NetBackup™ リリースノート

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.3)
  1. NetBackup 10.3 について
    1.  
      NetBackup 10.3 のリリースについて
    2.  
      NetBackup の最新情報について
    3.  
      NetBackup サードパーティの法的通知について
  2. 新機能、拡張機能および変更
    1.  
      NetBackup の新しい拡張と変更について
    2. NetBackup 10.3 の新機能、変更点、拡張機能
      1.  
        Veritas 用語の変更点
      2.  
        NetBackup 10.3 の RESTful API
      3.  
        ユニバーサル共有アクセラレータの概要
      4.  
        NetBackup Web UI でのログのリストアとリストアログの場所
      5.  
        MS-Windows、Standard、VMware のポリシー形式に対して NetBackup Web UI に追加されたリストア形式
      6.  
        NetBackup Web UI に追加された追加のポリシー形式のリカバリ
      7.  
        NetBackup Web UI の新しいポリシー機能
      8.  
        システムの異常検出の拡張機能
      9.  
        NetBackup におけるエントロピー計算
      10.  
        マルチパーソン認証について
      11.  
        多要素認証について
      12.  
        証明書ベースの TLS (トランスポート層セキュリティ) 認証
      13.  
        NetBackup 10.3 のサポートの追加および変更点
      14.  
        AWS Snowball Edge のサポート
      15.  
        NetBackup の拡張監査機能の EOL (ライフサイクル終了)
      16.  
        NetBackup における NBAC (NetBackup アクセス制御) 認証モデルの EOL (ライフサイクル終了)
      17.  
        Snapshot Manager のエージェントレスリストア機能を使用した資産保護には Microsoft Windows Server 2019 以降が必要
      18.  
        NetBackup for OpenStack での CentOS サポートの終了
      19.  
        将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
      20.  
        アップグレードに必要なライセンスファイル
      21.  
        NetBackup 10.3 へのアップグレードに時間がかかる場合がある
      22.  
        アップグレード前のデフォルトのクレデンシャルカテゴリは NONE
      23.  
        DTE (移動中のデータの暗号化) モードはデフォルトで[優先オン (Preferred On)]に設定されている
      24.  
        NetBackup 10.3 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにプライマリサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
      25.  
        新機能に追加された追加の権限
      26.  
        NetBackup 汎用クレデンシャル管理システムへの MSDP クラウドクレデンシャルの統合
      27.  
        SUSE Linux Enterprise Server での MSDP クラウドのサポート追加
      28.  
        10.3 MSDP サーバーで Cloud Catalyst から MSDP クラウドへの移行がサポートされない
      29.  
        NetBackup for Microsoft SQL Server の新機能
      30.  
        NetBackup for Oracle の新機能
      31.  
        Qumulo プラグインユーザー向けの Snapshot Manager for Data Center 10.3 へのアップグレード
      32.  
        新しい D-NAS 機能
  3. 操作上の注意事項
    1.  
      NetBackup 10.3 の操作上の注意事項について
    2. NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
      1.  
        Windows で NetBackup 10.3 のアップグレードが失敗した場合に以前のログフォルダ構造に戻す
      2.  
        ネイティブインストールの要件
      3.  
        NetBackup サーバーで RFC 1123 と RFC 952 に準拠したホスト名を使用する必要がある
      4.  
        HP-UX Itanium vPars SRP のコンテナのサポートについて
    3. NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
      1.  
        データベースコマンドの変更点
      2.  
        一部の作業負荷環境におけるアップグレード前のジョブデータベースのサイズの削減
      3.  
        Replication Director を使用するポリシーがエラーコード 4224 で失敗する
      4.  
        NetBackup マルウェアユーティリティから応答を取得できない
    4. NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
      1.  
        [カタログ (Catalog)]領域で列を追加または削除する際に NetBackup Web UI で遅延が発生する
      2.  
        NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
      3.  
        Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
    5. NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
      1.  
        PIT リストア後[ホスト ID が存在しません (The host ID does not exist)]というエラーが表示される
      2.  
        NetBackup 10.3 での AIX BMR SRT (共有リソースツリー) の作成が失敗する
      3.  
        Linux クライアントでの BMR リストア後に NetBackup サービスが自動的に起動しないことがある
    6. NetBackup クラウドオブジェクトストアの作業負荷の操作上の注意事項
      1.  
        NetBackup バージョン 10.3 から 10.1 までの AIR (自動イメージレプリケーション) が機能しない
      2.  
        Azure で、古いポリシーが新しいバックアップホストで更新されるとバックアップが失敗する
      3.  
        レプリケートされたバックアップを古い NetBackup バージョンにリストアできない
    7. NetBackup Snapshot Manager (以前の NetBackup CloudPoint)
      1.  
        AWS マーケットプレース AMI から作成されたインスタンスでインデックス付けがサポートされない
    8. NetBackup NAS の操作上の注意事項
      1.  
        ファイルパスの親ディレクトリが NDMP 増分イメージに存在しないことがある
      2.  
        RD ストレージユニットがレプリケーションターゲットとして一覧表示されない
    9. NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
      1.  
        CentOS リポジトリミラー URL の更新
      2.  
        haproxy 接続で NetBackup for OpenStack Datamover API (NBOSDMAPI) サービスがタイムアウトする
      3.  
        増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
      4.  
        NetBackup VM が 3 ノードクラスタの場合、NetBackup プライマリサーバーがトークンを再発行しない
      5.  
        スナップショットがあるポリシーを削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
      6.  
        NBCA を使用して NetBackup プライマリサーバーに接続できない
      7.  
        リストア後に除外された Ceph ボリュームをマウントまたはフォーマットできない
      8.  
        リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
      9.  
        新しい NetBackup VM をクラスタに追加するとき、NBOSVM の再構成に失敗する
      10.  
        NetBackup クラスタで新しいノードを取得した後にデータベースが同期されない
      11.  
        ブートディスク上のデータが除外されているにもかかわらずバックアップされる
      12.  
        再初期化とインポートの後、OpenStack 証明書が見つからない
      13.  
        CLI でのインポートによってスケジューラの信頼の値が無効に変更される
      14.  
        NetBackup Appliance を再初期化した後、ノードの詳細を取得できない
      15.  
        多数のポリシージョブが同時に実行されるとスナップショットが「object is not subscriptable」で失敗する
      16.  
        SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
    10. NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
      1.  
        データベースおよびアプリケーションエージェントでのローカライズ環境のサポート
      2.  
        特定の NetBackup ユーザー定義の文字列には非 US ASCII 文字を含めないようにする
  4. 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
    1.  
      Veritas Services and Operations Readiness Tools について
  5. 付録 B. NetBackup のインストール要件
    1.  
      NetBackup のインストール要件について
    2.  
      NetBackup に必要なオペレーティングシステムパッチと更新
    3.  
      NetBackup 10.3 のバイナリサイズ
  6. 付録 C. NetBackup の互換性の要件
    1.  
      NetBackup のバージョン間の互換性について
    2.  
      NetBackup の互換性リストと情報について
    3.  
      NetBackup の End-of-Life のお知らせについて
  7. 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
    1.  
      NetBackup の関連マニュアルについて

NetBackup 10.3 の RESTful API

NetBackup 10.3 は、更新された RESTful アプリケーションプログラミングインターフェース (API) と新しい RESTful API の両方を備えています。これらの API は、REST (Representational State Transfer) アーキテクチャで構築されています。これらは、ご使用の環境で NetBackup を構成および管理できる Web サービスベースのインターフェースを提供します。

API のマニュアル

NetBackup API のマニュアルは、SORT とプライマリサーバーにあります。「はじめに」のセクションで、該当するバージョンのトピックと新機能のトピックを参照してください。

  • SORT の場合:

    NetBackup API のマニュアルは、SORT で入手できます。

    [HOME]、[ナレッジベース (KNOWLEDGE BASE)]、[文書 (Documents)]、[製品バージョン (Product Version)] 10.3

    [API リファレンス (API Reference)]の下を参照します。『はじめに』のマニュアルには、NetBackup API の使用に関する背景情報が記載されています。API YAML ファイルも参照できますが、実用的ではありません。SORT 上のマニュアルからは API をテストできません。

  • プライマリサーバーの場合:

    API は、プライマリサーバー上の YAML ファイルに格納されています。

    https://<primary_server>/api-docs/index.html

    API は Swagger 形式で記述されています。この形式では、コードを確認し、API の実際の呼び出しを実行して機能をテストできます。Swagger API を使用するには、プライマリサーバーと API にアクセスするための適切なセキュリティ権限が必要です。

    注意:

    Veritas は、開発環境でのみ API をテストすることをお勧めします。Swagger ファイルから実際の API の呼び出しを実行できるため、本番環境では API をテストしないでください。

新しい API

NetBackup 10.3 には、次の機能強化された API が新たに導入されました。

  • ライセンス:

    • 資格の追加。

    • 資格の取得。

    • 資格の削除。

  • マルチパーソン認証:

    • ID による MPA チケットの更新。

    • MPA チケットリストの取得。

    • ID による MPA チケットの取得。

    • MPA 構成のリストの取得。

    • ID による MPA 構成の更新。

  • 事前チェック:

    • 作業負荷資産での事前チェックの実行。

  • レートリミッタ:

    • レート制限構成の作成。

    • レート制限構成の更新。

    • レート制限構成の削除。

    • レート制限構成のリストの取得。

    • ID によるレート制限構成の取得。

  • OpenStack の作業負荷:

    • OpenStack リカバリポイントのインスタントアクセスマウントの作成。

    • ID によるインスタントアクセスマウントの取得。

    • インスタントアクセスマウントのリストの取得。

    • ID によるインスタントアクセスマウントの削除。

  • NetBackup OpenStack VM サーバー:

    • NetBackup OpenStack VM の登録。

    • NetBackup OpenStack VM の削除。

  • メディアサーバー:

    • メディアサーバーの削除。

    • メディアサーバーのディレクトリ情報の取得。

    • メディアサーバーの状態の更新。

    • メディアサービスのデーモン状態の更新。

  • リストアログ:

    • リストアログ詳細の ID による取得。

    • リストアログファイルの ID によるダウンロード。

    • リストアログファイルの ID による削除。

  • Snapshot Manager:

    • Snapshot Manager の NetBackup への登録。

  • 異常の拡張機能:

    • 拡張機能用の異常リストの取得。

    • 拡張機能用の ID による異常の取得。

    • 拡張機能用の ID による異常レコードの削除。

    • ID による異常状態の更新。

    • ID によるテンプレート構成の取得。

    • ID による構成の作成。

    • ID による構成の更新。

    • ID による構成の取得。

バージョン化された API

これらは、最新の変更のために NetBackup 10.3 でバージョン化された API です。適切なバージョンを指定することで、これらの API の以前のバージョンも引き続きサポートされます。詳しくは、SORT の API リファレンスのバージョン管理に関するセクションを参照してください。

POST snapshot-mgmt-servers:

  • `POST /config/servers/snapshot-mgmt-servers` には、次の属性の変更があります。

    `username``password``fingerprint`、および `securityToken` が、オブジェクト `snapshotMgmtServer` の要求本文ペイロードから削除されます。

    これらの属性は、TLS 証明書ベースの認証メカニズムが Snapshot Manager 通信に使用されるためサポートされません。