Enterprise Vault Discovery.cloud ユーザーガイド
Discovery.cloud の主な機能
Discovery.cloud には、次の機能が含まれています。
高度な反復検索機能
Discovery.cloud では、強力な検索機能により結果が迅速に得られるため、eDiscovery と調査を促進できます。Discovery.cloud で複数の条件を使って反復検索を構築して、関連する情報が見つかるまで検索を絞り込むことができます。検索結果を過度に絞り込むような条件を追加した場合は、検索全体を再構築せずに、結果を制限している用語を削除できます。
目的の条件が確立されたら、検索を保存できます。検索を継続中の検索として保存した場合、条件と一致する新しい項目が自動的に検出されるため、レビュー時間が大幅に短縮されます。フレーズ、ブール、近接、およびワイルドカードの検索機能により、関連する情報をすばやく特定でき、検索結果をさらに調整した上でエクスポートできます。
eDiscovery のコラボレーションワークフロー
Discovery.cloud には、組み込みのコラボレーションワークフローがあります。Discovery.cloud の事案管理機能では、特定の事案について、複数のレビュー担当者が連携して共同作業を進めることができます。事案が作成されたら、各レビュー担当者に事案に個別の権限を付与できます。レビュー担当者は、それぞれの権限に応じて、メッセージのレビュー、事案のログやレポートの参照、エクスポートの作成、他のレビュー担当者の管理、および事案の編集を行えます。
事案へのアクセス権を持つレビュー担当者は、関連するカストディアンのアーカイブを検索するための、広範な検索機能を使用できます。検索を保存してさまざまなレビュー担当者に割り当てることで、作業負荷を分散し、eDiscovery プロセスを促進できます。
レビュー担当者は、アーカイブ済みの情報を法定保持にし、レビュー状態およびラベルを適用し、情報を分類し、さらに他のレビュー担当者向けにメモを追加できます。
柔軟なエクスポートオプション
指定されたレビュー担当者や管理者は、検索結果をオンラインでエクスポートできます。データを自分でエクスポートする機能により、IT チームの作業負荷が最小限に抑えられます。
アーカイブ済みの情報を、EML、PST、および NSF 形式で、EDRM XML ファイルを含めて、または含めずにエクスポートできます。アーカイブ済みの情報は、後で Veritas™ eDiscovery Platform などのソリューションにインポートできます。承認されたレビュー担当者や管理者は、エクスポートに名前を付けたり、パスワードで保護したりできます。
レポート
Discovery.cloud は、レビュー担当者および管理者が個々のメッセージの監査証跡を表示したり、事案全体の履歴を表示したりするための、レポート機能を提供します。