼリアルタイムで視覚的に把握して、ライセンスの使用状況を積極的に管理できます。
表: 使用状況レポートでサポートされるポリシーの種類
BigData |
Informix |
Oracle |
VMware |
MS-Exchange-Server |
MS-SQL-Server |
Standard | |
Hyper-V |
NDMP |
Sybase |
次の必要条件が満たされていると、NetBackup は使用状況レポート用のデータを自動的に収集します。
キャパシティライセンスを使用します。使用状況レポートは、従来のライセンス方式には適用されません。
自動の、スケジュール設定されたレポートのみが Web UI に表示されます。キャパシティライセンスレポートを手動で生成する場合、NetBackup Web UI の使用状況レポートにデータは表示されません。
次のファイルが存在する必要があります。
UNIX の場合:
/usr/openv/var/global/incremental/Capacity_Trend.out
Windows の場合:
install_path\var\global\incremental\Capacity_Trend.out
マスターサーバーのいずれかで、他のリモートマスターサーバーの使用状況レポートのデータを収集する場合は、追加の構成が必要です。マスターサーバー間に信頼関係を作成する必要があります。ローカルマスターサーバー (nbdeployutil の実行を計画している場所) を、各リモートマスターサーバー上の[サーバー (Servers)]リストに追加することも必要です。
インターネットに接続せずにマスターサーバーの使用状況レポートを有効にするためのサーバーリストへのサーバーの追加を参照してください。
マスターサーバー間で信頼を確立してインターネット接続がないリモートマスターサーバーの使用状況レポートを有効にする を参照してください。
キャパシティライセンス、キャパシティライセンスレポートのスケジュール設定とオプション、および nbdeployutil
のトラブルシューティングに関する情報について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 2』を参照してください。