NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 10.2 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup の新しい拡張と変更について
- NetBackup 10.2 の新機能、変更点、拡張機能
- Veritas 用語の変更点
- NetBackup Web UI の改善点
- 新しい EEB 管理ビュー
- Veritas Alta Recovery Vault Azure および Azure Government の構成
- NetBackup 10.2 の RESTful API
- NetBackup 10.2 のサポートの追加および変更点
- BMR (Bare Metal Restore) オペレーティングシステムのサポートの追加
- 古い認証モデルのサポート終了
- 正確なライセンスのサポート
- 将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
- NetBackup 10.2 の新しい NetBackup Scale-Out Relational Database
- NetBackup 10.2 にアップグレードするための前提条件
- Linux 環境では、root ユーザーが NetBackup デーモンを起動するときに新しい root 以外のデータベースユーザーが必要
- ポート 13787 の新しい接続プール
- NetBackup 10.2 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにプライマリサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
- 保存されたクレデンシャルを使用した (ユーザー名またはパスワードへのアクセス不要) VMware ゲスト VM バックアップからの単一ファイルリカバリに対する Web UI のサポート
- デフォルトの VMware 管理者の役割に追加されたクレデンシャル権限
- 複数のユニバーサル共有での Oracle Copilot のサポート
- Snapshot Manager での Azure リカバリポイントの使用
- スナップショットバックアップからの単一ファイルリストア
- 弾力性に優れたメディアサーバーが提供するレプリカの自動スケーリング
- マニュアルの変更
- 操作上の注意事項
- NetBackup 10.2 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
- NetBackup Snapshot Manager (以前の NetBackup CloudPoint)
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- CentOS リポジトリミラー URL の更新
- haproxy 接続で NetBackup for OpenStack Datamover API (NBOSDMAPI) サービスがタイムアウトする
- 増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
- NetBackup VM が 3 ノードクラスタの場合、NetBackup プライマリサーバーがトークンを再発行しない
- スナップショットがあるポリシーを削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
- NBCA を使用して NetBackup プライマリサーバーに接続できない
- リストア後に除外された Ceph ボリュームをマウントまたはフォーマットできない
- リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
- 新しい NetBackup VM をクラスタに追加するとき、NBOSVM の再構成に失敗する
- NetBackup クラスタで新しいノードを取得した後にデータベースが同期されない
- ブートディスク上のデータが除外されているにもかかわらずバックアップされる
- 再初期化とインポートの後、OpenStack 証明書が見つからない
- CLI でのインポートによってスケジューラの信頼の値が無効に変更される
- NetBackup Appliance を再初期化した後、ノードの詳細を取得できない
- 多数のポリシージョブが同時に実行されるとスナップショットが「object is not subscriptable」で失敗する
- SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup 10.2 にアップグレードするための前提条件
内部テストでは、アップグレードプロセスにかかる時間が以前のリリースよりも短くなる可能性があることが示されています。ただし、アップグレードプロセス中にデータベース変換の時間を延長できるように準備してください。データベース変換に関する詳細と推定時間について詳しくは、『NetBackup アップグレードガイド』を参照してください。
NetBackup 10.2 へのアップグレードの一環として、次の前提条件があります。
Veritasでは、アップグレードの前に nbdb_admin -validate コマンドを実行し、報告された問題を解決することを強くお勧めします。
Veritasは、NetBackup をアップグレードする前に、データベース事前チェックツールを実行して潜在的なデータの問題を特定することをお勧めします。事前チェックツールの使用方法については、https://sort.veritas.com/utility/nbdb-utf8-check を参照してください。
データベース事前チェックツールで最適なパフォーマンスを得るには、nbdb_unload ユーティリティの EEB Hotfix をインストールします。次の記事を参照してください。
https://www.veritas.com/content/support/en_US/downloads/update.UPD714038
Veritasでは、クラスタ化されたプライマリサーバーのアクティブノードが正常にアップグレードされた後、
pgsql_utf8_error.txtファイルを検索することをお勧めします。クラスタサーバーでは、無効な UTF-8 文字の通知は表示されません。このファイルの場所について詳しくは、次の技術情報のソリューションに関するセクションを参照してください: https://www.veritas.com/support/en_US/article.100055347Veritasでは、アップグレード前に NetBackup データベースのデフラグを行い、全体的な変換エクスペリエンスを向上させることをお勧めします。データベースをデフラグするための[再編成 (Reorganize)]オプションについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
アップグレードの 24 時間以内にカタログバックアップを実行する必要があります。
NetBackup データベースの 2 倍のサイズの空きディスク領域があることを確認します。
このガイドの付録「NetBackup のインストール要件」も参照してください。