NetBackup Web UI バックアップ管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (8.1.2)

保護計画の作成

保護計画は、バックアップを実行するタイミング、バックアップの保持期間、使用するストレージ形式を定義します。保護計画を設定したら、その保護計画に資産をサブスクライブできます。

保護計画を作成する前に、すべてのストレージオプションを構成する必要があります。これらのストレージオプションは、NetBackup 管理コンソールで構成する必要があります。次の手順 (手順 8) で、設定可能なストレージオプションの種類を参照してください。

保護計画を作成するには

  1. 左側の[保護計画 (Protection plans)]、[作成 (Create)]の順にクリックします。
  2. 計画の[名前 (Name)]と[説明 (Description)]を入力して、[次へ (Next)]をクリックします。
  3. [バックアップのスケジュール (Schedule backups)]で、このスケジュールを実行する頻度と、バックアップを保持する期間を選択します。

    [保存 (Save)]をクリックしてこのスケジュール設定を完了します。別のバックアップスケジュールを追加する場合は、[保存して別を追加 (Save and add another)]をクリックします。

  4. (オプション) バックアップをレプリケートするには、[レプリケート (Replicate)]をオンにします。

    [レプリケート (Replicate)]オプションを使用するには、バックアップストレージが、対象の A.I.R. 環境でソースになっている必要があります。[レプリケーションターゲット (Replication target)]は、手順 8 で構成します。

    レプリケーションについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』の、NetBackup 自動イメージレプリケーションについての説明を参照してください。

  5. バックアップの[開始時間帯 (Start Window)]を調整すると、バックアップをいつ開始できるかを定義できます。

    バックアップはその日の任意の時間帯に開始できますが、設定時のスケジュールにはデフォルトの時間帯が表示されます。システムのデフォルト時間帯は、月曜日から金曜日の午前 8 時から午後 8 時で、土曜日と日曜日には設定されていません。デフォルトのままにするか、バックアップの時間帯を任意の曜日に変更できます。また、バックアップ時間帯は、すべてのスケジュールに適用されます。

  6. (オプション) 長期保存用にコピーを維持するには、[長期保持用にコピーを維持する (Keep a copy for long-term retention)]をオンにします。

    NetBackup は、バックアップの完了後すぐに、長期保存用にコピーを複製します。

    [長期保持用にコピーを維持する (Keep a copy for long-term retention)]オプションを選択できるのは、1 つのスケジュールだけです。

  7. [次へ (Next)]をクリックします。
  8. この保護計画のストレージオプションを構成します。

    保護計画を作成するときに、NetBackup 8.1.2 以降のメディアサーバーがアクセスできるストレージのみを選択します。

    ストレージオプション

    要件

    説明

    スナップショットストレージのみ (Snapshot storage only)

    このオプションには、CloudPoint が必要です。

    NetBackup 管理コンソールでスナップショット管理サーバー機能を使用して、CloudPoint を構成します。スナップショットのみのストレージオプションを使用する場合、他のストレージオプションは選択できません。手順 9 に進みます。

    バックアップストレージ (Backup storage)

    このオプションには、OpenStorage が必要です。テープ、ストレージユニットグループ、および Replication Director はサポートされません。

    [変更 (Change)]をクリックして、ストレージターゲットを選択します。ストレージターゲットを選択したら、[選択したストレージを使用 (Use selected storage)]をクリックします。

    NetBackup Accelerator 機能では、使用するネットワーク帯域幅が少ないコンパクトなデータストリームを作成することで、従来のバックアップよりも保護計画を迅速に実行できます。NetBackup マスターサーバー上のストレージサーバーで NetBackup Accelerator がサポートされる場合、この機能は保護計画に含まれます。NetBackup Accelerator について詳しくは、NetBackup 管理者に問い合わせるか、『NetBackup 管理者ガイド Vol.1』または『NetBackup for VMware 管理者ガイド』を参照してください。

    インスタントアクセス機能を使用すると、計画の VM のリカバリポイントで、インスタントアクセス VM の作成をサポートできます。

    レプリケーションターゲット (Replication target)

    バックアップストレージは、対象の A.I.R. 環境でソースになっている必要があります。

    [変更 (Change)]をクリックして、レプリケーションターゲットマスターサーバーを選択します。マスターサーバーを選択し、次にストレージライフサイクルポリシーを選択します。[選択したレプリケーションターゲットを使用 (Use selected replication target)]をクリックして、ストレージオプション画面に戻ります。

    長期保持ストレージ (Long-term retention storage)

    このオプションには、OpenStorage が必要です。テープ、ストレージユニットグループ、および Replication Director はサポートされません。

    [変更 (Change)]をクリックして、クラウドストレージプロバイダを選択します。クラウドプロバイダターゲットを選択したら、[選択したストレージを使用 (Use selected storage)]をクリックします。

  9. [次へ (Next)]をクリックします。
  10. 計画の詳細を確認し、[保存 (Save)]をクリックします。