Enterprise Vault™ Microsoft ファイル分類インフラストラクチャを使用した分類
- このマニュアルについて
- スタートガイド
- 分類プロパティの設定
- 分類ルールの設定
- 分類ポリシーの定義と適用
- テストモードでの分類の実行
- サイト全体への分類プロパティとルールの公開
- スマートパーティションを使用した分類
- 付録 A. 分類ルールで使う Enterprise Vault プロパティ
- 付録 B. 分類に使う PowerShell cmdlet
- 付録 C. 監視とトラブルシューティング
分類のプロパティとルールの公開方法
分類プロパティとルールが期待どおりに動作することが確認できたら、Enterprise Vault 環境の他のストレージサーバーに対してそれらを公開できます。 これを行うには、PowerShell cmdlet の Import-EVClassificationFCIRules または Publish-EVClassificationFCIRules を実行します。
これら 2 つの cmdlet は同様の機能を実行します。2 つの違いは、Publish-EVClassificationFCIRules が分類プロパティとルールをターゲットサーバーに公開する前に XML ファイルにエクスポートするのに対して、Import-EVClassificationFCIRules は既存の XML ファイルを使って操作のインポート部分のみを実行することです。
たとえば、次によって分類プロパティとルールを RulesFile.xml
ファイルにエクスポートして指定したサイトのすべての Enterprise Vault サーバーに公開します。
Publish-EVClassificationFCIRules -StagingServer SERVERXYZ -ExportRulesPath c:\Data\RulesFile.xml -SiteId 13E...EV.example.com
分類プロパティとルールの公開は、Microsoft Data Classification Toolkit に付属する PowerShell cmdlet を実行するなど、他の方法で実行することもできます。 ただし、こうした方法では、新しい分類プロパティとルールをインストールするときに、ターゲットサーバー上の Enterprise Vault ストレージサービスが自動的にオフにされません。 これが原因で分類エラーが発生することもあるため、Enterprise Vault 分類 cmdlet を使うことをお勧めします。これらの cmdlet は、インストールを開始する前にストレージサービスを停止し、インストール後にサービスを再起動します。