Veritas NetBackup™ LiveUpdate ガイド
LiveUpdate ポリシーの概要
LiveUpdate ポリシーを使用すると、更新する NetBackup サーバーおよびクライアントを制御できます。 更新時期の制御を可能にするポリシーを手動でアクティブ化する必要があります。
NetBackup をインストールする場合、LiveUpdate エージェントは自動的にインストールされます。インストール時に追加の設定情報は不要です。LiveUpdate ポリシーを使用して、ホストがポリシーで使用する LiveUpdate サーバーを指定します。
たとえば、マスターサーバーと 2 台の他のホストに LiveUpdate をインストールしたとします。 これらの 3 台のサーバーはすべて LiveUpdate サーバーとして設定されます。 LiveUpdate ポリシーを作成するときに、[LiveUpdate サーバーの位置 (LiveUpdate Server Location)]を指定する必要があります。 3 つの LiveUpdate サーバー名のいずれかを[LiveUpdate サーバーの位置 (LiveUpdate Server Location)]に指定します。 次に LiveUpdate ポリシーでアップデートするホストのすべてのホスト名を追加します。 ポリシーを実行すると、指定済みの[LiveUpdate サーバーの位置 (LiveUpdate Server Location)]がポリシー内のすべてのホストに割り当てられます。
または、個別の各ホストで[LiveUpdate サーバーの位置 (LiveUpdate Server Location)]を設定できます。 ホストで LiveUpdate ポリシーを実行する前に、この設定を使用する必要があります。
LiveUpdate ポリシーを作成する場合は、次のガイドラインを使用してください。
互換性 |
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LiveUpdate ポリシーを実行するサーバー | NetBackup サービスおよびデーモンはリリース更新のインストール中に停止するため、LiveUpdate ポリシーに次のサーバーを追加しないでください。
これらのサーバーはコマンドラインインターフェースを使用して更新する必要があります。 NetBackup LiveUpdate を使ったサーバーの更新を参照してください。 |
クラスタシステム | クラスタのすべてのノードを更新する必要があるため、LiveUpdate ポリシーにすべての実際のホスト名 (仮想名でない) が含まれていることを確認してください。ベストプラクティスは、クラスタサーバーごとに別々のポリシーを持つことです。 次にすべてのノードのホスト名をそのクラスタのポリシーに含めます。 また、LiveUpdate ポリシーの[ポリシーごとにジョブ数を制限する (Limit jobs per policy)]属性は、クラスタのノード数以上に設定する必要があります。 この設定により、すべてのノードが同時に更新される可能性が高くなり、ノード更新中のフェールオーバーの可能性を低減できます。 すべてのノードが更新される前にフェールオーバーが発生すると、アクティブノードの NetBackup データベースおよびバイナリが不一致になる可能性があります。 |
LiveUpdate ポリシーは、バックアップポリシーの形式ではなく、NetBackup の汎用ポリシーの形式です。 NetBackup 管理コンソールで、LiveUpdate ポリシーは[ポリシー (Policies)]タブに表示されません。 LiveUpdate ポリシーを表示し、管理するには、[ファイル (File)] > [LiveUpdate] をクリックするか、または LiveUpdate アイコンをクリックします。