NetBackup™ リリースノート

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.1.1)
  1. NetBackup 10.1.1 について
    1.  
      NetBackup 10.1.1 のリリースについて
    2.  
      NetBackup の最新情報について
    3.  
      NetBackup サードパーティの法的通知について
  2. 新機能、拡張機能および変更
    1.  
      NetBackup の新しい拡張と変更について
    2. NetBackup 10.1.1 の新機能、変更点、拡張機能
      1.  
        Veritas 用語の変更点
      2.  
        耐性バックアップジョブ機能が利用可能になりました
      3.  
        エージェントレスリカバリのサポートによるインスタントアクセスへの切り替え
      4.  
        NetBackup Web UI のアクティビティモニターの改善点
      5.  
        Flex Scale Web UI の追加の NetBackup Flex Scale 機能
      6.  
        NetBackup Web UI にインポートできる限られた種類のジョブフィルタ
      7.  
        NetBackup 10.1.1 の RESTful API
      8.  
        NetBackup 10.1.1 のサポートの追加および変更点
      9.  
        BMR (Bare Metal Restore) オペレーティングシステムのサポートの追加
      10.  
        NetBackup Web UI でサポートされる追加のポリシー形式
      11.  
        複数のユニバーサル共有での Oracle Copilot のサポート
      12.  
        ファイルシステムボリュームを使用した Kubernetes アプリケーションのバックアップとリストア
      13.  
        将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
      14.  
        NetBackup 10.1.1 用にインストールされた NetBackup IT Analytics Data Collector
      15.  
        NetBackup 10.1.1 のインストール後またはこのバージョンへのアップグレード後すぐにプライマリサーバー上のクラウド構成ファイルを更新する
  3. 操作上の注意事項
    1.  
      NetBackup 10.1.1 の操作上の注意事項について
    2. NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
      1.  
        Windows で NetBackup 10.1.1 のアップグレードが失敗した場合に以前のログフォルダ構造に戻す
      2.  
        ネイティブインストールの要件
      3.  
        NetBackup サーバーで RFC 1123 と RFC 952 に準拠したホスト名を使用する必要がある
      4.  
        HP-UX Itanium vPars SRP のコンテナのサポートについて
    3. NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
      1.  
        一部の作業負荷環境におけるアップグレード前のジョブデータベースのサイズの削減
    4. NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
      1.  
        [カタログ (Catalog)]領域で列を追加または削除する際に NetBackup Web UI で遅延が発生する
      2.  
        資産に対する RBAC 権限が制限されている作業負荷管理者がジョブの処理を利用できない
      3.  
        Web UI アクティビティモニターにある一部の失敗したジョブでポリシー名のリンクが機能しない
      4.  
        [今すぐバックアップ (Backup Now)]でジョブの再起動がサポートされない
      5.  
        NetBackup 管理コンソールの X フォワーディングで断続的に問題が発生する
      6.  
        Solaris 10 Update 2 以降がインストールされている Solaris SPARC 64 ビットシステムで簡体中国語 UTF-8 ロケールを使用すると、NetBackup 管理コンソールでエラーが発生する
    5. NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
      1.  
        Linux クライアントでの BMR リストア後に NetBackup サービスが自動的に起動しないことがある
      2.  
        BMR の直接 P2V VM 変換タスクが状態コード 7 で失敗する
    6. NetBackup Snapshot Manager (以前の NetBackup CloudPoint)
      1.  
        NAS データ保護ポリシーのスナップショットからのバックアップジョブがエラー 927 で失敗する
    7. NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
      1.  
        ファイルパスの親ディレクトリが NDMP 増分イメージに存在しないことがある
    8. NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
      1.  
        CentOS リポジトリミラー URL の更新
      2.  
        haproxy 接続で NetBackup for OpenStack Datamover API (NBOSDMAPI) サービスがタイムアウトする
      3.  
        Horizon UI のポリシースケジュールの開始時刻がポリシーで構成されている時間と異なる
      4.  
        増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
      5.  
        NetBackup VM が 3 ノードクラスタの場合、NetBackup プライマリサーバーがトークンを再発行しない
      6.  
        スナップショットがあるポリシーを削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
      7.  
        NBCA を使用して NetBackup プライマリサーバーに接続できない
      8.  
        リストア後に除外された Ceph ボリュームをマウントまたはフォーマットできない
      9.  
        リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
      10.  
        新しい NetBackup VM をクラスタに追加するとき、NBOSVM の再構成に失敗する
      11.  
        NetBackup クラスタで新しいノードを取得した後にデータベースが同期されない
      12.  
        ブートディスク上のデータが除外されているにもかかわらずバックアップされる
      13.  
        再初期化とインポートの後、OpenStack 証明書が見つからない
      14.  
        CLI でのインポートによってスケジューラの信頼の値が無効に変更される
      15.  
        NetBackup Appliance を再初期化した後、ノードの詳細を取得できない
      16.  
        多数のポリシージョブが同時に実行されるとスナップショットが「object is not subscriptable」で失敗する
      17.  
        SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
    9. NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
      1.  
        データベースおよびアプリケーションエージェントでのローカライズ環境のサポート
      2.  
        特定の NetBackup ユーザー定義の文字列には非 US ASCII 文字を含めないようにする
  4. 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
    1.  
      Veritas Services and Operations Readiness Tools について
  5. 付録 B. NetBackup のインストール要件
    1.  
      NetBackup のインストール要件について
    2.  
      NetBackup に必要なオペレーティングシステムパッチと更新
    3.  
      NetBackup 10.1.1 のバイナリサイズ
  6. 付録 C. NetBackup の互換性の要件
    1.  
      NetBackup のバージョン間の互換性について
    2.  
      NetBackup の互換性リストと情報について
    3.  
      NetBackup の End-of-Life のお知らせについて
  7. 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
    1.  
      NetBackup の関連マニュアルについて

NetBackup のインストール要件について

今回の NetBackup のリリースには、インストールに必要な最小システム要件と手順への変更が含まれている可能性があります。これらの変更は、Windows と UNIX の両方のプラットフォームの最小システム要件に影響します。『NetBackupリリースノート』のインストール指示に関する多くの情報は、利便性を考慮して提供されています。インストール指示について詳しくは、『NetBackup インストールガイド』および『NetBackup アップグレードガイド』に記載されています。

NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項を参照してください。

  • NetBackup サーバーソフトウェアをアップグレードする前に、NetBackup カタログをバックアップして、カタログバックアップが正常に終了したことを確認する必要があります。

  • データベースの再構築は、多くの場合、NetBackup のメジャー、マイナー (一重ドット)、およびリリース更新 (二重ドット) の各バージョンで発生します。したがって、NetBackup 10.1.1 にアップグレードする前に、NetBackup データベースのサイズ以上の空きディスク領域が利用可能になっている必要があります。つまり、デフォルトインストールに対して、/usr/openv/db/data (UNIX) または <install_path>\Veritas\NetBackupDB\data (Windows) のディレクトリを含むファイルシステムにそれだけの空き領域が必要です。これらのいずれかのディレクトリの一部のファイルの場所を変更する場合は、その場所にファイルのサイズ以上の空き領域が必要です。代替の場所への NBDB データベースファイルの格納について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。

    メモ:

    この空きディスク領域の要件は、アップグレードを始める前に、カタログバックアップを正常に終了するためのベストプラクティスを実行していることを前提としています。

  • プライマリサーバーとメディアサーバーでは、NetBackup を正常に実行するために、プロセス単位のファイル記述子の最小ソフト制限を 8000 にする必要があります。

    ファイル記述子の数が不十分な場合の影響の詳細については、Veritas のサポート Web サイトの次の記事を参照してください。

    http://www.veritas.com/docs/000013512

  • NetBackup のプライマリサーバーとメディアサーバーは、起動時および 24 時間ごとにサーバーのバージョン情報を交換します。この交換は自動的に行われます。アップグレード後の起動時に、アップグレードされたメディアサーバーは vmd サービスを使って自身のバージョン情報をサーバーリストに示されているすべてのサーバーにプッシュします。

  • Veritas は、メディアサーバーのアップグレードの実行中は、プライマリサーバーのサービスを起動して利用可能な状態にしておくことをお勧めします。

  • すべての圧縮ファイルは gzip を使用して圧縮されています。これらのファイルのインストールには gunzip と gzip が必要なので、NetBackup をインストールする前にコンピュータにこれらがインストールされていることを確認します。HP-UX を除くすべての UNIX プラットフォームでは、バイナリは /bin または /usr/bin に存在し、このディレクトリが root ユーザーの PATH 変数に含まれていると想定されています。HP-UX システムでは、gzip コマンドおよび gunzip コマンドは /usr/contrib/bin に存在すると想定されています。インストールスクリプトを実行すると、PATH 変数にこのディレクトリが追加されます。UNIX でインストールを正常に実行するには、これらのコマンドが存在する必要があります。