NetBackup™ リリースノート

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (11.0)
  1. NetBackup 11.0 について
    1.  
      NetBackup 11.0 のリリースについて
    2.  
      NetBackup の最新情報について
    3.  
      NetBackup サードパーティの法的通知について
  2. 新機能、拡張機能および変更
    1.  
      NetBackup の新しい拡張と変更について
    2. NetBackup 11.0 の新機能、変更点、拡張機能
      1.  
        Cohesity 用語の変更点
      2.  
        NetBackup 11.0 の RESTful API
      3.  
        NetBackup Web UI の新機能および拡張機能
      4.  
        Greenplum データベースのサポート
      5.  
        Nutanix-AHV 資産のサポートポリシーベースのバックアップ
      6.  
        NetBackup for Microsoft SQL Server の新機能および変更点
      7.  
        NetBackup 11.0 のサポートの追加および変更点
      8.  
        NetBackup 11.0 で認定される NetBackup 10.5.0.1 以前のサポートの追加および変更点
      9.  
        将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
      10.  
        NetBackup 11.0 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにプライマリサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
      11.  
        NetBackup 用のサポートされる Ansible プレイブック
      12.  
        AWS でのクラウド VM リカバリの BMR サポート
      13.  
        MSDP イベントを格納するための NetBackup 11.0 の SQLite データベースの使用
      14.  
        NetBackup での PQC (ポスト量子暗号化) のサポート
      15.  
        マルウェアスキャンホスト管理操作とポリシー管理操作でのマルチパーソン認証のサポート
      16.  
        Kubernetes 資産のクリーンアップ
      17.  
        MSDP オブジェクトストアのインスタントアクセスのサポート
      18.  
        ユニバーサル共有のスケールアウト機能のサポート
      19.  
        NetBackup 11.0 におけるクラウドオブジェクトストアのバックアップパフォーマンスの向上
      20.  
        NetBackup 11.0 の Java GUI と JRE の変更点
      21.  
        NetBackup for OpenStack 11.0 での RHOSP 16.1、16.2、Kolla Ussuri サポートの廃止
      22.  
        MSDP クラスタでのマルチストリームバックアップの MSDP 負荷分散
      23.  
        MSDP 遅延削除機能が、失敗したジョブのアップロード済みデータをクラウドに保持する
      24.  
        ファイルハッシュサーバーと MSDP の両方の配備
      25.  
        MSDP の健全性を把握するために、ローカル LSU の CRC チェックの進捗状況を監視する
      26.  
        root 以外のユーザーによる MSDP コマンド実行のサポート
      27.  
        コールドストレージの AIR、ディザスタリカバリ、イメージ共有のサポート
      28.  
        Nutanix AHV のインスタントアクセス機能のサポート
      29.  
        PaaS 作業負荷で新しくサポートされるデータベース
      30.  
        AWS プラグインに必要な最小ノード数の変更と新しい権限
      31.  
        収集されたログの表示と抽出のサポート
      32.  
        Trend Micro 社のマルウェア検出ツールのサポート
      33.  
        メディアサーバーの証明書の統合
      34.  
        コスト最適化のための最小ノード構成
      35.  
        Nutanix 作業負荷のマルウェアスキャンのサポート
      36.  
        NetBackup クライアントを使用した BYO マルウェアスキャンホストのサポート
      37.  
        NetBackup での HSM (ハードウェアセキュリティモジュール) のサポート
      38.  
        Oracle および Microsoft SQL Server でのデータベース破損の検出
      39.  
        新しいリスクエンジンベースの異常の検出
  3. 操作上の注意事項
    1.  
      NetBackup 11.0 の操作上の注意事項について
    2. NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
      1.  
        Windows で NetBackup 11.0 のアップグレードが失敗した場合に以前のログフォルダ構造に戻す
      2.  
        ネイティブインストールの要件
      3.  
        NetBackup サーバーで RFC 1123 と RFC 952 に準拠したホスト名を使用する必要がある
      4.  
        HP-UX Itanium vPars SRP のコンテナのサポートについて
    3. NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
      1.  
        ICA (インテリジェントカタログアーカイブ) が MSDP クラウドでサポートされない
      2.  
        一部の作業負荷環境におけるアップグレード前のジョブデータベースのサイズの削減
      3.  
        Replication Director を使用するポリシーがエラーコード 4224 で失敗する
    4. NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
      1.  
        [カタログ (Catalog)]領域で列を追加または削除する際に NetBackup Web UI で遅延が発生する
      2.  
        NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
      3.  
        Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
    5. NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
      1.  
        PIT リストア後[ホスト ID が存在しません (The host ID does not exist)]というエラーが表示される
      2.  
        NetBackup 11.0 での AIX BMR SRT (共有リソースツリー) の作成が失敗する
      3.  
        Linux クライアントでの BMR リストア後に NetBackup サービスが自動的に起動しないことがある
    6. NetBackup クラウドオブジェクトストアの作業負荷の操作上の注意事項
      1.  
        NetBackup バージョン 11.0 の AIR (自動イメージレプリケーション) では NetBackup 10.2 以降が必要
      2.  
        Azure で、古いポリシーが新しいバックアップホストで更新されるとバックアップが失敗する
      3.  
        レプリケートされたバックアップを古い NetBackup バージョンにリストアできない
      4.  
        バックアップジョブが応答しなくなり、一時的なステージング場所で大量の領域を消費する。
    7.  
      NetBackup for VMware の操作上の注意事項
    8. NetBackup NAS の操作上の注意事項
      1.  
        ファイルパスの親ディレクトリが NDMP 増分イメージに存在しないことがある
    9. NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
      1.  
        haproxy 接続で NetBackup for OpenStack Datamover API (NBOSDMAPI) サービスがタイムアウトする
      2.  
        増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
      3.  
        リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
      4.  
        SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
      5.  
        スタックの更新後に、[NBOS Backups]タブと[NBOS Backup Admin]タブが Horizon UI から消える
    10. NetBackup クラウド作業負荷の操作上の注意事項
      1.  
        CMK を使用して暗号化されたディスクを持つ VM とその他の OCI 資産が、NetBackup UI で削除済みとしてマークされる。
    11. NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
      1.  
        データベースおよびアプリケーションエージェントでのローカライズ環境のサポート
      2.  
        特定の NetBackup ユーザー定義の文字列には非 US ASCII 文字を含めないようにする
      3.  
        Windows と UNIX 向け NetBackup のローカライズされた環境
  4. 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
    1.  
      Cohesity Services and Operations Readiness Tools について
  5. 付録 B. NetBackup のインストール要件
    1.  
      NetBackup のインストール要件について
    2.  
      NetBackup に必要なオペレーティングシステムパッチと更新
    3.  
      NetBackup 11.0 のバイナリサイズ
  6. 付録 C. NetBackup の互換性の要件
    1.  
      NetBackup のバージョン間の互換性について
    2.  
      NetBackup の互換性リストと情報について
    3.  
      NetBackup の End-of-Life のお知らせについて
  7. 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
    1.  
      NetBackup の関連マニュアルについて

NetBackup のインストール要件について

今回の NetBackup のリリースには、インストールに必要な最小システム要件と手順への変更が含まれている可能性があります。これらの変更は、Windows と UNIX の両方のプラットフォームの最小システム要件に影響します。『NetBackupリリースノート』のインストール指示に関する多くの情報は、利便性を考慮して提供されています。インストール指示について詳しくは、『NetBackup インストールガイド』および『NetBackup アップグレードガイド』に記載されています。

NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項を参照してください。

  • NetBackup サーバーソフトウェアをアップグレードする前に、NetBackup カタログをバックアップして、カタログバックアップが正常に終了したことを確認する必要があります。

  • NetBackup 11.0 にアップグレードする前に、NetBackup リレーショナルデータベースの 2 倍のサイズの空きディスク領域があることを確認します。 つまり、プライマリサーバーのデフォルトインストールに対して、/usr/openv/db/data (UNIX) または <install_path>\Veritas\NetBackupDB\data (Windows) のディレクトリを含むファイルシステムにそれだけの空き領域が必要です。これらのいずれかのディレクトリの一部のファイルの場所を変更する場合は、その場所にファイルのサイズ以上の空き領域が必要です。代替の場所への NBDB データベースファイルの格納について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。

    メモ:

    この空きディスク領域の要件は、アップグレードを始める前に、カタログバックアップを正常に終了するためのベストプラクティスを実行していることを前提としています。

  • プライマリサーバーとメディアサーバーでは、NetBackup を正常に実行するために、プロセス単位のファイル記述子の最小ソフト制限を 8000 にする必要があります。

    ファイル記述子の数が不十分な場合の影響の詳細については、Cohesity のサポート Web サイトの次の記事を参照してください。

    http://www.veritas.com/docs/000013512

  • NetBackup のプライマリサーバーとメディアサーバーは、起動時および 24 時間ごとにサーバーのバージョン情報を交換します。この交換は自動的に行われます。アップグレード後の起動時に、アップグレードされたメディアサーバーは vmd サービスを使って自身のバージョン情報をサーバーリストに示されているすべてのサーバーにプッシュします。

  • Cohesity は、メディアサーバーのアップグレードの実行中は、プライマリサーバーのサービスを起動して利用可能な状態にしておくことをお勧めします。

  • すべての圧縮ファイルは gzip を使用して圧縮されています。これらのファイルのインストールには gunzip と gzip が必要なので、NetBackup をインストールする前にコンピュータにこれらがインストールされていることを確認します。HP-UX を除くすべての UNIX プラットフォームでは、バイナリは /bin または /usr/bin に存在し、このディレクトリが root ユーザーの PATH 変数に含まれていると想定されています。HP-UX システムでは、gzip コマンドおよび gunzip コマンドは /usr/contrib/bin に存在すると想定されています。インストールスクリプトを実行すると、PATH 変数にこのディレクトリが追加されます。UNIX でインストールを正常に実行するには、これらのコマンドが存在する必要があります。