NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 11.0 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup の新しい拡張と変更について
- NetBackup 11.0 の新機能、変更点、拡張機能
- Cohesity 用語の変更点
- NetBackup 11.0 の RESTful API
- NetBackup Web UI の新機能および拡張機能
- Greenplum データベースのサポート
- Nutanix-AHV 資産のサポートポリシーベースのバックアップ
- NetBackup for Microsoft SQL Server の新機能および変更点
- NetBackup 11.0 のサポートの追加および変更点
- NetBackup 11.0 で認定される NetBackup 10.5.0.1 以前のサポートの追加および変更点
- 将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
- NetBackup 11.0 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにプライマリサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
- NetBackup 用のサポートされる Ansible プレイブック
- AWS でのクラウド VM リカバリの BMR サポート
- MSDP イベントを格納するための NetBackup 11.0 の SQLite データベースの使用
- NetBackup での PQC (ポスト量子暗号化) のサポート
- マルウェアスキャンホスト管理操作とポリシー管理操作でのマルチパーソン認証のサポート
- Kubernetes 資産のクリーンアップ
- MSDP オブジェクトストアのインスタントアクセスのサポート
- ユニバーサル共有のスケールアウト機能のサポート
- NetBackup 11.0 におけるクラウドオブジェクトストアのバックアップパフォーマンスの向上
- NetBackup 11.0 の Java GUI と JRE の変更点
- NetBackup for OpenStack 11.0 での RHOSP 16.1、16.2、Kolla Ussuri サポートの廃止
- MSDP クラスタでのマルチストリームバックアップの MSDP 負荷分散
- MSDP 遅延削除機能が、失敗したジョブのアップロード済みデータをクラウドに保持する
- ファイルハッシュサーバーと MSDP の両方の配備
- MSDP の健全性を把握するために、ローカル LSU の CRC チェックの進捗状況を監視する
- root 以外のユーザーによる MSDP コマンド実行のサポート
- コールドストレージの AIR、ディザスタリカバリ、イメージ共有のサポート
- Nutanix AHV のインスタントアクセス機能のサポート
- PaaS 作業負荷で新しくサポートされるデータベース
- AWS プラグインに必要な最小ノード数の変更と新しい権限
- 収集されたログの表示と抽出のサポート
- Trend Micro 社のマルウェア検出ツールのサポート
- メディアサーバーの証明書の統合
- コスト最適化のための最小ノード構成
- Nutanix 作業負荷のマルウェアスキャンのサポート
- NetBackup クライアントを使用した BYO マルウェアスキャンホストのサポート
- NetBackup での HSM (ハードウェアセキュリティモジュール) のサポート
- Oracle および Microsoft SQL Server でのデータベース破損の検出
- 新しいリスクエンジンベースの異常の検出
- 操作上の注意事項
- NetBackup 11.0 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
- NetBackup クラウドオブジェクトストアの作業負荷の操作上の注意事項
- NetBackup for VMware の操作上の注意事項
- NetBackup NAS の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- NetBackup クラウド作業負荷の操作上の注意事項
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup のインストール要件について
今回の NetBackup のリリースには、インストールに必要な最小システム要件と手順への変更が含まれている可能性があります。これらの変更は、Windows と UNIX の両方のプラットフォームの最小システム要件に影響します。『NetBackupリリースノート』のインストール指示に関する多くの情報は、利便性を考慮して提供されています。インストール指示について詳しくは、『NetBackup インストールガイド』および『NetBackup アップグレードガイド』に記載されています。
NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項を参照してください。
NetBackup サーバーソフトウェアをアップグレードする前に、NetBackup カタログをバックアップして、カタログバックアップが正常に終了したことを確認する必要があります。
NetBackup 11.0 にアップグレードする前に、NetBackup リレーショナルデータベースの 2 倍のサイズの空きディスク領域があることを確認します。 つまり、プライマリサーバーのデフォルトインストールに対して、
/usr/openv/db/data(UNIX) または<install_path>\Veritas\NetBackupDB\data(Windows) のディレクトリを含むファイルシステムにそれだけの空き領域が必要です。これらのいずれかのディレクトリの一部のファイルの場所を変更する場合は、その場所にファイルのサイズ以上の空き領域が必要です。代替の場所への NBDB データベースファイルの格納について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。メモ:
この空きディスク領域の要件は、アップグレードを始める前に、カタログバックアップを正常に終了するためのベストプラクティスを実行していることを前提としています。
プライマリサーバーとメディアサーバーでは、NetBackup を正常に実行するために、プロセス単位のファイル記述子の最小ソフト制限を 8000 にする必要があります。
ファイル記述子の数が不十分な場合の影響の詳細については、Cohesity のサポート Web サイトの次の記事を参照してください。
NetBackup のプライマリサーバーとメディアサーバーは、起動時および 24 時間ごとにサーバーのバージョン情報を交換します。この交換は自動的に行われます。アップグレード後の起動時に、アップグレードされたメディアサーバーは vmd サービスを使って自身のバージョン情報をサーバーリストに示されているすべてのサーバーにプッシュします。
Cohesity は、メディアサーバーのアップグレードの実行中は、プライマリサーバーのサービスを起動して利用可能な状態にしておくことをお勧めします。
すべての圧縮ファイルは gzip を使用して圧縮されています。これらのファイルのインストールには gunzip と gzip が必要なので、NetBackup をインストールする前にコンピュータにこれらがインストールされていることを確認します。HP-UX を除くすべての UNIX プラットフォームでは、バイナリは /bin または /usr/bin に存在し、このディレクトリが root ユーザーの PATH 変数に含まれていると想定されています。HP-UX システムでは、gzip コマンドおよび gunzip コマンドは /usr/contrib/bin に存在すると想定されています。インストールスクリプトを実行すると、PATH 変数にこのディレクトリが追加されます。UNIX でインストールを正常に実行するには、これらのコマンドが存在する必要があります。