Enterprise Vault™ Microsoft ファイル分類インフラストラクチャを使用した分類

分類ルールを作成または変更する方法

1. File Server Resource Manager の左ペインで、［分類管理］コンテナを展開します。

2. 次のいずれかの操作を行います。

   • 新規ルールを作成するには、［分類ルール］ノードを右クリックして、［分類ルールの作成］をクリックします。

   • 既存のルールを変更するには、［分類ルール］ノードをクリックして、ルールをダブルクリックします。

   ルールのプロパティを設定できるダイアログボックスが表示されます。

3. ［全般］タブで、次の情報を入力します。

   • ルール名 ルールの名前を入力します。

   • ［Enabled］。 このルールは［有効化］ボックスにチェックマークを付けた場合にのみ適用されます。 ルールを無効にするには、このボックスのチェックマークをはずします。

   • ［説明］。 このルールの説明（省略可能）を入力します。

4. ［範囲］タブの最初のボックスで、Enterprise Vault を選択して、Enterprise Vault 分類キャッシュフォルダを含めることを指定します。

5. ［分類］タブで、次の情報を入力します。

   • ［分類方法］セクションで、アイテムに Enterprise Vault 分類プロパティを割り当てる方法を選択します。

     

     分類方法の一覧を次に示します。

     • コンテンツ分類子。 この方法では、アイテムに対して文字列と正規表現を照合します。

     • フォルダ分類子。 この方法は、Enterprise Vault 分類機能とともには働かないので選択しないでください。

     • Windows PowerShell 分類子。 この方法では PowerShell を使ってルールを作成できます。

     • Veritas 情報分類子。 この方法では、アイテムで文字列、正規表現、近似ワードを照合します。

       メモ:

       Veritas 情報分類子の方法は最も効率的な方法でルールを処理するように明確に設計されているので、別の分類方法ではなく Veritas 情報分類子の方法を使うことを推奨します。Veritas 情報分類子では複数のルールの同時処理、平均実行時間別のルールの並べ替えが可能で、ルールに複数の句が含まれる場合は最初に簡単な句から評価します。 Veritas 情報分類子を使うと件名など、メッセージの特定部分のみを対象にできるのでアイテムの内容全体を検索する必要がありません。 このようなすべての拡張機能により、ルール処理全体の時間が大幅に短縮されました。

       Veritas 情報分類子には、コンテンツ分類子などの他の似たような方法に比べてさらに優れている点があります。英語などの Windows の言語バージョンを実行しているサーバーから Veritas 情報分類子の方法を使うルールセットをエクスポートしたり、日本語などの別の言語バージョンを実行しているサーバーにこのルールセットを問題なくインポートしたりできます。 これは、コンテンツ分類子の方法を使うルールのエクスポートやインポートでは不可能です。

     この一覧には、サードパーティーの分類方法がインストールされている場合には、その方法も含まれます。

   • ［プロパティ］セクションで Enterprise Vault 分類プロパティを選択し、アイテムに割り当ててプロパティの値を設定します。

   • ［パラメータ］セクションで、［設定］をクリックして、ルールで検索する内容を指定します。 次に例を示します。

     
   Veritas 情報分類子の方法を使う分類ルールでは、名前と値のパラメータの範囲を指定できます。

6. ［評価の種類］タブのオプションを選択せずに［OK］をクリックします。 Enterprise Vault では、このタブの設定は考慮されません。