Veritas ™ 5340 Appliance ハードウェア取り付けガイド

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Product(s): Appliances (3.1.1 (5340), 3.1 (5340), 1.0)
Platform: 5340
  1. ハードウェアの概要
    1.  
      サポート対象のソフトウェア
    2.  
      5340 計算ノードと 5U84 ストレージシェルフ
    3.  
      5340 計算ノードとストレージシェルフ電源の要件
    4.  
      5340 計算ノードのディスクドライブ
    5.  
      5340 計算ノードのコントロールパネル
    6.  
      5340 計算ノードの背面パネル
    7.  
      5U84 ストレージシェルフのドロワーとディスクドライブ
    8.  
      5U84 ストレージシェルフのコントロールパネル
    9.  
      5U84 ストレージシェルフ背面パネル
    10.  
      5U84 ストレージシェルフの RAID コントローラ
    11.  
      5U84 ストレージシェルフの拡張モジュール
    12.  
      ケーブルとコネクタ
  2. 事前インストールの要件
    1.  
      お客様が用意する環境と必需品
    2.  
      ストレージシェルフの出荷コンテナの内容
    3.  
      計算ノードの出荷コンテナの内容
    4.  
      寸法とラックの位置の決定
    5.  
      ラック設置のためのベストプラクティス
    6.  
      熱放散のガイドライン
    7.  
      ケーブルの長さの確認
    8.  
      IPMI 構成の前提条件
  3. ハードウェアの取り付け手順
    1.  
      概要
    2.  
      ストレージシェルフの取り付け
    3.  
      ストレージシェルフの最大容量までディスクドライブを取り付ける
    4.  
      ストレージシェルフの半分の容量のディスクドライブと空のキャリアを取り付ける
    5.  
      RAID コントローラへの SFP の取り付け
    6.  
      計算ノードのラックレールの取り付け
    7.  
      ラックへの計算ノードの取り付け
    8.  
      1 台のノードへのハードウェアの接続
    9.  
      2 台のノードへのハードウェアの接続
    10.  
      ネットワークへの NetBackup ノードの接続
    11.  
      ネットワークへの Flex ノードの接続
    12.  
      電源コードをハードウェアに接続する
    13.  
      ハードウェアの電源をオンにして動作を検証する
    14.  
      NetBackup Appliance シェルメニューでの IPMI ポートの構成
    15.  
      Veritas リモート管理インターフェースにアクセスして使用する
  4. 付録 A. ストレージシェルフが接続されていない稼働中のアプライアンスへの拡張ストレージシェルフの追加
    1.  
      概要
    2.  
      既存のハードウェアの電源オフ
    3.  
      取り付け手順
    4.  
      1 台の拡張シェルフのプライマリシェルフへの接続
    5.  
      2 台の拡張シェルフのプライマリシェルフへの接続
    6.  
      3 台の拡張シェルフのプライマリシェルフへの接続
  5. 付録 B. 少なくとも 1 台の稼働中のストレージシェルフが接続されている稼働中のアプライアンスへの拡張ストレージシェルフの追加
    1.  
      概要
    2.  
      既存のハードウェアの電源オフ
    3.  
      取り付け手順
    4.  
      1 台の既存の拡張シェルフがあるシステムへの 1 台の拡張シェルフの接続
    5.  
      1 台の既存の拡張シェルフがあるシステムへの 2 台の拡張シェルフの接続
    6.  
      2 台の既存の拡張シェルフがあるシステムへの 1 台の拡張シェルフの接続
  6. 付録 C. 新しい NetBackup 拡張ストレージシェルフのディスク容量の構成
    1.  
      NetBackup Appliance Web コンソールからの拡張ストレージシェルフのディスク容量の追加
    2.  
      NetBackup Appliance シェルメニューでの拡張ストレージシェルフのディスク容量の追加

ストレージシェルフの半分の容量のディスクドライブと空のキャリアを取り付ける

プライマリストレージシェルフと拡張ストレージシェルフでは、4 TB または 8 TB のディスクドライブを使用します。1 台のシェルフに、容量が異なる 2 つのディスクストレージを混在させることはできません。個々のシェルフの容量は、異なってもかまいません。

このセクションでは、使用可能な合計ストレージの半分の容量のディスクドライブをストレージシェルフに取り付ける方法を示します。ディスクが取り付けられていない空のキャリアをスロットに取り付けます。空のキャリアとディスクのスロットの位置については、以下に詳しく示します。

ディスクと空のキャリアを下のドロワーに設置します。上のドロワーにディスクと空のキャリアを設置します。

ディスクドライブと空のキャリアをストレージシェルフの下部のドロワーに取り付けるには

  1. 各ドロワーの前面にある 2 つの改ざん対策ロックを調べます。

    ロックされていない場合は、ロックの赤色の矢印がドロワーの中央を指しています。

  2. ロックされている場合は、Torx T20 ドライバを使用して反時計回りにロックを回します。
  3. ハードウェアを傷付けないように、下部のドロワーをできるだけ引き出します。

    注意:

    ストレージシェルフの冷却のために十分な風量を確保するには、フル装着状態ではないドロワーの空きドライブスロットに空のキャリアを設置します。

  4. 3 つの列それぞれの番号が付いたスロットに注意します。空のディスクキャリアは灰色で示されます。ディスクドライブが含まれるキャリアが設置されるスロットは、白で示されます。
  5. 空のキャリアの上部中央に、リリースラッチがあることを確認します。
    リリースラッチを右方向に押します。ディスクのロックが解除されると、ラッチの左側に黄色の線が表示されます。
  6. 下のドロワーの前面列から始めます。
  7. ドロワーの前面左上隅にスロット 42 があることを確認します。
  8. スロット 42 と 1 列目の各スロットに、ディスクドライブ 1 つずつ差し込みます。
  9. キャリアをスロットに差し込んで、止まるまで押し込みます。
  10. 赤い矢印で示される 2 つのパッドそれぞれに親指を置きます。
  11. スロットの背面方向 (キャリアの丸で囲んだ方向) にキャリアを押し込みます。ラッチが所定の位置にはまるとカチッと音がします。

    黄色の線は見えなくなります。

  12. すべてのキャリアをスロットに押し入れ、前方にロックします。
  13. スロット 56 と 2 列目のすべてのスロットに、ディスクドライブを 1 つずつ差し込みます。
  14. すべてのキャリアをスロットに押し入れ、前方にロックします。
  15. スロット 70 に 1 つのディスクドライブを差し込みます。
  16. スロット 71 から 83 に空のキャリアを差し込みます。
  17. すべてのキャリアをスロットに押し入れ、前方にロックします。
  18. 3 列すべてのキャリアが固定されていることを確認します。キャリアが正しく挿入されていないと、ドロワーが安定しません。
  19. ディスクドライブを取りはずす必要がある場合は、リリースラッチを右方向にスライドさせます。ディスクが持ち上がります。
  20. ドロワーをスライドして慎重にシェルフに入れます。
  21. 必要に応じて、改ざん対策ロックを有効にします。

ストレージシェルフの最上部のドロワーにディスクドライブと空のキャリアを取り付けるには

  1. ハードウェアを傷付けないように、最上部のドロワーをできるだけ引き出します。
  2. ディスクドライブキャリアをスロット 0 から 13 に取り付けます。
  3. ディスクドライブキャリアをスロット 14 と 28 に取り付けます。
  4. キャリアを 1 つのスロットに差し込んで、止まるまで押し込みます。
  5. 赤い矢印で示される 2 つのパッドそれぞれに親指を置きます。
  6. スロットの背面方向 (キャリアの丸で囲んだ方向) にキャリアを押し込みます。

    所定の位置になるとリリースラッチでカチッと音がします。

  7. 2 列目の左側にスロット 15 があることを確認します。スロット 15 はスロット 14 の右側にあります。スロット 15 から 27 に空のキャリアを差し込みます。
  8. スロット 28 の右側にスロット 29 があることを確認します。
  9. スロット 29 から 41 に空のキャリアを取り付けます。
  10. 空のキャリアを取りはずす必要がある場合は、リリースラッチを右にスライドさせます。空のキャリアが持ち上がります。
  11. すべてのスロットが埋まっていることを確認します。
  12. ドロワーをシェルフに押し込みます。
  13. 必要に応じて、改ざん対策ロックを有効にします。